VIVA LA ROCK への初出演が決まった時、最初に連絡したのは、喧嘩して辞めた元メンバーだった。
他にも辞めた元メンバーはたくさんいるけど、電話したのは彼だけだった。
彼とバンドを組んでいた頃、フェスに出たいとか、売れたいとか、よく話していた。
しょぼいレーベルイベントに金を払って出ていた日々。
大量のチラシを配っては捨てられていた日々。
ライブ中に彼が突然「みんな手を挙げてください」と言って、俺が「そんなダサいことさせるな」と言って喧嘩した日々。
結局、彼がいる間は何もうまくいかず、「やった」と思えた瞬間は一度もなかった。
でも、一つだけ確かなことがあった。
俺たちは頑張っていた。それは本当だった。
最後はくだらないことで別れて、俺は彼を去らせた。
今さら「フェスに来いよ」って誘った理由も自分でもわからない。
彼は喜ぶだろうか? 楽しめるだろうか?
今の俺を見て軽蔑するだろうか?
わからなかったけど、見てほしかった。
普段は近しい人にライブを見られたくないけど、今回は見てほしかった。
VIVA LA の出番が近づいた。
曲を書くとき、たくさんの人に届くことを考えて書くことはほとんどない。
一人で十分。いつもそう思っている。
この日は、その元メンバーに向けてやろうと思っていた。
彼のおかげでここに立っていると伝えるために。
俺たちのステージはそれほど大きくなく、端から端まで見渡せるくらいだった。
きっと彼を見つけて、目を見ながら伝えられると思っていた。
ところが、出番前にトイレでばったり会った。そんなことある?
「頑張れよ」と彼は言った。
頑張るっての。
ライブが始まった。
「準備はいいか、VIVA LA?」と言った。
コールアンドレスポンスもやった。
指を鳴らさせることまでやった。
結局、彼は見つからなかった。
終わった後に彼から来た LINE メッセージ:
「楽しかった。ありがとう。」
思った、たぶんこれ、ライブがあまり良くなかった時に送るメッセージだ。
でも、覚悟はしていた。
「そんなダサいことさせるな」と言われると思っていた。
全部わかってるのは君だけだ。
今の俺の方がもっとバカに見えると言ってくれ。
おかげで、めちゃくちゃ楽しい。
あの惨めな日々と今。
ありがとう。
追伸
遅くなりましたが、フェスに来てくれた皆さん、ありがとうございました。そして、出演させてくれた皆さん、ありがとうございました。
正直…あの元メンバーのことを考えていたんだけど…
来てくれた皆さんに感謝しかなかった…
ある意味、自分たちの力じゃなかった気がして…
ライブ中、楽しんでいる人たちを見て、俺たちも楽しくなった。
いつも来てくれる人たちがこんなに楽しそうで感動して、普段はちゃんと楽しませられていないんじゃないかと心配になった。
…マジで、感動してる場合かよ。
まだまだ足りないところばかりだけど、いただいただいたものは倍返しするから、これからも応援よろしくお願いします。
楽しかった!!
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