
Microsoft 365 Copilot の隠れた 10 の活用テクニック
AI features
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TL;DR
本ガイドでは、Excel での Python を活用したデータ分析から音声によるメール管理まで、Microsoft 365 Copilot の高度な 10 の機能を解説し、生産性を最大限に引き出す方法を紹介します。
Reading the 日本語 translation
「Copilot を使っていますが、Word で文字を入力するためだけに使っています。」
そんな人のために、徹底調査で見つけた「使える」機能を 10 個まとめました。
Microsoft 365 Copilot は現在、世界の大手企業の 90% 以上に導入されています。導入は進んでいるものの、その機能をフル活用している人は少ないという印象です。
私自身も Copilot のヘビーユーザーではありません。だからこそ、Microsoft の公式ドキュメントやリリースノートを徹底的に調べ、「一般ユーザーが気づきにくい盲点」を抽出しました。
この記事で得られるもの:
❶ 2026 年 4 月時点で実際に使える 10 の機能
❷ それぞれの対象ライセンス(無料または有料)
❸ コピペして使えるプロンプト例
第 1 章:2026 年 4 月 15 日から変わった Copilot の状況
まず、重要な事実を 1 つお伝えします。
2026 年 4 月 15 日、Microsoft は大きな変更を行いました。
従業員数 2,000 人以上の企業では、有料の Microsoft 365 Copilot ライセンスを持たないユーザーは、Word、Excel、PowerPoint、OneNote 内で Copilot 機能を使用できなくなりました。
つまり、「会社がどのライセンスを持っているか」によって使える機能が明確に分かれる時代に突入したのです。
そこで本記事では、各機能の対象ライセンスを明記します。
【無料の Copilot Chat】 商用 Microsoft 365 ユーザーが追加料金なしで利用できる機能
【有料の Microsoft 365 Copilot】 月額 30 ドルの有料アドオンが必要な機能
【Insider Early Access】 まだベータ/プレビュー段階の機能
なお、本記事の全機能は、Microsoft 公式のリリースノート(2026 年 1 月~3 月版)およびサポートドキュメントで確認済みです。一次情報源を優先しています。
第 2 章:Copilot Chat 編|知らないと損する 3 つの機能
❶ スラッシュ「/」で社内ファイル・人・会議を瞬時に参照
対象:【有料の Microsoft 365 Copilot】
Copilot Chat のプロンプト入力欄に「/」と入力すると、最近使ったファイル、人、会議の候補がドロップダウンリストで表示されます。
この機能は Microsoft 公式サポートに明記されていますが、意外と知られていません。
プロンプト例
「/Weekly Sales Meeting の内容に基づいて、来週の議題案を作成してください。」
スタートアップ時代の 15 年間、私は毎週の会議資料の準備を関連ファイルを検索することから始めていました。この機能を見ると、今までの時間は何だったのかと思ってしまいます。
❷ Copilot の応答を選択して「Ask Copilot」でさらに深掘り
対象:【無料の Copilot Chat】
Copilot が返した応答の特定部分をハイライトすると、「Ask Copilot」ボタンが表示されます。
これにより、長い応答の中でも気になる部分だけに焦点を当てて、追加質問をすることができます。
「全体的な応答は長いけど、一部だけ深掘りしたい」という場面で効果的です。
❸ メール本文をハイライトして、その部分だけを参照元にする
対象:【無料の Copilot Chat】
Outlook でメールを開いた状態で Copilot Chat を使うと、そのメールが自動的に参照元になります。
さらにあまり知られていないのが、メール本文の特定部分をハイライトすると、参照元がその部分だけに絞られる仕様です。
プロンプト例
「ハイライトした部分について、懸念点と確認すべき点を 3 つ整理してください。」
「メール全体ではなく、佐藤さんの最後のコメントだけに焦点を当てた返信案を作成する」といった細かいタスクに使えます。
第 3 章:Excel 編|数式を知らなくても分析できる 2 つの機能
❹ Python を使った Copilot in Excel で数式知識ゼロからの分析
対象:【有料の Microsoft 365 Copilot】
Excel に「このデータを Python で分析して」と日本語で指示するだけで、Copilot が Python コードを自動生成し実行します。
pandas や matplotlib などのライブラリのインポートも完全自動化。コードが読めなくても結果が得られます。
プロンプト例
「A 列から F 列までの売上データの月次傾向を Python で分析してください。また、前月比のグラフを作成し、新しいシートに保存してください。」
「Python は難しそう」と感じる人ほど、試す価値のある機能です。日本語で指示するだけで、データ分析にすぐに取り掛かれます。
❺ COPILOT 関数(現在 Insider Early Access の注目機能)
対象:【Insider Early Access】
セルに「=COPILOT("...", 範囲)」と直接記述することで、AI 処理を数式として実行できる機能です。
ただし、重要な注意点があります。
2026 年 4 月時点で、COPILOT 関数は Microsoft 365 Insiders Beta Channel および Frontier Program の早期アクセス段階です。一般提供(GA)の正式な日程はまだ発表されていません。
ビジネスでの本格導入は GA 後をおすすめします。Insider 参加者は今すぐ試せます。
構文例
=COPILOT("これらのカスタマーレビューをポジティブ、ネガティブ、ニュートラルに分類してください", A2:A100)
この機能を使うと、スプレッドシート内で自然言語処理が完結する未来を先取りできます。今後の正式リリースに向けて知っておいて損はありません。
第 4 章:Word & PowerPoint 編|白紙から原稿が完成する 2 つの機能
❻ Word Agent / PowerPoint Agent でゼロから完成原稿
対象:【有料の Microsoft 365 Copilot】
2026 年に正式ローンチしたエージェント機能です。Word Agent は 2025 年 11 月、Excel Agent は 2025 年 12 月、PowerPoint Agent は 2026 年 2 月に展開されました。
「来期の営業戦略の提案書」と伝えるだけで、構成、本文、スタイルを含む高品質なドラフトが返ってきます。
プロンプト例
「来期の営業戦略提案書を作成してください。対象は経営会議メンバー 5 名、目的は来期施策の承認、構成は現状の課題、3 つの施策、KPI、スケジュールの順、トーンはデータドリブンで簡潔にお願いします。」
白紙のページから提案書を始める苦痛は、Agent 機能の登場で大幅に軽減されました。
❼ PowerPoint の全スライドの書式を一括統一
対象:【有料の Microsoft 365 Copilot】
「Copilot で編集」機能を使うと、プレゼンテーション全体のフォント、サイズ、箇条書きスタイルを一発で統一できます。
2026 年 3 月に Web 版でロールアウトされた新機能で、Windows 版と Mac 版は順次展開中です。
複数人で作成したプレゼンで「フォントがバラバラ」「章ごとに箇条書きの形式が違う」といった問題を、Copilot に依頼するだけで解決できます。
この機能を使えば、最終的な「仕上げ」作業をすべて AI に任せられます。
第 5 章:Outlook & モバイル編|時間を取り戻す 3 つの機能
❽ チャットするだけで自動返信のオン/オフと期間を設定
対象:【無料の Copilot Chat】
設定画面を開かなくても、Copilot Chat に話しかけるだけで自動返信を設定できます。
プロンプト例
「来週の月曜日から金曜日まで自動返信をオンにしてください。文体は前回の出張時の自動返信と同じような感じでお願いします。」
「自動返信の設定ってどこだっけ」と毎回探す手間がゼロになります。
❾ Outlook Mobile の「音声キャッチアップ」で耳だけのメール処理
対象:【無料の Copilot Chat】
この機能は 2026 年 1 月に iOS、2026 年 2 月に Android 向けに提供開始されました。
Outlook モバイルアプリのホーム画面で Copilot を開き、「音声キャッチアップ」をタップすると、未読メールの要約から返信の下書き、アーカイブ、ピン留め、フラグ設定まで、すべてハンズフリーで音声操作できます。
通勤電車や移動中に、耳だけを使ってメール処理を進められます。手を使わずに「処理済み」状態にできるのは大きいです。
❿ ミーティングビデオのリキャップ
対象:【有料の Microsoft 365 Copilot】
この機能は 2026 年 3 月から提供開始されました。
録画が有効な 10 分以上の会議に対して、テキストの要約に加えて、ナレーション付きのハイライト動画を自動生成します。
「会議の録画を最初から最後まで見る時間はないけど、動画でポイントを把握したい」というニーズに応える機能です。
ただし、注意点があります。2026 年 4 月時点では英語のみ対応。日本語対応は順次予定されています。
第 6 章:今日からできる 3 つのステップ
ここまで読んでいただいた方に、今日からできるたった 3 つのアクションを提案します。
ステップ 1 → Copilot Chat の入力欄で、一度スラッシュ「/」を打ってみてください。社内ファイルの候補が表示されます。これだけで「あ、こんな機能があったんだ」と実感できます。
ステップ 2 → Outlook で未読メールを開きながら、Copilot Chat に「このメールに対する丁寧な返信の下書きを作成してください」と話しかけてみてください。コピペ作業がゼロになる感覚を体験できます。
ステップ 3 → 私が AI を使ってテキストを 1,000 回以上書いた経験から言うと、AI の出力品質の 80% はプロンプトの書き方で決まります。今日紹介した機能のうち、1 つだけでも試してみてください。
「フル活用している」と「ただ持っているだけ」の違いは、ここから始まります。
ライセンスを持っているのに機能を眠らせておくのは、本当にもったいないです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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