今のCopilotは、文章を作るだけのAIではありません。
社内情報を探す。使う資料を指定する。ExcelやPowerPointの作業を手伝う。会議内容を整理し、メールの下書きを作る。さらに、複数の作業をまとめて進められる機能も登場しています。
この記事では、会社員が知っておきたい30の使い方を、「何ができるか→どこで使うか→何に注意するか」の順で紹介します。
ただし、同じCopilotでも契約、管理者設定、端末、更新状況によって使える機能が違います。最初に、自分の名前の下に表示される契約を確認してください。
C:Copilot Chat(Basic)
B:M365 Copilot(Basic)
P:M365 Copilot(Premium)
Cは、Copilot ChatではWeb検索と自分で指定したファイルの利用が中心です。ただし、Outlook内では、対象となるMicrosoft 365契約があれば、追加のCopilotライセンスなしでも、受信箱や予定表への一部の質問・操作を使える場合があります。
Bでは、対象となるWord、Excel、PowerPointなどでもCopilotを利用できます。
Pでは、Work IQを使ってメール、会議、チャット、ファイルなどを横断して調べられます。ResearcherやAnalystなど、詳しい調査・分析を行う機能も利用できます。
○:利用できる
△:条件付き、または一部機能のみ
×:利用できない
契約名の確認方法:
機能が見つからない場合は、契約だけでなく、管理者設定、Microsoft 365 Appsの更新状況、段階的な提供の対象かどうかも確認してください。
本題の前に、少しだけお知らせです。
ChatGPT・Claude・Copilotは、使い方を知っているだけで仕事の速さがかなり変わります。
無料オープンチャットでは、SNSでは書きにくい
・AIを使った業務時短
・仕事で使える具体的な活用法
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をこれから発信していきます。
「質問するだけ」で止まっている人ほど、今のうちに参加しておくのがおすすめです。
それでは、本編をどうぞ↓↓↓
まず覚えたいCopilotの基本機能
1.「/」で使う資料を直接指定する
対象:C△/B△/P○
※C・Bはファイルのみ。Pは人物、メール、会議も指定可能
できること:回答に使う資料をプロンプト内で指定できます。同じ案件の資料だけで要約したい時に便利です。
使い方:CとBでは、Copilot Chatの入力欄に「/」を入力し、使いたいファイルを選びます。PではWork IQをオンにすると、ファイルだけでなく、人物、会議、メールも指定できます。
注意:同じ名前のファイルが複数ある場合は、保存場所と更新日を確認してください。
C・B向けプロンプト:
▼ここからコピー
/[資料名]だけを根拠に、決定事項、未決事項、担当者、期限を整理してください。資料に書かれていない内容は補わず、「記載なし」と表示してください。
▲ここまで
公式情報:
2.Work IQで社内情報を横断して調べる
対象:C×/B×/P○
できること:自分がアクセスできるメール、会議、チャット、ファイルなどを横断して調べられます。
使い方:Copilot ChatでWork IQをオンにしてから質問します。Web中心で調べたい時はオフにします。
注意:Copilotが新しい閲覧権限を得るわけではありません。ただし、社内で広く共有されすぎたファイルは見つけやすくなるため、元のアクセス権も確認してください。
3.回答に使う資料を選ぶ
対象:C△/B△/P○
できること:Copilotが回答を作る時に使う資料を選べます。関係のない資料やWeb情報が混ざるのを防ぎたい時に便利です。
使い方:「Add and manage sources(情報源の追加と管理)」から「Change data sources(情報源を変更)」を開き、使う情報源を選びます。
注意:CとBではWebや自分で追加したファイルが中心です。メール、会議、チャットなどの社内情報を選ぶにはPが必要です。
4.Copilotの回答をページとして追記・修正する
対象:C○/B○/P○
できること:Copilot Pagesを使うと、回答をその場限りにせず、追記・修正できるページへ変えられます。
使い方:回答の下にある「Edit in Pages(Pagesで編集)」を選びます。背景、決定事項、未決事項、次の行動などを追記します。
注意:共有する前に、元資料の閲覧権限とページの共有範囲を確認してください。
5.Notebooksを案件専用の相談場所にする
対象:C△/B△/P○
できること:案件に関係するファイル、ページ、Webサイトなどをまとめ、その資料を中心にCopilotへ質問できます。
CとBでは最大50件の資料を追加できます。Pでは300件を超えて追加できますが、回答の根拠として使われるのは先頭から最大300件です。
Pでは、Teamsの会議やSharePoint、OneDrive上の社内情報も追加できます。利用できる資料の種類は、契約や提供状況によって異なります。
使い方:Microsoft 365 CopilotのNotebooksで新しいNotebookを作り、案件に必要な資料を追加します。
注意:共有Notebookへ資料を追加すると、相手にその資料のアクセス権を求める場合があります。共有前に権限を確認してください。
公式情報:
6.よく使う依頼を定期実行する
対象:C×/B×/P○
できること:週報や案件確認など、同じ質問を決まった日時に繰り返せます。
使い方:一度プロンプトを実行し、メニューから「定期実行(Schedule this prompt)」を選びます。頻度、日時、通知方法を設定します。
注意:古い情報を毎回まとめ続けないよう、対象期間と案件名を明記してください。管理者設定や提供状況によって表示されない場合があります。
P向けプロンプト:
▼ここからコピー
毎週月曜の午前8時30分に、先週の[案件名]に関する人物、会議、メール、ファイルを確認し、決定事項、変更点、今週の期限を整理してください。
▲ここまで
毎日使えるOutlookの裏ワザ
7.Outlookを普段の言葉で操作する
対象:C○/B○/P○
できること:メールの検索・要約、下書き、未読メールへのフラグ付け、予定の確認などを会話形式で頼めます。
使い方:OutlookのCopilot Chatを開き、「先週届いたA社のメールを要約して」などと入力します。
注意:CとBではOutlook内の受信箱や予定表への一部の質問・操作が中心です。Pではチャットやファイルなども横断できます。送信や予定確定の前に内容を確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-us/outlook/copilot-outlook/chat-with-copilot-in-outlook
8.共有・代理メールボックスをまとめて確認する
対象:C○/B○/P○
できること:営業窓口や問い合わせ窓口など、自分が利用できる共有・代理メールボックスの内容を要約できます。
使い方:対象のメールボックスを開き、期間、送信者、知りたい内容を指定します。
注意:利用には対象メールボックスへの権限が必要です。Copilotが権限を追加するわけではありません。
9.一連のメールのやり取りを会議招待へ変える
対象:C×/B×/P○
できること:一連のメールのやり取りから、参加者、件名、議題を引き継いだ会議招待を作れます。
使い方:対象メールから「Schedule with Copilot(Copilotで予定を作成)」を選び、候補を確認します。
注意:参加者、日時、タイムゾーン、議題を確認してから予定を確定してください。
10.会議招待の処理ルールを文章で登録する
対象:C×/B×/P○
できること:Calendar Instructionsを使い、特定の条件に合う会議招待への対応ルールを登録できます。
使い方:新しいOutlookまたはWeb版OutlookでCalendar Instructionsを開き、「上司からの招待は、予定が空いていれば承諾」などと指定します。
注意:最初の数件は自動処理の結果を確認してください。重要な会議や重複時は自動確定しない条件を入れます。
11.会議前に関連メールと資料を集める
対象:C×/B×/P○
できること:予定に関係するメール、資料、過去の会議内容をまとめ、会議前の確認時間を減らせます。
使い方:Outlookの予定を開き、「Prepare for this meeting(この会議の準備)」を選びます。
注意:同名案件や古い資料が混ざっていないか、保存場所と日付を確認してください。
12.送信前のメールを読みやすくする
対象:C△/B○/P○
※対象契約や提供状況によって表示されない場合があります。
できること:メールの言葉遣い、分かりやすさ、相手が受ける印象を確認できます。
使い方:Outlookでメールを書き、「Coaching by Copilot(Copilotによるコーチング)」を開きます。提案を確認して必要な部分だけ反映します。
注意:Copilotの提案で事実や数字が変わっていないか確認し、宛先を確認してから送信してください。
会議の見落としを減らすTeamsの裏ワザ
13.遅れて参加した会議に追いつく
対象:C×/B×/P○
できること:参加前に話された内容、決定事項、自分に関係する担当や期限を短時間で確認できます。
使い方:Teams会議内のCopilotを開き、「私が参加する前に決まったことを教えて」と質問します。
注意:文字起こしの設定や会議ポリシーによって利用可否と保存範囲が変わります。重要事項は元の発言も確認してください。
14.Teamsの回答をWordやExcelへ送る
対象:C×/B×/P○
できること:会議内容の長文要約をWordへ、担当者や期限の一覧をExcelへ送れます。
使い方:TeamsのCopilotで回答を作り、文章なら「Open in Word」、表なら「Open in Excel」を選びます。
注意:感度ラベルや会議のコピー・出力設定によって利用できない場合があります。
15.最大8件の会議を音声でまとめて聞く
対象:C×/B×/P○
できること:文字起こし済みの会議を最大8件選び、移動中にも聞ける音声概要を作れます。
使い方:TeamsのMeeting RecapsまたはMeetからAudio recapsを開き、期間、会議、スタイル、言語を選びます。
注意:文字起こしのある会議だけが対象です。複数会議の話題を取り違えていないか確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-us/teams/copilot/listen-to-audio-recaps-of-your-meetings
16.Facilitatorに会議メモと進行を手伝ってもらう
対象:C×/B×/P○
できること:Facilitatorが会議中にAIが作成した会議メモを残し、決定事項、未解決の質問、議題、時間、タスクを整理します。
使い方:Teamsの会議招待または会議中のメニューからFacilitatorをオンにします。
注意:一部の機能は、正式提供前の試験版です。AIが作成した会議メモとタスクは、会議後に参加者が確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-US/teams/copilot/facilitator-in-microsoft-teams-meetings
Excelを直接手伝ってもらう裏ワザ
17.Edit・Plan・Chatを使い分ける
対象:C×/B○/P○
できること:Edit(シートを直接変更)、Plan(作業手順だけを作成)、Chat(シートを変更せず回答)の3つを使い分けます。
使い方:ExcelでCopilotを開き、依頼内容に合わせてモードを選びます。いきなり変更されたくない時はPlanかChatから始めます。
注意:Editを使った後は、変更されたセル、数式、グラフの範囲を確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-US/Excel/copilot/get-started-with-copilot-in-excel
18.別のExcelファイルからデータを取り込む
対象:C×/B○/P○
できること:別のExcelファイルを探し、必要なデータを現在のファイルへ直接取り込めます。
使い方:Copilotへ必要なデータを説明し、候補からファイルと取り込む範囲を選び、「Import to a new sheet」を実行します。
注意:複数の候補が表示された場合は、ファイル名だけでなく保存場所とデータの内容も確認してください。現在の公式案内ではWindowsとMacが対象です。
公式情報:
19.CopilotからPython分析を実行する
対象:C×/B○/P○
できること:専門的なコードを書かなくても、傾向、外れ値、成長率、グラフなどをPythonで分析できます。
使い方:ExcelのCopilotへ、対象列と知りたい内容を具体的に伝えます。必要なら高度な分析モードを選びます。
注意:対象となるMicrosoft 365契約、対応端末、インターネット接続が必要です。追加料金がかかるPython機能は、高性能な計算環境などを利用する場合に限られます。分析結果は、元データや通常の数式でも確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-US/Excel/python/introduction-to-python-in-excel
20.誰がどこを変更したか質問する
対象:C×/B○/P○
できること:Excelファイルの変更内容を、人物、期間、セルなどの条件で絞って確認できます。
使い方:「昨日15時以降に変更された重要なセルを、変更者、内容、時刻で整理して」と質問します。
注意:監査記録の代わりにはなりません。重要な変更はバージョン履歴や元データでも確認してください。
21.Excelファイルごとのルールを登録する
対象:C×/B○/P○
できること:書式、計算方法、列の扱いなど、そのExcelファイルで守るルールを.Rulesシートへ保存できます。
使い方:Copilotの「Add work content」から「Create workbook rules」を選び、1セルに1つずつルールを書きます。
注意:Workbook Rulesは、現在は英語での利用が最も安定しています。日本語では指示が正しく反映されない場合があります。また、.Rulesシートを非表示にするとCopilotはルールを利用しません。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-us/excel/copilot/copilot-in-excel-rules
22.Excelの繰り返し作業を手順として保存する
対象:C×/B○/P○
英語表示が必要
できること:繰り返し作業の手順をCustom Skillとして保存し、何度でも呼び出せます。
使い方:Copilotの設定から「Manage skills」→「Custom skills」を開き、OneDriveに作られる専用フォルダーへ手順を追加します。
注意:ExcelのCustom Skillsは、現在、Officeの表示言語を英語に設定している場合のみ利用できます。日本語表示のExcelでは利用できません。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-US/Excel/copilot/copilot-in-excel-skills
WordとPowerPointを完成物まで進める裏ワザ
23.Wordで複数の資料を参照して下書きを作る
対象:C×/B△/P○
※Bはファイル中心。Pはメール・会議も参照可能
できること:複数の資料を使い、稟議書、提案書、報告書などの下書きをまとめて作れます。
使い方:WordのCopilotで新しい下書きを始め、参照したい資料を指定します。
注意:Bでは主にファイルを参照できます。Pではファイルに加えて、メールや会議も指定できます。古い版の資料が混ざっていないか確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-us/word/copilot/draft-and-add-content-with-copilot-in-word
24.Wordの文章を表へ変える
対象:C×/B○/P○
できること:文章で並んだ論点や担当を、比較しやすい表へ変えられます。
使い方:対象の文章を選び、Copilotから「Visualize as a Table(表として表示)」を選びます。
注意:元の文章にない情報を補っていないか、各セルを確認してください。
25.Wordの読み上げ中に音声で質問する
対象:C×/B×/P○
できること:長い文書を聞きながら、気になった場所でCopilotへ音声で質問できます。
使い方:Wordの「校閲→音声読み上げ」を開き、質問したい場所でマイクをオンにします。質問が終わったら、読み上げを再開できます。
注意:Pが必要です。音声認識を間違える場合があるため、数字や固有名詞は本文でも確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-us/word/listen-to-your-word-documents
26.全スライドの発表者ノートをまとめて作る
対象:C×/B○/P○
できること:PowerPointの全スライドに、発表用の話す内容をまとめて追加できます。
使い方:「表示→ノート」から「Generate speaker notes for all slides」を選び、生成結果を確認します。
注意:数字、出典、固有名詞は各スライドの内容と照合してください。1枚ごとの時間も人が調整します。
公式情報:
27.PowerPointの繰り返し作業を手順として保存する
対象:C×/B○/P○
できること:役員向けの確認項目、表記の統一、要約スライドの作成など、繰り返し使う作業手順をCustom Skillとして保存できます。
使い方:PowerPointのCopilotでSkillsを開き、Custom Skillを追加します。必要な時は名前を指定して呼び出します。
注意:組織で共有する場合は管理者の設定が関係します。実行結果は元資料と社内ルールに照らして確認してください。
公式情報:
https://support.microsoft.com/en-us/powerpoint/copilot/copilot-in-powerpoint-skills
詳しい調査と複数の作業を任せる裏ワザ
28.ResearcherとAnalystを使い分ける
対象:C×/B×/P○
Researcherは、社内情報やWebを調べ、出典付きのレポートを作る機能です。
Analystは、ExcelやCSVなどのデータをまとめ、傾向、外れ値、グラフなどを分析する機能です。
使い方:どちらもMicrosoft Copilotの「Agents(専用AI)」から開きます。Pと管理者の許可が必要です。
注意:Researcherの出典は必ず開き、Analystの計算結果は元データと照合してください。
公式情報:
29.Coworkへ複数の作業をまとめて任せる
対象:C×/B×/P○
できること:メールや会議を調べ、資料を作り、予定候補を探し、送信用の下書きを用意するところまで、一連の作業として進められます。
使い方:Microsoft CopilotのCoworkを開き、最終成果と使ってよい情報を伝えます。実行前の確認画面で計画を確認します。
注意:利用にはPに加えて、会社の管理者が使用量に応じた支払いを有効にし、対象ユーザーをCoworkの利用者として登録する必要があります。Pがあっても、会社側の設定がなければ利用できません。
送信、削除、予定の確定など、取り消しにくい操作は、必ず人が確認してから実行してください。
公式情報:
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-365/copilot/cowork/cowork-admin-governance
30.Coworkで受信箱の整理案を作る
対象:C×/B×/P○
できること:大量のメールを、ニュースレター、社内通知、対応が必要、重要顧客などの条件で分類し、整理案を作れます。
使い方:対象期間と分類条件を指定し、最初は一覧だけを出させます。
注意:利用にはPに加えて、会社の管理者が使用量に応じた支払いを有効にし、対象ユーザーをCoworkの利用者として登録する必要があります。Pがあっても、会社側の設定がなければ利用できません。
送信、削除、予定の確定など、取り消しにくい操作は、必ず人が確認してから実行してください。
P向けプロンプト:
▼ここからコピー
まず、どのメールをどのように整理する予定か一覧で示してください。削除、移動、返信、送信はまだ実行せず、私の確認を待ってください。
▲ここまで
今日から始めるなら、この順番です
最初は7番のOutlookでメールを要約し、1番の「/」で使うファイルを指定してください。Bを使えるなら17番のExcel、Pを使えるなら2番のWork IQまで広げると、Copilotが単なる質問相手ではなく仕事の道具になります。
そして、どの機能でも最後の確認は人が行います。特に、宛先、数字、担当者、期限、送信、削除、予定確定は、自動処理のまま確定しないでください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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