AI が生成する Excel シートが私の期待を遥かに超えた理由

@uchita_success
日本語2026年8月18日
111K
605
29
4
954

TL;DR

AI を活用して、数式のみでガントチャートやシフト表などの高度な Excel ツールを作成するためのガイドです。コピー&ペースト可能なプロンプトと成功のためのヒントを紹介します。

Excel×AIも仕事で使える。100タスク×26週の工程ガント。触るとぬるぬる動く。これがプロンプト1本で即作れた。まずは30秒動画を見てください👇

うちた - inline image

これ、触ると全部がぬるぬる動くんです。

(最下部にnoteリンクあって、そこからExcelダウンロードできます!)

左上のドロップダウンで「標準計画」を「遅延リカバリ」に変えると、数千個のセルが一斉に塗り替わって、バーが右にずれて、コストが1.9億円増えて、要員のグラフが伸びる。「今日」を1週間進めると、遅れているタスクが赤く浮かび上がってくる。

これはもう単なる表じゃない。

意思決定を色んな切り口からサポートしてくれる。

ちなみにマクロやVBAは入ってません。プロンプト1本で作れちゃいました。

なぜ数式だけでこれが描けるのか

仕組みはシンプルです。ガントの1マスは図形ではなく、ただのセル。「この日はタスクの期間内か?」を判定する数式が入っていて、条件付き書式が色を塗っているだけ。

つまり、バーは描かれているのではなく、計算されている。

だからシナリオを切り替えれば、数千個のセルが計算し直されて、絵が勝手に描き変わる。マクロがいらないのはこのためです。

そのままコピペで使えるプロンプト

これが実際に使ったプロンプトです。ChatGPTでもClaudeでも、Excelファイルを生成できる環境ならそのまま動きます(私はClaude Codeで実行しました)。

text
1# タスク
2プロジェクトの「統合工程ボード」をExcel 1ファイルで構築する。
3マクロ・VBAは使わず、数式と条件付き書式だけで、
4シナリオを切り替えるとボード全体が再描画される状態を成功とする。
5
6## 前提(ここを自分の案件に書き換える)
7- プロジェクト:基幹システム刷新(ERP導入) ←例:新工場立ち上げ/商品発売
8- 期間:26週(日次182日) ←12週でも52週でも可
9- チーム:PMO/業務/開発/データ移行/インフラ/教育 ←自社の部門に
10- シナリオ:標準計画/遅延リカバリ/前倒し ←比較したい計画案に
11- タスク:約100本を上のチームに割り振って自動生成 ←実タスクがあれば貼る
12
13## 作るシート
141. 工程ガント(メイン):1行1タスク×日次グリッド。チーム別に色分け、
15 濃淡で完了/残り、◆マイルストーン、基準日の赤い縦線
162. タスクデータ:開始・工期・人数・進捗をシナリオ別に持つ
173. 要員山積み:日次の同時稼働人数を集計してヒートマップに
184. コスト集計:チーム別単価×人日をシナリオ別に比較
195. 遅延・リスク:実績が計画に10pt以上負けたら「遅延」判定、Top10を自動抽出
206. 感度分析:増員率×工期圧縮率で完了日がどう動くかのマトリクス
21
22## 操作の仕組み(ここが肝)
23- 工程ガント上部にドロップダウン3つ:シナリオ/チームフィルタ/基準週
24- どれを変えても、バー・KPI・チャート・遅延判定の全部が数式で連動する
25- ガントのバーはセルの数式+条件付き書式で描く(図形・画像は使わない)
26
27## 制約
28- マクロ・VBA・外部アドイン禁止。数式のみ
29- ヘッダーにKPIカード:稼働日/総工数/総コスト/ピーク要員/進捗/遅延数
30- サンプルデータで良いが、数字同士は矛盾なく連動させること
31- 仕上げに全数式を再計算し、エラー0を確認してから納品すること
32
33## 出力
34- .xlsxファイル1つ(開いてドロップダウンを触ればそのまま動く状態)

他の業務でも作りたい時

このプロンプト、工程表専用に見えて、実は中身を入れ替えれば別の業務でも成立します。触るのは「## 前提」の5行だけ。

新工場の立ち上げなら、期間を52週にしてチームを設備/生産技術/品証/採用に。

新商品の発売なら、20週で商品開発/マーケ/営業/SCM。採用計画なら26週で人事/各配属部門。

シナリオも「標準/応募減/エージェント増強」のように、比較したい計画案に置き換えるだけです。

「## 作るシート」以下は触らなくて大丈夫です。

あそこは業務ではなくExcelの作り方を書いている部分なので、テーマが変わっても効きます。

うちた - inline image

うまく作らせる3つのコツ

**1. 「マクロ禁止」と明示する

**言わないとVBAで作ろうとします。マクロ入りは配布した瞬間に警告が出て、相手が開いてくれません。「数式と条件付き書式だけで」と縛ると、AIは代わりに条件付き書式を工夫し始めます。

**2. 成功条件を1文で渡す

**「シナリオを切り替えると全体が再描画される状態を成功とする」。この一文があるかないかで別物になります。何を作るかではなく、どうなったら勝ちかを書く。これが一番効きます。

**3. 最後に「再計算してエラー0を確認」と書く

**これを入れないと、数式が壊れたまま納品されることがあります。1行で検品まで込みにできます。

同じ要領で、別の業務にも投げてみた

面白いのはガントそのものではなくて、「前提を切り替えると全部が描き直される」という骨格のほうです。

なので、同じ骨格のまま、まったく別の業務に投げてみました。

**24時間シフトボード

**42名×28日のシフト表で、シナリオを「繁忙期(物量1.4倍)」に切り替えると、人が足りない日が赤く走って、6連勤超と勤務間インターバル不足が自動で吊り上がります。シフト表とにらめっこして法令違反を探す作業が、色を見るだけになります。

うちた - inline image

**設備稼働ロス・改善効果ボード

**15設備×3直×42日をロスの種類で色分けして、シナリオを「予防保全強化」に切り替えると帯が緑に変わり、OEEが64.0%→72.9%に上がって「年間7,341万円」という効果額が出ます。改善提案の稟議に必要な数字が、この1枚で揃います。

うちた - inline image

さいごに

Excelは、"作る"ものから"AI作らせる"ものになりました。私たちに残った仕事は、どうなったらうまくいくかを見極めて方針を決めるだけ。

続きなんですが、ぜひnoteを見てください。

  • シフトボードと設備稼働ロスの方のプロンプト2本
  • 3つの表のExcelデータ(ぜひ触って動かして欲しい)

を置いてます↓↓

https://note.com/uchita_success/n/n693b5dd68246

最後までお読みいただきありがとうございました。

YouMindで再制作

Turn one viral article into a full content workflow

Collect the source, decode the pattern, create assets, draft the story, and distribute from one AI workspace.

Explore YouMind
クリエイターのために

あなたの Markdown をきれいな 𝕏 記事に

自分の長文を投稿するとき、画像・表・コードブロックを 𝕏 向けに整形するのは手間がかかります。YouMind は Markdown 全体を、そのまま投稿できるきれいな 𝕏 記事に変換します。

Markdown → 𝕏 を試す

解読すべきパターンをもっと

最近のバイラル記事

バイラル記事をもっと見る