Claude Code 2026 完全ガイド:全機能を徹底解説

@ai_ai_ailover
日本語17 時間前 · 2026年7月10日
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TL;DR

本書は Claude Code の 2026 年版における機能を網羅した技術ガイドです。マルチエージェントシステム、ツール統合、開発者向けの高度なコンテキスト管理について詳しく解説します。

Claude Code完全ガイド2026

全基本機能・標準エージェント・公式Skills・Pluginsを、地図みたいに一気に見渡す

この記事では、進化しすぎたClaude Codeの全機能を、まるっと網羅します。

正直なところ、2026年のClaude Codeは「ターミナルで動くAIチャット」なんて言葉じゃ、もう説明しきれないんですよね。

それくらい、できることが一気に増えました。

いまのClaude Codeは、リポジトリの中を自分で探索して、要件を整理して、実装計画を立てて、ファイルを編集して、コマンドを実行して、アプリを起動して、その結果を自分の目で観察して、失敗したらまた修正に戻る。

ここまでを、ほとんど一人で回してくれます。

しかも、それだけじゃないんですよね。

作業を複数のエージェントに分け合わせて、独立したGit Worktreeで並列に実装させたり、長時間かかる処理をバックグラウンドで走らせ続けたり、外部サービスからイベントを受け取ったり、成果物をWebページとして公開したりもできます。

つまりClaude Codeは、次の要素をぜんぶ束ねた「エージェント実行基盤」なんです。

  • Claudeモデルによる推論
  • ファイル、Shell、Web、LSPなどを扱う実行Tool
  • 会話履歴、プロジェクトルール、Memoryによるコンテキスト管理
  • Permission、Auto mode、Sandbox、Hooksによる安全制御
  • Subagent、Agent View、Agent Teams、Dynamic Workflowsによる並列処理
  • Skills、Plugins、MCPによる拡張
  • CLI、IDE、Desktop、Web、Mobile、CI、SDKをまたぐ実行環境

この記事は、「Claude Codeというシステムが何を持っていて、それぞれの機能をどう使い分ければいいのか」を、頭の中で整理するための地図だと思ってもらえたら嬉しいです。

第1章 Claude Codeを構成する9つのレイヤー

なお、セットアップやガチの活用術はPDFにまとめてます。

欲しい人は、この👇から受け取れるようにしてます!

https://x.com/MakeAI_CEO/status/2027682940847898770?s=20

Claude Codeを使いこなすうえで、まず最初につかんでおきたいのが「モデル」「Tool」「Agent」「Skill」「Plugin」の違いなんです。

ここがごちゃっと混ざったままだと、けっこう困ったことになります。

本当はCLAUDE.mdに書くべき内容をHookに書いてしまったり、Permissionでガッチリ止めるべき操作を、Skillの文章でやんわり「お願い」しただけで満足してしまったり。

そういうズレが起きるんですね。

だからこそ、最初にレイヤーを9つに分けて、頭の棚を整理しておきましょう。

1.Claudeモデル(考える頭脳)

Claudeモデルは、いわば「頭脳」です。

コードを読んで、問題を理解して、次に何をやるべきかを考える。

この「考える」部分を担当しているのがモデルなんですね。

代表的なモデルファミリーには、次のものがあります。

  • Sonnet
  • Opus
  • Haiku
  • Fable

ただ、ここが勘違いされやすいポイントなんですが、モデル自身が直接ファイルを書き換えたり、コマンドを実行したりするわけじゃないんです。

モデルがやるのは、「このファイルを読みたい」「このコードを変えたい」「テストを走らせたい」と判断するところまで。

その判断を受け取って、実際に手を動かすのは、次に出てくるランタイムのTool呼び出しなんです。

2.Claude Codeランタイム(司令塔)

Claude Codeランタイムは、モデルと実行環境の“あいだ”を取り持つ司令塔です。

主な役割は、こんな感じですね。

  • 会話履歴を保存する
  • CLAUDE.mdやSkillsを読み込む
  • モデルへTool定義を渡す
  • Tool呼び出しを実行する
  • Permissionを判定する
  • Hookを発火させる
  • Sandbox制約を適用する
  • Subagentを起動する
  • コンテキストを圧縮する
  • セッションを保存・再開する

面白いのは、まったく同じモデルを使っていても、このランタイムの設定しだいで実際の動き方がガラッと変わる、というところなんです。

「同じ頭脳でも、司令塔の指示で結果が変わる」と思っておくといいですよ。

3.Built-in Tools(手足)

Built-in Toolsは、Claude Code本体に組み込まれた「手足」です。

Claudeはこのツールを通して、こういう行動を取ります。

  • ファイルを読む
  • ファイルを作る
  • 一部分だけ編集する
  • ファイル名を検索する
  • コード内の文字列を検索する
  • Shellコマンドを実行する
  • Webを検索する
  • Language Serverから型情報を得る
  • Subagentを起動する
  • 成果物を公開する

もしToolがなかったら、Claudeは「こうしたらどうですか」と口で提案することしかできません。

Toolがあるからこそ、Claudeは「助言するだけのAI」から「実際に手を動かすAI」に変わるんですね。

4.Built-in Subagents(標準の助っ人)

Built-in Subagentsは、最初から積まれている補助エージェントです。

代表的なのは、この3種類。

  • Explore
  • Plan
  • general-purpose

これらはメインの会話とは別のコンテキストで動きます。

「別室で作業してくれる助っ人」みたいなイメージですね。

くわしくは第7章でたっぷり説明します。

5.Custom Subagents(自作の専門職)

Custom Subagentは、あなたやチームが自分で定義する「専門職」のエージェントです。

たとえば、こんな役割を作れます。

  • セキュリティレビュー専門Agent
  • API設計専門Agent
  • テスト作成Agent
  • データベース移行Agent
  • ドキュメント監査Agent
  • パフォーマンス分析Agent

役割、使うモデル、使えるTool、Permission、Memoryあたりを、エージェント単位でこまかく決められるのが強みです。

6.Skills(再利用できる手順書)

Skillは、Claudeに「再利用できる手順書」や「専門知識」を渡す仕組みです。

もしあなたが毎回こんな長い指示を打ち込んでいるなら、それはSkillにする価値がありますよ。

  • リリース前の確認手順
  • データベース移行の手順
  • 社内APIの設計規則
  • セキュリティレビューのチェック項目
  • アプリケーションの起動方法
  • 特定の形式で文書を作る方法

ここで押さえておきたいのは、Skillは新しいToolを増やすものじゃない、という点なんです。

「すでにあるToolを使って、どう仕事を進めるか」をClaudeに教える業務マニュアル。

そういうイメージが、いちばん近いです。

7.Plugins(まとめて配る箱)

Pluginは、複数の拡張要素をひとまとめにして配る「箱」です。

中には、こんなものを同梱できます。

  • Skills
  • Subagents
  • Hooks
  • MCP Server設定
  • LSP設定
  • Monitor
  • Theme
  • Script
  • Executable

注意してほしいのは、Pluginはただのプロンプト集じゃない、という点なんですよね。

ローカルでコードを動かしたり、外部ネットワークにつないだりすることもあります。

だから、ふつうのソフトをインストールするときと同じように、「これ、安全なやつかな?」と中身を確認するクセをつけておきたいところです。

8.MCP(外部とつなぐ共通規格)

MCPは「Model Context Protocol」の略で、Claude Codeを外部サービスやAPI、データベース、業務システムにつなぐための“共通規格”です。

MCP Serverをつなぐと、ClaudeはIssue Tracker、監視サービス、データベース、社内ドキュメントなんかを、直接さわれるようになります。

要するに、「チャットに情報をコピペして貼りつける」というあの地味な手間を、ごっそり減らしてくれるんですね。

9.実行サーフェス(使う場所)

Claude Codeは、ターミナルだけのものじゃありません。

主な実行サーフェス、つまり「使う場所」は、これだけあります。

  • Terminal CLI
  • VS Code
  • JetBrains IDE
  • Claude Desktop
  • Claude Code on the Web
  • Remote Control
  • Mobile
  • Chrome
  • Slack
  • GitHub Actions
  • GitLab CI/CD
  • Claude Agent SDK

どの画面から使っても、基本のエージェントループそのものは同じです。

ただ、使える機能はサーフェスや契約、Providerによって変わってきます。

ここは「同じClaude Codeでも、場所によって“できること”が微妙に違うんだな」と覚えておいてくださいね。

第2章 Claude Codeの基本動作――エージェントループ

Claude Codeの基本動作は、ぐるぐる回る“ループ”としてイメージすると、すごくスッキリします。

流れはこんな感じです。

ユーザーが目的を伝える

必要な情報を集める

次の行動を考える

Toolを選ぶ

Permission・Hook・Sandboxを通過する

ファイル編集やコマンド実行を行う

結果を観察する

テストや実環境で検証する

足りなければ、また調査・修正へ戻る

完了条件を満たしたら終了する

Anthropicの公式説明だと、この流れは大きく次の3段階に整理されています。

  • コンテキストを集める
  • 行動する
  • 結果を検証する

ただ、実際にはこの3段階が「一度だけ」きれいに流れて終わり、というわけじゃないんですよね。

たとえばバグ修正なら、ファイルを読んで、仮説を立てて、テストを走らせて、エラーを見て、別のファイルを読んで、コードを直して、またテストする。

この行ったり来たりの反復こそが、Claude Codeの中心にあります。

だからClaude Codeの品質は、モデルの賢さだけでは決まらないんです。

同じモデルでも、次の条件しだいで成果はけっこう変わってきます。

  • 正しいCLAUDE.mdが読み込まれているか
  • いらない情報でコンテキストが埋まっていないか
  • LSPが使えるか
  • テスト環境がちゃんと動くか
  • ブラウザやアプリを実際に起動できるか
  • Permissionが狭すぎたり、広すぎたりしていないか
  • 適切なSubagentに仕事を振れているか
  • 完了条件がはっきり示されているか
  • 最後に“実物”を確認しているか

ここで、AIコーディングでいちばんよく起きる失敗の話をさせてください。

それは、「コードを生成すること」そのものをゴールにしてしまうことなんです。

本来のゴールは、コードが“存在すること”じゃありません。

  • ビルドできる
  • テストが通る
  • 型エラーがない
  • 実際に起動する
  • ユーザー操作がちゃんと成立する
  • 既存の機能を壊していない

ここまで確認して、はじめて「実装が完了した」と胸を張って言えるんですね。

第3章 モデル、Effort、Fast mode、Advisor

ここからは、「どのモデルを、どのくらいの本気度で動かすか」という話です。

同じClaude Codeでも、ここの選び方で“速さ・お金・仕上がり”が変わってきます。

ぜひ押さえておいてください。

Sonnet(日常のエース)

Sonnetは、毎日の開発でいちばん出番が多い“エース”です。

こういう仕事に向いています。

  • ふつうの機能実装
  • バグ修正
  • テスト作成
  • リファクタリング
  • ドキュメント作成
  • コードベースの調査

速さ、費用、能力のバランスがよくて、たいていの作業はSonnetから始めればOK。

それくらい頼れる存在です。

Opus(難しい局面の相棒)

Opusは、もっと複雑な推論が必要な場面で光ります。

具体的には、こんなときですね。

  • アーキテクチャ設計
  • 難しい障害調査
  • 大規模なリファクタリング
  • セキュリティレビュー
  • 複数の制約がからむ移行計画
  • 最終的な品質レビュー

ただ、小さな文字列の修正とか、単純な検索までOpusにやらせるのは、正直もったいないんですよね。

費用も待ち時間もムダに増えがちなので、そこは使いどころを選びましょう。

Haiku(軽くて速い係)

Haikuは、とにかく速くて安い軽量モデルです。

こういう仕事にピッタリ。

  • 単純な検索
  • 分類
  • 定型的な要約
  • ファイル構造の確認
  • 小さな変換処理

逆に、難易度の高い設計や、依存関係がゴチャッとからむ実装だと、SonnetやOpusのほうが安定します。

Fable 5(最上位の長距離ランナー)

Fable 5は、2026年7月時点でClaude Codeの最上位に位置づけられているモデルです。

「一回のちょい修正」よりも、こういう“腰を据えた仕事”を想定しています。

  • 長時間の自律実行
  • 大規模リポジトリの調査
  • 曖昧な要件からの設計
  • たくさんのファイルにまたがる変更
  • 調査・実装・検証を連続してやり切る仕事
  • 途中で複数の方針を比べる仕事

ひとつ注意なんですが、Fable 5はどの契約でも自動的に標準モデルになるわけじゃありません。

使いたいときは、自分で明示的に選ぶ必要があります。

あと、サイバーセキュリティや生物学まわりの一部リクエストでは、安全分類によってOpusへ自動フォールバックすることがあります。

2026年7月8日時点のモデルエイリアス

「opus」とか「sonnet」みたいな“あだ名”が、実際にはどのモデルを指すのか。

Anthropic APIでは、2026年7月8日時点で次のように解決されます。

  • opus は Opus 4.8
  • sonnet は Sonnet 5
  • fable は Fable 5
  • haiku は最新のHaiku系モデル

ここで、ちょっとした落とし穴があります。

Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSでは、同じあだ名でも別バージョンを指すことがあるんです。

だからCI、評価、監査みたいに「毎回まったく同じ結果」がほしい場面では、ファミリー名だけじゃなく、完全なModel IDまで固定しておくのがおすすめです。

Defaultモデル(契約でちがう)

「じゃあ、何も指定しなかったら、どのモデルになるの?」という話ですが、これは契約によって変わります。

2026年7月8日時点だと、だいたいこう分かれています。

  • Max、Team Premium、Enterprise従量課金、Anthropic API では Opus 4.8
  • Pro、Team Standard、EnterpriseのSubscription Seat では Sonnet 5
  • Claude Platform on AWS では Opus 4.7
  • Bedrock、Google Cloud Agent Platform、Foundry では Sonnet 4.5

組織の管理者がOrganization Defaultを設定している場合は、そっちが優先されます。

ちなみに、Fable 5が自動でDefaultになる契約は、いまのところありません。

Effort(考える量のツマミ)

Effortは、モデルに「どのくらいの推論量を割り当てるか」を決めるツマミです。

  • Low:小さくて、はっきりしていて、失敗しても痛くない仕事向け
  • Medium:ふつうの実装や、既存パターンに沿った変更向け
  • High:複数ファイルを触る実装、複雑なバグ修正、レビュー向け
  • Xhigh:大規模な設計、難しい調査、複雑な移行、セキュリティ分析向け
  • Max:そのセッションで使える最大級の推論

ただし、ここも勘違いされやすいところなんです。

推論量を増やせば増やすほど正解率が上がる、というわけじゃありません。

単純な仕事だと、逆に過剰な設計をしたり、いらない探索を増やしたりすることもあるんですよね。

Ultracode(深く考える+自動で分業)

Ultracodeは、純粋なモデルAPIのEffort値ではありません。

Claude Code独自の実行設定で、Xhigh相当の深い推論と、必要に応じたDynamic Workflowの自動オーケストレーションを組み合わせたものです。

つまり「一人のClaudeがとことん深く考える」だけじゃなく、問題を複数のSubagentにバラして進める可能性がある、ということですね。

Fast mode(速いOpus)

Fast modeは、能力の低いモデルに切り替える仕組み……ではありません。

ここ、けっこう誤解されがちなので、はっきり言っておきますね。

Fast modeは、Opusを高速な構成で動かして、品質や機能はそのままに、最大でだいたい2.5倍くらいの応答速度をねらうものなんです。

そのかわり、通常のOpusよりトークン単価は高くなります。

向いているのは、こんな場面。

  • 緊急の障害対応
  • 人が画面の前でやるペアプログラミング
  • 短い試行錯誤を高速でくり返す作業
  • 応答の待ち時間がボトルネックになるデバッグ

2026年7月時点ではOpus 4.8がFast modeの中心で、SonnetやHaikuでは使いません。

VS Code拡張や、一部の外部Providerでは使えない点にも注意してください。

Advisor(第二の意見をくれる相談役)

Advisorは、メインのモデルが大事な局面で「第二のモデル」に相談する機能です。

たとえば、こんなタイミングで使われます。

  • 設計方針を確定する前
  • 同じエラーで行き詰まったとき
  • 大規模な変更を始める前
  • 「完了しました」と宣言する前
  • 複数の案から1つを選ぶとき

AdvisorとSubagentは、似ているようでちがいます。

Subagentは、別のコンテキストで“仕事そのもの”を担当します。

いっぽうAdvisorは、メイン会話の全履歴を受け取ったうえで、「その判断、どう思う?」に対する助言を返してくれる相談役なんですね。

AdvisorはまだExperimentalで、Anthropic API側のサーバーToolとして提供されています。

Bedrock、Google Cloud Agent Platform、Microsoft Foundryでは使えません。

第4章 コンテキスト、CLAUDE.md、Rules、Auto Memory

Claude Codeの実力を左右する“最大の要因”のひとつが、このコンテキスト管理なんです。

コンテキストというのは、Claudeが「いま何の仕事をしているのか」を理解するための材料のことですね。

主な中身は、こんなラインナップです。

  • ユーザーとの会話
  • Claude自身の過去の回答
  • CLAUDE.md
  • .claude/rules/
  • Auto Memory
  • 読み込んだファイル
  • Toolの実行結果
  • Skillの本文
  • MCPのTool定義
  • Gitの状態
  • Subagentが返した結果
  • System Prompt

ここで大事なのは、「コンテキストは大きいほど賢くなる」わけじゃない、ということ。

むしろ関係ない情報が多すぎると、肝心の指示が埋もれて、まちがったファイルを参照したり、古い調査結果に引っ張られたりしやすくなるんです。

“情報は多ければ多いほどいい”という発想は、いったん手放しておきましょう。

CLAUDE.md

CLAUDE.mdは、Claudeにずっと渡しておきたい“プロジェクトの前提”を書くMarkdownファイルです。

向いている内容は、このあたり。

  • プロジェクトの目的
  • 使っている技術
  • ディレクトリ構成
  • ビルド方法
  • テスト方法
  • コーディング規約
  • アーキテクチャ上の決定
  • 変更したら一緒に直すべき関連ファイル
  • よくある失敗
  • チーム固有のルール

CLAUDE.mdには、適用範囲(Scope)がいくつかあります。

  • 組織全体に効く Managed CLAUDE.md
  • 自分の全プロジェクトに効く ユーザーCLAUDE.md
  • リポジトリで共有する Project CLAUDE.md
  • Gitにコミットしない CLAUDE.local.md

CLAUDE.mdは「強制装置」じゃないんです

ここ、すごく大事なので、強めに言いますね。

CLAUDE.mdはSystem Promptではなく、“ユーザーメッセージとして読み込まれるコンテキスト”なんです。

Claudeは内容に従おうとはしますが、100%の強制は保証されません。

だから、次のような「絶対に守らせたい」要件を、CLAUDE.mdの文章だけに書いてはいけないんですね。

  • 本番へ絶対に接続しない
  • .envを絶対に読まない
  • Force Pushを絶対に実行しない
  • 秘密鍵を絶対に送信しない

こういうのは、あとで出てくるPermission、Hook、Sandbox、IAMといった“ちゃんと止まる仕組み”で守ります。

.claude/rules/

Rulesは、CLAUDE.mdの内容を分割して、「特定の場所を触るときだけ」読み込ませる仕組みです。

たとえば、こんなふうに分けられます。

.claude/

└── rules/

├── frontend.md

├── backend.md

├── testing.md

├── security.md

└── migrations.md

API関連のファイルを編集するときだけAPIルールを読み込んで、フロント作業中にはMigrationルールを読み込まない。

そういう“出し分け”ができるんですね。

これをやると、常にコンテキストへ入っている情報を減らせるので、Claudeの集中力が保ちやすくなります。

Auto Memory

Auto Memoryは、Claudeが作業を通して気づいたことを、自動でメモしておいてくれる仕組みです。

たとえば、こんな情報がメモ対象になります。

  • このプロジェクトはnpmじゃなくてpnpmを使う
  • APIテストにはRedisが必要
  • 特定のBuildコマンドが必要
  • よく起きるエラーと、その解決方法
  • ユーザーが好む実装の方針
  • 過去の修正で判明した注意点

Auto Memoryはリポジトリ単位で共有されて、同じリポジトリのWorktreeでも使われます。

起動時に読み込まれるのは、先頭200行または25KBまで。

中身はふつうのMarkdownなので、あとから自分で確認・編集・削除できますよ。

Auto Compaction

会話が長くなって、コンテキストの上限に近づいてくると、Claude Codeは過去の会話やTool結果を“要約”しはじめます。

これがAuto Compactionです。

要約されたあとも、重要な決定や、やりかけの作業は残るんですが、こまかいディテールは消えてしまう可能性があります。

だから、長く必要になりそうな事実は、会話の中だけに置きっぱなしにしないでください。

こういう場所に移しておくのが安全です。

  • CLAUDE.md
  • Auto Memory
  • Skill
  • プロジェクトのドキュメント
  • Task List

それと、まったく別の仕事に移るときは、同じ長い会話を使い続けるより、新しい会話に切り替えるほうがいいですよ。

第5章 Claude CodeのBuilt-in Tools全42種

2026年7月8日時点の公式Tool Referenceには、42種類のBuilt-in Toolが載っています。

ぜんぶ暗記する必要はありませんよ。

「どんな道具箱があるのか」をざっと眺めておくだけで、Claudeの動きがぐっと読めるようになります。

ひとつ前提を言っておくと、42種類ぜんぶが、どの契約・どのProvider・どのOSでも使えるわけじゃありません。

実際に使えるToolのセットは、環境や設定、Plugin、MCPによって変わります。

ファイルとコードを扱うTool

Readファイルの中身を読み取る、いちばん基本のToolです。

実装の前に調査したり、設定を確認したりするとき、たいていここから始まります。

Write新しいファイルを作るか、既存ファイルをまるごと上書きします。

新規ドキュメントや設定ファイル、スクリプトを作るのに向いています。

Edit既存ファイルの“一部分だけ”を書き換えます。

基本は「古い文字列」と「新しい文字列」をきっちり対応させて置換するので、あいまいなパッチより事故が起きにくいんです。

Globファイル名やパスのパターンから、対象ファイルを探します。

拡張子やディレクトリ、命名規則を使った探索が得意です。

Grepファイルの中身を、文字列や正規表現で検索します。

関数名、APIパス、設定値、エラーメッセージなんかを探すときの定番ですね。

NotebookEditJupyter NotebookのCellを、追加・置換・削除します。

NotebookのJSONを直接いじるより、Cell単位で安全に扱えます。

LSPLanguage Server Protocolを使った“コード知能”を提供します。

主に、こんなことができます。

  • 定義へ移動する
  • 参照箇所を探す
  • 型情報を取得する
  • Symbolを検索する
  • 型エラーや警告を確認する
  • 呼び出し関係を調べる

これを使うには、対象言語のLSP PluginとLanguage Server本体が必要になります。

Shellとプロセスを扱うTool

BashPOSIX系のShellコマンドを実行します。

Git、パッケージマネージャ、テストランナー、ビルドツール、Dockerなど、ターミナルでできることをClaudeが扱えるようになります。

PowerShellPowerShellをそのまま実行します。

Windows固有の操作や、PowerShellスクリプトを使うプロジェクトに向いています。

Monitorコマンドやログを“ずっと監視”します。

ふつうのShell実行が「一回動かして結果を返す」のに対して、Monitorは新しい出力が出るたびにClaudeへ送り続けてくれます。

たとえば、こんな使い方ができます。

  • アプリのログを監視する
  • CIの状態を定期的に確認する
  • ディレクトリの変更を監視する
  • 長時間のプロセスを観察する
  • WebSocketのイベントを受け取る

計画とWorktreeを扱うTool

EnterPlanMode / ExitPlanModePlan modeは、実装の前に“読み取り中心”で調査と設計を進めるモードです。

いきなり書き始めずに、まず地図を描いてから動く、というイメージですね。

EnterWorktree / ExitWorktreeGit Worktreeを作ったり、そこへ移動したりして、別の作業ツリーで変更できるようにします。

AgentとWorkflowを扱うTool

Agent別のコンテキストを持つSubagentを起動します。

WorkflowJavaScriptで組んだDynamic Workflowを実行します。

SendMessageAgent Teamの仲間へ連絡したり、いったん終わったSubagentを“もう一度”動かしたりします。

ReportFindingsコードレビューの結果を、ファイル・問題の概要・失敗シナリオといった構造化された形で表示します。

SkillSkillを、いまのメイン会話の中で実行します。

Taskを扱うTool

TaskCreate / TaskGet / TaskList / TaskUpdate / TaskStopこれが現行のタスク管理機能です。

作って、見て、一覧して、更新して、止める。

この一連のタスク運用が、ここで回せます。

TaskOutputこちらは非推奨(deprecated)になっていて、いまは「出力ファイルをReadする」やり方へ移行しています。

TodoWriteこれも新しいTask系Toolへ置き換えられていて、標準では無効になっています。

セッション内スケジュールTool

CronCreate / CronDelete / CronListいまのセッションの中で、単発または繰り返しの処理を予約します。

ScheduleWakeupClaudeが「次に自分で動く時刻」を決めるために使う、ちょっと内部寄りのToolです。

WebとMCPを扱うTool

WebSearchWebを検索します。

WebFetch指定したページの中身を取得します。

ListMcpResourcesTool / ReadMcpResourceToolMCPが公開しているリソースを一覧したり、読み取ったりします。

ToolSearch大量のMCP Toolを起動時に“ぜんぶ”コンテキストへ読み込むのではなく、必要になったToolだけを検索してロードします。

MCPが増えた企業環境では、このToolSearchがあるかないかで、コンテキストの費用とTool選びの精度が大きく変わります。

WaitForMcpServersMCP Serverの準備が整うのを待ちます。

ユーザー対話とクラウド連携Tool

AskUserQuestion選択式の質問を出して、要件や判断を確認します。

Permission Dialog(許可の確認)とは別のしくみです。

PushNotificationデスクトップ通知や、Remote Control接続中のスマホ通知を送ります。

RemoteTriggerClaude.ai上のRoutineを作ったり、更新したり、実行したりします。

SendUserFile生成したファイルを、Remote ControlやCloud Clientへ送ります。

ShareOnboardingGuideチーム向けのOnboarding Guideを公開して、共有リンクを作ります。

ArtifactHTMLやMarkdownを、Claude.ai上の“プライベートなインタラクティブページ”として公開します。

以上が、42種類のBuilt-in Toolです。

最後にひとつ、大事な注意を。

Tool単位のPermissionだけでは、OSレベルの“完全な隔離”にはならないんです。

たとえばEdit Toolを禁止していても、BashからPythonスクリプトを動かせば、間接的にファイルを変更できてしまう場合があります。

本当に守りたい機密ファイルは、Sandbox、Container、VM、OSのPermissionまで合わせて使うのが鉄則です。

第6章 Session、Checkpoint、Branch、Fork、Worktree

Claude Codeは、会話・Tool呼び出し・結果・ファイル編集などを、まとめて「Session」として保存しています。

ローカルのセッションは、たいてい ~/.claude/projects/ の下に、JSONLファイルとして残ります。

これがあるおかげで、こんなことができるんです。

  • 過去の作業を再開する
  • 別の方向へ会話を分岐する
  • Tool実行の履歴を確認する
  • Background Agentへ接続する
  • 過去の編集地点へ戻る

さらにClaude Codeは、ファイルを変更する前に“スナップショット”も保存していて、Checkpointから戻せるようにしています。

Checkpoint

Checkpointは、Claude Codeがやったファイル編集を“元に戻す”仕組みです。

戻し方も、何通りかあります。

  • コードだけ戻す
  • 会話だけ戻す
  • コードと会話を両方戻す
  • 特定の地点までを要約して、そこから続ける

ただし、ここは強めに言っておきたいんですが、CheckpointはGitやBackupの代わりにはなりません。

次のような“副作用”は、ふつう元に戻らないんです。

  • Bashスクリプトが変更したファイル
  • データベースの更新
  • 外部APIの呼び出し
  • Git Push
  • パッケージの公開
  • クラウドリソースの変更
  • 本番へのDeploy

大事な作業のときは、Git Commit、Databaseのトランザクション、Infrastructure as Code、Backupを一緒に使ってくださいね。

Conversation Branch

Conversation Branchは、いまの会話をその地点から複製して、別の案を試す仕組みです。

Git Branchとは、別ものですよ。

たとえば「いまの設計案は残したまま、別の認証方式も試してみたい」というとき、そのために使えます。

Fork

Forkは、いまの会話“まるごと”を引き継ぐBackground Subagentです。

ふつうのNamed Subagentは、新しいコンテキストで、限定された仕事を始めます。

いっぽうForkは、親の会話の履歴を丸ごと受け継ぐので、「ここまでの議論を全部わかったうえで、別案を調べる」みたいな“わき道の調査”に向いています。

Worktree

Worktreeは、Gitの作業ツリーを切り離す仕組みです。

複数のAgentを同じリポジトリで動かすとき、みんなで同じCheckoutを共有すると、こんな問題が起きます。

  • 一方のAgentが、もう一方の変更を上書きしてしまう
  • 未コミットの変更が混ざる
  • テスト結果が、別Agentの変更に影響される
  • どのAgentの修正なのか、わからなくなる

Worktreeを使えば、それぞれのAgentが独立したファイルシステムのビューとBranchを持てます。

ただし、Worktreeが切り分けてくれるのは“ファイル編集”のほうです。

Agent同士の連絡やタスク調整は、このあと出てくるAgent TeamsやWorkflowの担当になります。

第7章 標準で積まれているデフォルトエージェント

Claude Codeには、あなたが自分で定義しなくても、すぐ使える標準のSubagentがあります。

Explore(探索専門・読み取りだけ)

Exploreは、コードベースの探索に特化した、読み取り専用のAgentです。

主に、こんなときに使います。

  • ファイルを探す
  • 関数やClassの定義を探す
  • プロジェクトの構造を把握する
  • 特定機能の実装箇所を調べる
  • 依存関係を確認する

WriteやEditは許可されていません。

探索の結果を別コンテキストに閉じ込めて、メイン会話には“必要な結論だけ”を返してくれるので、大量の検索結果でメインが散らからずに済むんです。

ちなみに2026年7月時点のExploreは、いつもHaikuを使うわけじゃありません。

v2.1.198以降はメイン会話のモデルを引き継いで、Anthropic APIでは最大Opusまでに制限されます。

探索の範囲は、quick、medium、very thoroughといった“強度”で指定できます。

Plan(計画のための調査役)

Planは、Plan modeのあいだにコードベースを調べる、読み取り専用のAgentです。

実装の前に、こんな情報を集めてくれます。

  • 変更の対象
  • 依存関係
  • 既存のパターン
  • テストの構成
  • 影響範囲
  • 必要なMigration

Plan Agentが探索を別コンテキストでやってくれるので、メイン会話は“読み取り専用の状態”を保ちつつ、計画に必要な情報だけを受け取れます。

general-purpose(探索も実行もこなす万能型)

general-purposeは、探索と実行の“両方”が必要な、複雑な仕事に使われます。

使えるToolは原則ぜんぶで、こんな処理を担当できます。

  • 複数段階の調査
  • ファイル編集
  • コマンド実行
  • テスト
  • 結果の解釈
  • 追加の修正

ここでひとつ補足を。

ExploreとPlanは“使い切り”のAgentで、再開用のAgent IDを返しません。

あとから続きを頼みたいときは、general-purposeか、自作のCustom Subagentを使ってくださいね。

そのほかの補助Agent

Claude Codeには、特定の用途向けの補助Agentもあります。

statusline-setupステータスライン設定を手伝ってくれる、SonnetのAgentです。

claude-code-guideClaude Codeの機能についての質問に答えてくれる、HaikuのAgentです。

これらはたいてい自動で呼ばれるので、あなたが強く意識する必要はありません。

ExploreとPlanの、見落としがちな制約

ExploreとPlanは、速さと費用を抑えるために、ふつうのCustom Agentとは“起動の仕方”がちょっと違います。

  • CLAUDE.mdを読み込まない
  • 親Session開始時のGit Statusを読み込まない

だから、プロジェクト固有の細かいルールをきっちり守らせたい調査では、Custom Agentを作ったほうが向いています。

続きがあります👇

受け取りは「ガイド」

https://x.com/MakeAI_CEO/status/2027682940847898770?s=20

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