もう何年もまえに「教養がないと、飲みの席がパワハラかセクハラになる」という言葉を見たのだけど、以来ずっとこの話が頭にこびりついて離れない。
覚えがありすぎる。
で、同じくらい消えないのが「学や挑戦がないと、武勇伝で自分を大きく見せる人になる」で、これもまた脳の辞書に焼きついて消えてくれない。
脳内に何人も過りすぎる。
ただ正直いうと、最近「ダサい」だけでは生ぬるいなと思っていて。
挑戦をやめた人の発言って、時間が経つにつれて
「ダサい」→「キモい」→「みすぼらしい」
の順番で劣化していくなと。しかもこの劣化、ほぼ自動で進行する。
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引き出しが枯れると、人は「過去」で戦い始める
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居酒屋とかだとマジで顕著ですが、新しいインプットが止まった人は、話す内容が「過去の成功体験」しかなくなりだす…
「俺が若い頃はさ…」「あの時の案件がデカくて…」
(これ聞かされてる側の表情、「それ前も聞いたな…」ってなってるの、心当たりがありすぎると思う)
えげつないくらい残酷な構造なんですが、引き出しが枯れた人は"過去"で会話を埋めるしかなくなる。
しかも、本人は経験談のつもりだけど、周りからは
「この人、もう新しい話ないんだな」
が丸見えなのが地獄。
で、マジで厄介なのが、本人がこの劣化に気づかないこと。挑戦してないから比較対象がなくて、自分の引き出しが空っぽになってることすら認識できない。
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「ダサい」→「キモい」→「みすぼらしい」は段階で進行する
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ほんで、ここからが本題なんですけど、挑戦をやめた人の発言は3段階で劣化します。
第1段階: ダサい
過去の話ばかりになる。「昔はすごかった」が口癖。言い訳の匂いがし始める。
ただ、過去の在庫だけで喋っていると、ネタは必ず擦り切れる。同じ相手に1年も話せば、持ちネタなんて10本もない。で、足りなくなったぶんをどうするかで、次の段階に進む。
第2段階: キモい
過去の話すら盛り始める。実際は普通だったことを大げさに語って、虚飾が透ける。周りは全部バレてるのに本人だけ気づいてない。正直キモい。
そして、盛れる範囲にも天井がある。盛りきったあとに残っているのは、同じ話をもう一度出すことだけ。
第3段階: みすぼらしい
盛った過去すらネタ切れして、同じ武勇伝を何度もループする。会話の栄養がゼロ。もう「すごいですね」すら言ってもらえない。空っぽなのが全方位にダダ漏れてる状態。
この3段階、新しいことをやってないと勝手に進行するんですよ。性格がいい人も進むし、誠実な人も進む。条件は「新しいことをやっていない」だけです。
止める方法はひとつしかなくて、新しい挑戦で引き出しを更新し続けるしかない。
なので私は、ひとつだけ質問を持っています。
「この1ヶ月で、初めてやったことを1つ言えるか」
これに答えられないと、話せる材料が1ヶ月ぶん増えていないという意味になる。あと、どうしても過去の話をするなら、当時の解釈のままは出さない。「あの案件がデカくてさ」で止めずに、「あの案件、今考えると9割運だったと思う」まで言う。解釈が更新されていれば、過去の話でも今の話になる。
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挑戦してる人の言葉はなぜ刺さるのか
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逆に、今なにかに挑戦してる人の話が面白い理由もシンプルで、失敗談が新鮮だから…だと思ってる。
大なり小なりではなく、現在進行形で転んでるから話に体温がある。聞いてる側が「わかる」って思える生々しさがある。
武勇伝と失敗談の差って、要は"時制"の差なんですよ。
過去形でしか喋れない人と、現在形で喋れる人。どっちの話を聞きたいかなんて、聞くまでもない。
ちなみに私も20代前半、慢心して何もインプットしなかった時期があります。まさに第1段階のど真ん中にいた。周りから見たら相当ダサかったと思う。
あの頃のまま、自分を承認しなくてよかったなと思っています。
だからこそ確信してるのですが、挑戦を続けてる人は、それだけで発言に重力が生まれる。
何を言うかより、今なにをやってるかが言葉の信用を決めると思っています。
とはいえ、過去の武勇伝でゲラゲラ笑うのも、その人たち同士のつながりになるのでとてもいいと思っています。
昔なじみの中学高校時代の同級生との会話は、そういうふざけた話もありだとは思ってますし、私も親友とはよくバカな話でゲラゲラゲラゲラ何度も何度も笑っています。
…FIN
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