週 5 日、1 日 8 時間の勤務で足りなかったのは、スタミナや意志の力ではなかった

@tsumugi_utatabi
日本語16 時間前 · 2026年7月01日
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TL;DR

著者は、24 時間 365 日仕事のことを考えてしまう習慣を「目に見えない拘束」と定義し、それが燃え尽き症候群の真の原因であると指摘しています。真の精神的休息を得るために、ワークライフ・セパレーション(仕事と私生活の分離)とタスクの分離を実践することを提案しています。

正社員の仕事は続かず、私は過去アルバイトを選んだ。残業がなく、休日出勤もない場所ならやっていけると思った。だが身体と心が疲弊し、結局は続かなかったのだ。「週5日、1日8時間勤務」だったらできると思っていたのに。

体力がないからだろうか。

気力が足りないからだろうか。

周りは問題なく働けているように見える。

ならばどうにか、基礎体力をつけたり、メンタルを強くするしかないかと苦悶していた。

だが本当の課題は別のところにあった。

私は、週5日、1日8時間勤務についていけなかったというより

「週7日、1日24時間、頭の中が仕事で占められている状態」になってしまうことが課題だったのである。

退勤してからも、頭は職場にいた。

数時間前の、上司の一言の「真意」を考える。まだ起きていないトラブルを予測する。明日が不安で、何度も最悪の想定をし続ける。勝手に家で消耗していたのだ。

「見えない拘束」があった。

職場での労働時間は目に見える。けれども、心が縛られている時間は誰の目にも映らない。勤怠に残らない。だから誰にも気づかれないし、自分でも長らく気づけなかった。

それに、私がしていたのは仕事の準備でも対策でもなかった。何かに活かせるわけでもなく、ただぐるぐると頭の中が回り続ける——

考え続けることで、何かを防げた試しはなかった。それでもやめられなかったのは、最悪の想定をし続けることで、それを「心の準備」にしようとしていたからだ。考え続けることは、不意打ちを食らわないための、自分なりの護身だったのである。

怒られることへの恐怖。迷惑をかけることへの恐怖。そして、「ちゃんとできない自分」を見られることへの恐怖。

その感情を抑えるために、考え続けることを自分に無意識に義務づけていたのだ。

◾️私に足りなかったのは2つ

苦悶の中で、ようやく気づいたことがある。

私に不足していたのは体力でも気力でもなく、次の2つだということだ。

① 仕事と生活を切り離す力

「今日はここまで」と自分で決め、許可を出す力。これが想像以上に難しかった。「まだできることがあるかもしれない」という感覚が、区切りを引くことを邪魔してくる。

今は、退勤後に「今日やったこと」を3つだけ書き出すようにしている。「出勤した」「メールを返信した」などでいい。できなかったことではなく、やったことに目を向ける。上司からではなく、自分で自分を承認する。明日の不安が湧いてきたら「それは明日の私の仕事だ」と心の中で唱える。

意識していくと、頭の中が少し静かになった。

② 相手の問題を自分の問題にしない力

上司の機嫌、同僚の様子、言葉の裏にある「意図」。それを読もうとして、どれだけのエネルギーを使っていたか。

でも考えてみれば、それは私の問題ではなかった。上司が不機嫌なのは上司の問題だし、その真意も上司の中にある。私がいくら考えても、答えは出ない。それでも考えてしまうのは、「自分のせいかもしれない」という思い込みがあったからだ。

「これは私の問題じゃない」と線を引く意識が大事だった。

◾️本当の休息は 体を寝かせることではない

働き続けるために必要なのは休息だ。でも休息とは、体を横にすることだけではない。

頭の中から仕事を追い出すことだ。

  • 仕事と生活を切り離す力
  • 相手の問題を自分の問題にしない力

この2つは才能ではない。気づいて、少しずつ練習できるものだ。

あなたも今、誰かの言葉を反芻していないだろうか。

→【続きはnote記事】仕事と生活を切り離す具体的な方法——他者の問題を背負わない「課題の分離」も合わせて。

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