うん..正直今ここで何を話したらいいのか分からないよ。
本当にいろんな感情が入り混じって、いろんなことが頭によぎってる。でも、もちろん一番に思い浮かべるのは父のことだ。
僕には感謝することしかできない。
皆に代表引退を伝えた手紙でも書いたように、このユニフォームのためにこの20年以上戦ってきたことは僕にとって本当に大きな誇りだったよ。
自分たちが経験した一番苦しい時期、そして自分自身の一番苦しい時も戦うこと、全てを出し切ることは絶対にやめなかったし、代表としてここにいたいんだっていう気持ちは絶対に捨てなかった。
もう代表に来ることがなくなるっていうのはすごく大きな苦しみになるだろうね。
本当に、できることなら一生代表としてプレーしたいよ。
だってアルゼンチン代表でプレーするってのは起こりうる何より素晴らしいことだからね。ほんとに最高のことだよ。
だから一生ここに居たいけど、今がそのタイミングだとも思う。
前回のワールドカップで僕が経験したことはあまりにも多すぎた。
僕らは、僕自身の夢でもあり、国民みんなの夢でもあった、もう一度世界チャンピオンになるという夢を叶えようとした。
Dale Campeooon
前回のワールドカップでは、ほんとに後ちょっとだった。
そして、世間で言われているようなおかしな事は実際には何も起こらなかったよ。
僕らはすべてを出し尽くしたんだ。
イングランドとの試合は、僕らにとって肉体的にも、精神的にも非常に大きな消耗だった。だから決勝には本当にギリギリで辿り着けたんだ。
僕らはいつも通り最後まで戦ったよ、このユニフォームを着る度にやってきたように、これまで一緒に過ごしプレーしてきたすべての仲間と一緒にやってきたように。
今ここにいる彼らや、チャンピオンになった時にいた仲間たちとだけでなく、その前もずっとみんなで同じように戦ってきたんだ。
でも残念なことに、チャンピオンになることができなかった。その時ももう少しだった。
でも疑って欲しくもないのは、間違いなく、今まで僕と一緒に戦ったすべての仲間はいつだってこのユニフォームのために全てを出し尽くしたんだよ。
いつだってね。
そして、チームメイトのみんなに感謝したい。
もちろん、こうして今ここに集まってくれている仲間、これまで本当にたくさんの時間を一緒に過ごしてきた仲間、子どもの頃からの夢を叶えさせてくれた仲間、ワールドカップ優勝、コパ・アメリカ優勝、フィナリッシマ優勝、そしてありとあらゆる試合を一緒に戦ったすべての仲間。
みんなとピッチ、そしてピッチの外でも一緒に過ごせたことは、僕にとって本当に大きな誇りだった。
試合に出ていくとき、どんな相手とでも戦える気がしたよ。
だって、自分の隣には、いつも命を懸けて戦ってくれる戦士たちがいると分かっていたからね。
なんだろう..きっとみんなに言いたかったことをいっぱい忘れてしまっていると思う。
でも僕にとっては本当に辛いよ。。
ここでプレーすることが、本当に恋しくなると思う。
幸運にも、僕は国中を回ることができた。国中の色んな場所でプレーする機会があったからね。
そしていつも国民のみんなからは最初から最後まで本当に大きな愛情を受けてきた。
だから僕は自分が経験できたすべてのことに、本当に感謝してるよ。
これまで僕がどこへ行っても、どんな試合であろうと。
ワールドカップでも、コパ・アメリカでも、みんなが大変な労力を払ってどこにでも来てくれてスタジアムを埋めてくれたことに本当に感謝してる。
ワールドカップに行くこと、コパ・アメリカに行くこと、そしてそのスタジアムで応援することがどれだけ色んな面で難しいことなのか、僕たちも分かってる。
だから僕たちはどこへ行ってもいつもホームだった。
そして、そのことを僕たちはいつも感じていたよ。
そして、この場所で僕は、キャリアの中でも最も幸せな日のひとつを経験したんだ。
それは、ワールドカップ後に初めて試合をした時のこと。
あの日経験したことは、二度と忘れることはないよ。
僕にとって最高の出来事だった。本当に最高だった。
いまだにあの日の映像を見ると、感情が込み上げてくるんだ。
本当にあの日は、僕自身にとっても、彼ら全員にとっても、僕たち全員にとっても、そして僕の家族にとっても永遠に記憶に残る日になったと思うんだ。
最高だったよ。だから、本当にありがとう。
そして今日、またこの場所できっと僕のキャリアで最も悲しい日を迎えることになった。
代表チームに別れを告げ、みんなに別れを告げることになる。
寂しくなるよ。代表のユニフォームを着てこの国のために戦えることが、本当に恋しくなると思う。
でもこれからは僕もあなた達みんなと同じ側で、この選手たち、そしてこれから代表に入ってくるすべての選手たちを支えていくんだ。
いつだって、どんな時でもみんなで団結して。
僕たちが一緒になって、団結している時、僕たちは誰よりも強いしどんなことだって乗り越えられる。
そのことが十分証明されたと思うんだ。
きっと厳しい時期もやってくる、僕たちがこの間成し遂げてきたことは、普通のことではないからね。
でもそういう苦しい時こそ、僕たちは今まで以上に寄り添い支えあっていかなきゃならないんだ。
いつも彼らに言っているし、最後の話でも伝えたことだけど、
大きな目標を達成するには、強いグループを作らなきゃならないし団結しなきゃならないんだ。
なぜなら、この代表チームがうまくいかないことを望む人たちもいるからね。
だからそんな人たちを喜ばせちゃいけない。
苦しいとき、難しいとき。
そういうときにこそ、本当の意味でグループの力が試されるし、そこから抜け出せるかどうかも見えるんだ。
強いグループがなければ何かを成し遂げるのは本当に難しい。
そしてはっきり言えるのは僕たちは本当に素晴らしいグループだったんだ。
だからこれだけのものを手に入れることができたんだよ。
そうだね、分かってるよ。今までで一番話してると思う。
正直、ここから離れたくないんだ。
このピッチを離れたくない。
ただ伝えたい。みんな愛してる、恋しくなるよ。
そして、さっきも言ったように、神様に本当に感謝している。
アルゼンチン人として生まれたこと。
アルゼンチン人であること、みんなと一緒に夢を叶えることができたことを誇りに思ってるよ。
本当にありがとう。
みんな愛しているよ。
元のスピーチ動画はこちら





