最近、Claude Codeを使い込んでる人と話していて「自分のリポジトリ、なんか汚れてきた感覚ありません?ちょっと処理遅くなってきた感じしません?」って聞くと、ほぼ全員が「ある、、、」って返してくるんですよね。
- スキルが気づいたら大量に増えてる。
- context/フォルダに半年前の事実が残ってる。
- CLAUDE.mdが膨らみすぎて、自分でも全体像が把握できない。
- 処理がいつのまにか、めちゃくちゃ遅くなってしまっている。
で、最近気づいたんですが、これって"育て方"の問題じゃないんですよ。
"新陳代謝"の問題なんです。
人間の体だって、栄養を摂るだけじゃ生きていけないじゃないですか。代謝して、排泄して、しかもそもそも汚れにくい体質を作っていく必要がある。リポジトリも全く同じだったんですよね。
この記事では、Claude Codeを"勝手に育つ"状態に持っていく4つの仕組みについて書いていきます。Claude Codeをそこそこ使い込んでて「最近リポジトリの管理コストが重い、、、」って感じてる方には、めちゃくちゃ刺さる内容になってると思います。
■ 育てるだけでは、絶対に限界がくる
僕、過去に「Claude Codeは育成ゲームである」みたいな記事をいっぱい書いてきたんですよね。
https://x.com/0xfene/status/2042047157767926056?s=20
スキル作って、context/に事実を書き溜めて、CLAUDE.mdを磨いて、、、と、ひたすら"足していく"話です。
これ、最初の数ヶ月はマジで効きます。
やればやるほどClaude Codeが賢くなっていく感覚があって、めちゃくちゃ楽しい。
ただ、半年くらい経ったあたりで景色が変わるんですよ。
スキルが増えすぎて自分でも何があるか分からなくなって、context/に書いた事実は現実とズレてる箇所が出てきます。CLAUDE.mdまで肥大化して、Claudeが大事な指示を見落とすようになるんですよ。
つまり、「育てれば育てるほど詰まる」現象が起きるんです。
ここで気づきました。
入れる一方じゃダメだ、と。
摂取・代謝・排泄、そして"汚れにくい体質"の4本柱で回さないと、リポジトリは死ぬんだって。
ここからは、その4つを順番に紹介していきます。
■ ① 摂取:Xの投稿を即取り込めるようにする
Claude Code界隈の最新ノウハウって、ほぼXに流れてるんですよね。
- 「このプロンプトで結果が爆上がりした」
- 「このスキルの組み合わせがエグい」
- 「このhooksの書き方知らなかった」
毎日、本当に良い知見がガンガン流れてくる。
でも問題は、ほとんどの人がそれを"流して終わり"にしてることなんです。
正直、僕もそうでした。
「あとで試そう」と思ってスクショだけ撮って、結局1ヶ月後にカメラロール見て「これ何だっけ、、、」となるパターン。
URLをブックマークしたまま、二度と開かないパターン。
死蔵されたXの投稿が、僕のスマホとブラウザに山ほど積み上がっていったんです。
そこで作ったのが、X投稿の"取り込みパイプライン"でした。
具体的には、X投稿のURLを渡すと、Claude Codeがバーッと以下を自動でやってくれる感じです:
- 要点を要約する
- タグをつけて分類する
- 既存のスキルに反映できそうなら追記候補を出す
- 新しいスキル化が必要そうなら、スキル草案を作る
- ただの参考情報ならcontext/にメモする
ここまでをほぼ自動でやってくれる仕組みです。
これを入れるだけで、Xを見るときの行動がガチで変わりました。
以前はスクショして満足してたのが、今はXで気になる投稿を見たら、その場でURLを渡してClaude Codeに食わせる。サクサク処理されて、3分後にはスキルがアップデートされてる、みたいな世界です。
「良い情報を見つける」と「自分のClaude Codeに溶かす」が、1セットの動作になるんですよね。
これがめちゃくちゃデカいんです。
本当にデカい。
なぜなら、コミュニティで流れてる最新ノウハウが、自分のリポジトリに継続的に注入され続ける状態になるからです。
これがあるとないとで、半年後の差が天と地ほど開きますよ…!!!
具体的には、XではCLIが公開されているので、X Devloper ConsoleからそちらをClaude Codeと連携するとできるようになります。
細かい方法は、Claude Codeが実装してくれると思うので省きますが、もし気になる方がいたら連絡ください!
■ ② 代謝:人間のフィードバックで、スキルが勝手に成長していく
ここが一番おすすめしたいパートです。
Gotcha(ゴッチャ)という仕組みの話なんですが、これがマジでエグい。
何かというと、各スキルの定義ファイルの末尾に「過去にハマったケース」セクションを置いておくんです。
例えばこんな感じ:
\\`
## Gotchas(過去にハマったケース)
1. 過去記事の数字を使い回さない
2. DAIJOBU株式会社は後株表記。「株式会社DAIJOBU」はNG
3. 自慢系の数字は要警戒
\\`

これだけ。
これだけです。
でもこれが、スキルを"経験者"に育てる仕組みとして、めちゃくちゃ強いんですよ。

具体的にどう動くかというと、こういうフローです:
- ユーザーがフィードバックする(「この記事、過去記事と数字被ってるよ」)
- そのスキルのGotchasに、その指摘を追記する
- 次回そのスキルが呼び出されたとき、Gotchasが自動的にプロンプトに含まれる
- Claude Codeが「あ、これは過去にハマったやつだ」と認識して回避する
つまり、人間のフィードバック1回で、そのスキルが永久に賢くなるんです。
これがガチで衝撃なんですよ。
例えば僕の記事レビュースキルは、今では「過去記事と同じ数字を使うな」「DAIJOBU株式会社は後株」を完璧に覚えてくれてます。
1on1準備スキルも、「QAエンジニアのキャリアは5ルート併記しろ」を覚えてくれてる。
インタビュー系スキルも、「聞く前に必ず読め、サボると信頼を失う」を覚えてくれてる。
これ、僕が毎回言ってるわけじゃないんですよ。
1回フィードバックして、Gotchasに追記しただけなんです。
「育てる」というより「経験を積ませてる」感覚に近い。
新人にフィードバックするのと全く同じノリで、スキル自体がコツコツ賢くなっていきます。
これに加えて、もう一つ補完的に効くのがDreamsって呼んでる仕組みです。

これは個別スキルじゃ拾えない、リポジトリ全体に渡る横断的なパターンを週次で抽出するスキルなんです。
直近の作業ログから繰り返しパターンを見つけてきて、context/dreams.mdに自動で書き溜めていきます。「最近こういう判断を3回してる」「こういうミスが繰り返されてる」みたいなやつですね。
要は昨日の自分の動きを、今日の自分が観察する仕組みなんですよ。
これがあると、自分でも気づいてなかった行動パターンが言語化されて、ストックに昇格していく。
GotchaとDreams、この2つが回り出すと、リポジトリは"勝手に経験を積んで賢くなる"状態に入ります。
これがマジで効きます…!!!
■ ③ 排泄:定期的にClaude Codeに"問い"を立てる
ここからは"出す"側の話です。
正直、お掃除って、みんな苦手じゃないですか?
僕も超苦手でした。
「これ、もう使ってないよな、、、」と思いつつも、捨てる判断が怖くて残しちゃう。
気づいたらスキルが大量にあって、半分は使ってない、みたいな状態になる。
最初はこれを「自動化された掃除ロボット」みたいな仕組みで解決しようとしたんですが、これがあんまりうまくいかなかったんですよ。
判断が難しすぎて、結局人間が確認することになる。
そこで方針を変えました。
仕組みで掃除させるんじゃなく、人間が定期的に"問い"を立てる運用に変える。
具体的には、月1回、Claude Codeに以下の3つを必ず聞くんです:
- 使っていないスキルやエージェントはないか?(直近1ヶ月で呼ばれてないものをリストアップして)
- 古いコンテキストが残っていないか?(半年以上更新されてないファイルを出して)
- もっとClaude Codeの処理の速度をはやくしたいんだけど、遅くなっている原因はなにか?
これ、聞くだけです。
仕組みも何もない。
でも、これを月1で必ずやるって決めるだけで、リポジトリのお掃除が回り始めるんですよね。
なぜかというと、「捨てるかどうか」を判断するんじゃなく、「現状を可視化する」だけにしたから。
リストが出てきたら、「あ、これもう使ってないな」「このcontext、現実と違うな」が一目で分かる。判断自体は5秒で終わります。
掃除を"自動化"じゃなく、"問いの定期化"に変えるんです。
ふっと心が軽くなりますよ。
ぜひ月1の予定にぶち込んでみてください。
めちゃくちゃ良いです!
■ ④ そもそも、汚れにくい体質をつくる
ここが今回一番伝えたい話かもしれません。
掃除を頑張るのも大事なんですが、そもそも汚れない構造を最初に作るほうが、圧倒的にコスパが良いんですよ。
汚れにくい体質には、2つのキモがあります。
1つ目は、SSoT(Single Source of Truth)を定義すること。
SSoTっていうのは、要するに「この情報の正解は、ここにしかない」って場所を一箇所に決めることです。

例えば、顧客の最新状況ってありますよね。
これを「Notionの顧客DB」「context/clients/」「Slackのメモ」「自分の頭の中」と4箇所にバラまくと、絶対に齟齬が出ます。
半年後には「どれが正解?」が分からなくなって、リポジトリが沼化していく。
そうじゃなくて、「顧客の最新状況のSSoTはcontext/clients/{name}.md」と決めるんです。
そこに書いてあることが現実の最新状態で、Notionは原則そのコピー、Slackはあくまでフロー(流れていく情報)として扱う。

(実際は、僕たちは顧客情報は基本的にNotionに集約させる運用にしています。)
これを最初にビシッと決めるだけで、情報が散らばらなくなります。
2つ目は、フロー情報とストック情報を分けること。
これがめちゃくちゃ効くんです。
- フロー情報 = 議事録、1on1ログ、商談メモ、日報、調査結果(時系列で追記、腐らない)
- ストック情報 = 現時点で正しい事実、状態(上書き運用、古いと害になる)
この2つを分けないと、ストック側にフロー情報がどんどん紛れ込んで、リポジトリが沼化するんですよ。
僕のリポジトリでは、フロー情報は work/ 配下、ストック情報は context/ 配下、と物理的に分けています。

「議事録を読んで、新事実だけストックに昇格させる」っていうルールを徹底するだけで、context/側はずっとクリーンに保てる。
work/側は時系列で積み上がっていきますが、それは"流れていく情報"だから腐っても害がない。
要は、入る場所と、溜まる場所を物理的に分けるんです。

これをやっておくと、お掃除そのものがめちゃくちゃ軽くなります。
ストック側は構造的に汚れにくいし、フロー側は古くなっても害がない。
最初に体質を設計しておくと、後の運用がガチで180度変わってきますよ。
■ 育てるから、勝手に育つへ
ここまで4つ紹介してきました:
- ① 摂取:Xの投稿を即取り込む
- ② 代謝:人間のフィードバックでスキルが勝手に成長していく(Gotcha + Dreams)
- ③ 排泄:定期的に"問い"を立ててお掃除
- ④ そもそも汚れにくい体質:SSoTとフロー/ストック分離
この4つが回り出すと、何が起きるか。
リポジトリが"自分で育っていく"状態に入ります。
僕、最初はClaude Codeを「育てるゲーム」だと思ってたんですよ。
スキル作って、context書いて、CLAUDE.md整えて、、、と手作業でひたすら磨いていく。
でも、ここまで紹介した4つを仕込むと、ある瞬間から景色が変わります。
自分が手を入れなくても、リポジトリが勝手に賢くなっていくんです。
Xから新しい知見が継続的に入ってきて、スキルは経験を積んで勝手に賢くなっていきます。古いものは定期的に整理されますし、そもそも汚れにくいからメンテそのものがめちゃくちゃ軽い。
このループが回り始めると、Claude Codeとの関係性がガチで変わります。
"道具を磨いてる"感覚から、"一緒に成長してる"感覚に変わるんですよ。
「育てる時代」から、もう一歩進んで「育つ仕組みを仕込む時代」へ。
1年後の自分のClaude Codeは、今の自分が手作業で育てたものより遥かに賢くなっているはず。
そう思いながら、今日もリポジトリの体質を整えてます。
ぜひみなさんも、自分のClaude Codeを"勝手に育つ"状態に持っていってみてください!
きっと、めちゃくちゃ景色が変わりますよ…!!!
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