仕事で優秀な人はたくさんいるけど、本当に個人的な好みでいうと、「なんとかする力」が高い人がいちばん好きだし、仕事においていちばん優秀な人材だと思ってる。
なんとかする力が高い人は、仕事をなんとかして終わらせることを、責任感として積み上げている。だから、とにかくいろんなことを任せられる。雑な振り方をしても自分で調べて実行する力があるし、責任感も主体性もある。
再現性が低い仕事でも、任せられる
これがデカい。マニュアル通りにやる仕事なら誰でもできるけど、「正解がない」「前例がない」「やったことない」…こういう仕事をなんとかできる人は、ぶっちゃけ経営者に近い人材だと思う。経営者って、だいたいなんとかする力が異常に高いので。
この「なんとかする力」が高い人を分解してみたら、6つの要素が循環していることに気づいたので、今日はこれを言語化してみます。
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なんとかする力の循環
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全体像はこう。

中心にあるのは「余裕そうにして、仕事を取りに行く」もうこれ一択で、これが回り続けると、なんとかする力が勝手に上がっていく。
① 主体性 — 仕事を取りに行く
なんとかする人は、仕事が降ってくるのをまじで待たない。私自身がそうやって育ってきたので、ここは確信がある。とりあえず余裕そうな顔をして「それ、やりますよ」と手を挙げる。
主体性が高いだけでなく、「任せてもらえる実績」を自分から積みに行く。最初は小さい仕事でいいし、なんとかして返すから次が来る。次もなんとかするから、もっと大きい仕事が来る。この繰り返しで「あの人に頼もう」のポジションに入っていく。
ひとつ覚えておいてほしいのだけど、
「忙しいです」が口癖の人は、仕事を選り好みしてるだけ。
気づいたら周りが振らなくなって、「仕事がない」と唸ったり、逆に安心したりする。因果が逆です。
② スピード主義 — 「やります」即答、秒で着手
主体性があっても、返事が遅いと循環が止まる。「検討します」で3日寝かせた頃には、相手はとっくに別の人に頼んでいる。
返事の速さは、信頼の速度
「やります」と即答できる人は、仕事の精度が高いというより、着手が速いから修正も速い。修正が速いから、結果的に精度も上がる。速さが正確さを生むって、矛盾してるようで本当にそう。
ちなみに「検討します」が口癖の人、検討しているのではなく、先延ばしているだけだったりする。だいたいバレてます。
③ 柔軟性 — 60点で一旦確認を挟む
ここがいちばん差がつくところだと思っていて、スピードで着手したあと、なんとかする人は60点の段階で「方向これで合ってますか?」と確認を挟む。
100点を目指して3週間沈黙する人は、だいたい方向がズレていて全部やり直しになるので、格言をひとつ。
完璧に作ってから見せる人は、完璧にズレたものを納品する笑
60点で確認を挟める人は「間違えること」を恐れていないし、恐れていないから結果的に間違えない。柔軟性って、プライドを一旦置ける強さのことだと思う。
④ 提案力 — 100点+αの提案付きで納品
60点で方向を確認したら、そこから100点まで仕上げる。ここが分かれ目で、なんとかする人は、頼まれてないのに「ついでにこれもどうですか」と+αを添える。
「こういうパターンもあると思うんですけど」「ここ気になったので調べておきました」…この一言があるかないかで、印象が別格に変わる。
作業者と相談相手の差は、提案が1個あるかないか。
言われたことだけやる人は、どこまでいっても作業者で終わる。「こっちの方がいいと思うんですけど」と言える人に次の仕事が来るし、もっと言うと「この人に相談しよう」のポジションに入れる。
⑤ 効率主義 — マニュアルをついでに作っている
提案力がある人は、だいたい効率化も上手い。同じ仕事を2回やらない仕組みを勝手に作っているから余裕があって、余裕があるから+αを考える時間がある。④と⑤はセットで回っている。
同じ質問を3回される人は、仕組みを作っていないだけ。「忙しいから仕組みを作る時間がない」は嘘で、仕組みを作らないから忙しい。
忙しい人の9割は、同じことを繰り返してるだけ。
「ついでにマニュアル作っときました」が自然に出る人、マジで最強です。こう言える社員がいたら即昇格させたい。
⑥ 最善主義 — 効率化で質向上の時間を生む
効率化で生まれた時間を、「もっと良くする」に使う。完璧主義ではなく最善主義で、今日の最善を、明日のベースラインにする。
ここが循環のミソで、最善を更新し続けると余裕が生まれる。余裕が生まれるから、また①の「やりますよ」が出る。歯車が1周して、加速する。
逆に言えば、どこか1個の歯車が止まっていると全部止まる。「主体性はあるけど遅い」「速いけど確認しない」「確認するけど提案がない」…どれも循環が途切れている状態。
なんとかする力は、才能というより、6つの歯車が正しい順番で回っているかどうかの差だと思ってる。
とはいえ私は、いまだに⑤の「マニュアルをついでに作る」が壊滅的に苦手です。…それでも循環は回そうとしています。
…FIN
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