「無料のChatGPTなんてすぐ止まるでしょ」
その前提が8月6日に壊れた。ChatGPTの無料プラン無制限で使えるようになる。
ただし今の使い方のままなら恩恵はほぼゼロだ。上限があった時代の癖が抜けていない人ほど何も変わらないまま終わる。
こんな状態に心当たりはないか。
- 上限が怖くて質問文を何分もかけて練っている
- いいところで止められて続きは何時間も後になったことがある
- 課金しているが使うのはほぼテキストだけ
- 無料は使えないと決めつけてChatGPTを開いてすらいない
1つでも当てはまるなら読んでほしい。何がどこまで変わったのかを先に整理する。そのうえで今日からそのまま使えるプロンプトまで用意した。
最後に課金を続けるべきかの判断軸もあるのでブックマークして1つずつ試してほしい。
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それでは本題です。
8月6日に何が変わったのか
変更は3つある。
1.モデルの変更
1つ目は無料プランとGoプランで最初から動くモデルがGPT-5.6 Lunaに変わったこと。今まで動いていたGPT-5.5 Instantの置き換えだ。
モデルというのはChatGPTを動かす中身のことだ。
画面は同じでも中身が入れ替われば返ってくる答えの精度も変わる。無料ユーザーが使うChatGPTの中身が丸ごと新しくなった。
OpenAIの発表では事実の間違いを含む回答がGPT-5.5 Instantに比べて約62%減った。ただしこれはOpenAIが自社で測った数字なので参考程度に受け取っておけばいい。
2.テキストチャットが無制限に
2つ目が本命だ。
テキストチャットが無制限になる。展開は8月10日の週からだ。もし今開いてまだ変わっていなくても壊れているわけじゃない。
これまではチャットの途中で制限がかかって使えなくなることが多かったがそれがなくなったので制限を気にせず使い倒すことができるようになった。
3.Think機能の追加
今回のアップデートでThinkというボタンも増えた。押すといつもより時間をかけて考えてから答える。
これも実は大きな更新。
これまでのGPT-5.5 Instantは回答は早いが推論モードがなかった。
難しい問題に対しては時間をかけて推論させたほうが圧倒的に回答精度が上がるのでぜひ試してみてほしい。
ただし無制限はテキストだけ
先に注意点を話しておく。無制限になったのはテキストのやり取りだけだ。
- ファイルのアップロード
- 画像生成
- その他のツール
このへんは今までどおり上限が残る。
それと無制限といっても濫用対策の制限はかかる。機械的に連投するような使い方は止まる可能性がある。
全部タダで無制限になったと思って走ると画像生成で必ず詰まる。テキスト生成は無制限に使えるが、それ以外は今までどおり。
ここだけは覚えておいてほしい。
無料プランでの使い方の正解が変わった
ここからが本題だ。
今まで正解は外せない一発に全部を詰めた長い指示だった。
使用回数の上限が貴重だったからそれが正しかった。
その前提が消えた。これからの正解は途中経過を見せながら詰めていく使い方だ。
まず短く投げる。
出てきたものを見る。
ここが弱いから直してと返す。
一発で当てにいくのをやめて隣で作業する相手として使う。
正直に書いておくと、Lunaは軽いモデルだから一発の答えの質は有料の上位モデルに届かない。
でも下書きを出させて直しを重ねた仕上がりなら話は別だ。仕上がりの質はモデルの賢さだけでは決まらない。人の手を加えてどこまで詰めたかで決まる。
これまでは使用回数制限のせいで無理だったがその手を加えて質を上げる工程が無料プランでもできるようになった。
だから長いプロンプトを練り込む時間はもう要らない。次の章のプロンプトをそのまま使うところから始めればいい。
今日からすぐにできる使い方
今日からすぐにできる使い方も書いておきので、自分の仕事の言葉に書き換えて使ってほしい。
1.回答を点検させる
Step1 いつもどおり質問する。
Step2 返ってきた答えにこれを投げる。
1今の回答を辛口の編集者として点検して。2次の3つの観点で弱いところを挙げて。3- 事実があやしい箇所4- 論理が飛んでいる箇所5- 具体性が足りない箇所6褒めなくていい。それぞれなぜ弱いかを説明して。
Step3 指摘を受けて直すべき点を判断してこう返す。
1私が選択した部分を修正した版を全文出して。2指摘されていない部分は変えないで。3最後にどこをどう直したかを教えて。
Step2とStep3を2周か3周繰り返す。指摘が細かい言い回しの話になったらそこが打ち切りどきだ。
人に見せる文章を出す前に必ずこれを1回通した方がいい。自分で読み返すより先に弱点を言わせたほうが早い。
やってる人が意外と少ない理由は単純で、回数制限のある無料プランでは答え1本に何本もチャット回数使う余裕がなかったからだ。
今後は無制限で何周でも回せるので、チェックと校正もChatGPTにやらせた方がいい。
2.案は5つ出させていいとこ取りする
1案もらって終わりにする人が本当に多い。もったいない。
Step1 これを投げる。
1このテーマで切り口が全部違う案を5つ出して。2無難な案は禁止。1つは自分なら選ばない変化球を混ぜて。
Step2 良いと思った番号を2つ選んで投げる。
11番と4番の良いところを合わせて1本に作り直して。2ただの足し算にしない。2つの強みが同時に立つ形を考えて。3合成で捨てた要素は最後に書いて。
Step3 仕上げはこれだ。
1もっと尖らせて。2当たり障りのない表現は全部消して。3言い切れる箇所は言い切る。誰にでも当てはまる一般論は削る。
このステップで最初の1案とは別物になる。5個並べて比べると自分が何を良いと思っているのかが分かる。1個しか見ないとそれが分からない。
課金を続けるか無料に戻すか
以下の質問を自分に当てはめてほしい。
次の4つのどれかに当てはまるなら無制限になっても課金する価値が残る。
- 画像生成やファイル分析を高頻度で使う
- 使用回数より回答の質が大事
- カスタムGPTsを作る側に回りたい
- Codexなども使う
まとめ
- 無料とGoの標準モデルがGPT-5.6 Lunaに変わった。テキストチャットは8月10日の週から無制限になる
- テキストチャットの使用回数が無制限になった。ただし画像とファイルは今までどおり上限が残る
- 長い指示を練って一発で当てる使い方をやめる。短く投げて直しを重ねる
無料プランでも使える範囲が増えたのでこれを機にChatGPTを使い倒してほしい。それで価値を感じたら課金して使う。ChatGPTやCodexはしっかり使えば十分元が取れるからぜひ使い倒してほしい。
最後に、僕は普段AIの最新情報やAIを活用したマネタイズ方法について発信しています。役に立ったらぜひフォローしてくれると嬉しいです。
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