前回、「すごい」「さすが」を使わない褒め方を書いたら、想像以上のブックマークをいただいた。
で、今回はその逆側。
言った側に悪気ゼロなのに、関係にヒビを入れる「余計な一言」の話。
余計な一言になってしまうのは「自分の正しさをどことなく出しちゃってる」から。相手が欲しいのは「わかってくれた」であって、判定でも比較でも解決でもない。
じゃあどう言い換えるか。場面ごとに並べてみる。
日常であるあるの場面に絞ったので、保存して見返してみてほしい。
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励ましたつもり編
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明日の発表が不安だと打ち明けられて、
「考えすぎじゃない?」ではなく、
「不安になるくらい、ちゃんと向き合ってる証拠だよ」
失くしたイヤホンを引きずってる人に、
「そんなことで?」ではなく、
「気に入ってたやつだもんね、それは凹むわ」
上司の一言を引きずってる同僚に、
「気にしなければいいじゃん」ではなく、
「あの言い方は気になるよ。私でも引きずると思う」
仕事がしんどいと漏らした友人に、
「みんな同じだよ」ではなく、
「あなたの場合は、どこが一番しんどい?」
励ましたつもりの一言が「あなたの感情はサイズ違いだ」という判定になっている。感情に正しいサイズなんてない。
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正論のつもり編
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指示と違う資料が上がってきて、
「普通に考えれば分かるよね」ではなく、
「私の伝え方、どこか分かりにくかったかも」
トラブルの報告が遅れた部下に、
「早く言ってくれればよかったのに」ではなく、
「言いにくかったよね。話してくれてありがとう」
要領を得ない相談が続いて、
「結局、何が言いたいの?」ではなく、
「ゆっくりでいいよ。一番モヤモヤしてるのはどのへん?」
パートナーの言動にイラッとして、
「そういうところだよ」ではなく、
「さっきのあれ、ちょっとだけ悲しかったかも」
正論のつもりの一言が「相手の責任」にぜんぶを置いてる。でも、伝わらなかった責任の半分は、いつも言う側にある。
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仲直りのつもり編
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じつはここが一番、関係を壊している。
相手が黙り込んでしまったとき、
「言い方が悪かったなら謝る」ではなく、
「いま思い返して、自分でイヤになった。ごめん」
喧嘩の収拾がつかなくなって、
「はいはい、私が悪かったです」ではなく、
「ごめん、意地になってた」
いじりで相手の顔が曇ったとき、
「冗談じゃん」ではなく、
「ごめん、今のは冗談で済ませちゃダメだった」
謝りながら、自分を守らない。これができる人が、関係を長持ちさせている。
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余計な一言は、省略の産物
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ここまで並べて、気づいたことがある。
言い換え後は、ぜんぶちょっと長い。
そう、余計な一言って、じつは言葉が余計なんじゃなくて、言葉が足りない。相手の感情を受けとる工程を省略して、結論だけ投げるから刺さる。
前回の褒め方の記事で「褒め方の技術は、観察の技術」と書いたけど、今回も結論は同じところに着地する。
相手をちゃんと見て、受け取ってから、返す。
たったこれだけのことを、私たちは身近な人にほど省略してしまう。
今日から、一言だけ長く話してみてほしい。とはいえ言葉が出てこないときもあるので、そんなときのために保存しておいてください。
…この記事も、ちょっと長くなりました。
足りないよりは、いいかなと思って。
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昨日の記事はこちら。
https://x.com/nobu_u_uxx/status/2092355495109824612
出世したい…と願う人へ『後輩力』をはじめとしたコミュニケーション術について発信しています。実力だけで戦うより、愛嬌でブーストをかけたほうが速い。最速出世も夢じゃない。
大阪出身なので、油断したら関西弁全開の記事になるので、抑えてます。笑 たまに出てくるけどご愛嬌で…‼︎
ほな、また!





