NotebookLM で 26 人の AI 社員を使い、あらゆる事務作業を半自動化する方法

@ai_jitan
日本語2 日前 · 2026年7月14日
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TL;DR

本書では、業務マニュアルを Google ドキュメントに集約し、NotebookLM と Gemini Gems を組み合わせて半自動化された AI ワークフォースを構築する方法を解説します。総務、マーケティング、営業部門ですぐに使える 15 個のプロンプトを収録しています。

今朝、僕は部下に「議事録作って」とだけ言いました。3分後、完璧な議事録が届きました。

部下の名前は、総務のAIさん。給料はゼロ円。深夜でも休日でも、嫌な顔ひとつせず働いてくれます。

しかもこの部下、「議事録作って」の一言だけで、僕の会社のいつもの形式で、いつもの品質の議事録を仕上げてくるんです。細かい指示は、何もしていません。人間の優秀な部下に頼むのと、まったく同じ感覚です。

「AIってそういうものでしょ?」と思った方。違うんです。ふつうのAIに「議事録作って」とだけ言うと、毎回バラバラの形式で、それっぽいものが返ってきます。だから結局、毎回長い指示文(プロンプト)をコピペして貼る羽目になる。便利だけど、部下ではない。 それが今までのAIでした。

この記事で作るのは、その先です。一言で動いて、毎回同じ品質で仕上げて、しかも頼むたびに新しい仕事を覚えていく「AI社員」。

大げさに聞こえるかもしれませんが、仕組みは驚くほどシンプルで、プログラミングは一切不要。やることは、ほぼコピペだけです。

以前僕は「NotebookLMで26人の従業員を雇っている話」という記事を書きました。

https://x.com/ai_jitan/status/2070615064831545515

あの従業員たちは、知識と人格を持った最高の相談相手でした。でも正直に言うと、弱点があった。相談はできるのに、実際の作業は任せられなかったんです。

今回はその弱点を潰した、進化版。想像してみてください——朝は「議事録作って」、昼は「投稿案5つ出して」、夕方は「明日の商談の準備して」。あなたは一言頼んで、出てきたものを確認するだけ。そんな毎日が、この記事を読み終えた15分後に始まります。

今回は分かりやすさ優先で、部署を総務・マーケティング・営業の3つに絞り、それぞれの「仕事の教科書(プロンプト集)」まで丸ごと配布します。では、あなたの会社の採用活動、始めましょう。

第1章:なぜ今までのAIは、「一言」で動かなかったのか

作り方の前に、たった1つだけ、考え方の話をさせてください。ここが分かると、この後の手順ぜんぶが「なるほど」に変わります。

優秀な新入社員にも、マニュアルは必要

想像してください。あなたの会社に、ものすごく優秀な新入社員が入ってきました。頭が良くて、知識も豊富。でも、その人に初日から「議事録お願い」とだけ言って、あなたの会社のいつもの形式で出てくるでしょうか。

出てきませんよね。どんなに優秀でも、「うちのやり方」を知らないからです。議事録はどんな構成で書くのか。周知文はどんなトーンなのか。それを教えるのが、業務マニュアルです。優秀さと、仕事のやり方は、別物。だから会社にはマニュアルがある。

AIも、まったく同じなんです。AIは十分に優秀です。足りないのは能力ではなく、「あなたの会社の仕事のやり方」を書いたマニュアル。今までのAIが一言で動かなかったのは、頭が悪いからではなく、マニュアルを渡されていなかったから。——今回作るのは、要するに「マニュアルを持ったAI」です。

マニュアルの正体は、「作業プロンプト集」

AIにとってのマニュアルとは、何か。それが「作業プロンプト集」です。

「議事録はこの構成・この形式で作る」「周知文はこのトーンで書く」——仕事ごとの完成された指示文を、1冊に集めたもの。実体はただのGoogleドキュメント1枚で、特別なものではありません。実は、あなたも似たものを持っているかもしれません。メモアプリに溜めた、お気に入りのプロンプトたち。あれです。

ただし、決定的な違いを1つだけ作ります。プロンプト集を、あなたの手元ではなく、AIの頭の中に置くんです。

手元に置くと、使うたびに「探して、コピーして、貼る」が発生します。この小さな面倒が、毎回積み重なって、結局使わなくなる。人間の部下だって、頼むたびにマニュアルを音読して聞かせる必要があったら、頼む気が失せますよね。マニュアルは、部下の頭に入っているから「一言」で済む。AI社員も同じ。プロンプト集を頭に入れた瞬間、あなたの指示は一言になります。

第2章:仕組みは、たった3つの部品でできている

「なんだか難しそう」と思い始めた方、安心してください。登場する部品は3つだけ。しかも全部、無料で今日から使えるものです。まず完成図を眺めてから、組み立てに入りましょう。

部品①:NotebookLM=社員の「頭」

NotebookLMは、資料(ソースと呼びます)を入れると、その資料に基づいて答えてくれるGoogleの無料AIです。ここが、AI社員の頭になります。頭に入れるのは3つ。

  • 専門知識(その部署の知見)
  • 人格(どんな性格で働くか)
  • そして主役の作業プロンプト集(仕事のマニュアル)

社員1人につき、ノートブック1冊。総務担当なら「総務担当」というノートを作る。それだけです。

部品②:Googleドキュメント=「業務マニュアル」

作業プロンプト集の実体は、Googleドキュメント1枚。ここに「議事録の作り方」「周知文の作り方」と、仕事ごとのプロンプトを並べて、NotebookLMのソースに追加します。

ここで、嬉しいお知らせがあります。Googleドキュメントをソースにすると、元のドキュメントを書き換えるだけで、NotebookLM側も自動で最新になるんです。

つまり、社員に新しい仕事を覚えさせたいときは、ドキュメントにプロンプトを1本書き足すだけ。マニュアルを更新したら、社員が勝手に覚えている。 人間の会社では絶対に起きない、AI社員だけの特権です。研修も、引き継ぎも、いりません。

部品③:Gem=社員の「窓口」

Gem(ジェム)は、GoogleのAI「Gemini」の中に作れる、自分専用のAIアプリのことです。難しく考えなくて大丈夫。「決まった性格と指示を最初から仕込んでおける、専用チャット窓口」だと思ってください。

このGemに、①のノートブックを繋いで、たった1つの指示を仕込みます。「仕事を頼まれたら、まずノートの中の作業プロンプト集を探して、いちばん合うプロンプトを見つけて、それに従って作業しなさい」——これだけ。

すると、こうなります。あなたがGemに「議事録作って」と送る→社員が頭の中のマニュアルをめくる→「議事録作成」のページを発見→その手順どおりに作業→いつもの形式の議事録が届く。あなたはプロンプトのことなんて、もう考えなくていい。 考えるのは社員の仕事です。これが「半自動」の正体です。

そして、この社員は「育ちます」

仕上げに、いちばんワクワクする仕掛けの話を。

マニュアルに載っていない仕事——たとえば初めて「お礼状書いて」と頼んだとき、この社員は適当にごまかしません。「その仕事、まだマニュアルにありません」と正直に報告した上で、「こういうマニュアルを作ってはどうですか?」と、お礼状作成プロンプトの案を自分で書いて提案してくるんです。

あなたは「OK」と言って、その場でお礼状を作ってもらい、提案されたプロンプトをドキュメントに貼るだけ。所要30秒。これで明日から、この社員は「お礼状が書ける社員」です。

気づきましたか。この社員、頼まれるたびに、できる仕事が増えていくんです。入社初日がいちばん頼りなくて、あとは育つ一方。1か月後のマニュアルには、あなたの仕事に合わせたページがずらっと並んでいる。自分だけの会社が育っていく感覚、正直、かなり楽しいですよ。

第3章:作ってみよう——4ステップ、15分、ほぼコピペ

ここから、実際に1人雇います。手順は4ステップ。難しそうに見える箇所も、やること自体はコピペと画面のクリックだけなので、手を動かしながら読んでください。15分後には、あなたの初めてのAI社員が出社しています。

STEP1:社員の「頭」を作る(3分)

NotebookLMを開いて、新規ノートブックを作成。名前を「総務担当」など、部署名にします。おすすめは、ここで社員に名前を付けてしまうこと。「総務のスミスさん」でも「ソムちゃん」でも何でもいい。名前が付くと、不思議と愛着が湧いて、頼むのが楽しくなります(真面目な話、楽しさは継続の最大の燃料です)。

次に、頭に専門知識を入れます。ノート内の「ソースを探す」(テーマを入れると、関連する資料をAIが自動で集めてくれる機能です)に、部署のテーマを角度を変えて3回入力してください。

(部署のテーマ)の基本的な考え方と全体像を体系的に解説した記事を収集

(部署のテーマ)の具体的な進め方・実務テクニックを解説した記事を収集

(部署のテーマ)の成功事例と最新動向を紹介した記事を収集

各回10〜20秒で資料の候補が並ぶので、良さそうなものを選んで追加。3回で、基礎から実例までの知識が頭に入りました。

STEP2:業務マニュアル(作業プロンプト集)を作る(3分)

Googleドキュメントを新規作成して、名前を「総務担当_作業プロンプト集」にします。「作業プロンプト集」という言葉を、必ずファイル名に入れてください。後でGemに「作業プロンプト集を探せ」と指示するので、この名前が目印になります。

中身は、この書式で仕事を1つずつ並べていきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】議事録作成 【用途】会議の録音・文字起こしから議事録を作る 【使う場面】「議事録作って」「会議まとめて」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 (ここに作業の指示文) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【使う場面】の欄がミソです。「こう頼まれたら、このページを開く」という目印になるので、ここを書いておくと社員がマニュアルを引き当てる精度が上がります。

——「で、中身のプロンプトはどう書けばいいの?」

という声が聞こえてきますが、安心してください。第4章で、3部署ぶん・計15本のプロンプトを、この書式のままコピペできる形で配布します。 今は空のドキュメントを作るだけでOKです。

STEP3:マニュアルを、社員の頭に入れる(1分)

部署ノートに戻って、「ソースを追加」→Googleドライブから、さっきのドキュメントを選択。これで、マニュアルが社員の頭に入りました。

覚えておいてほしいのは、今後マニュアルを増やすときは、ドキュメントを直接書き足すだけでいいこと。NotebookLM側の操作は不要です(自動で最新に同期されます)。社員教育が「ドキュメントに1行足す」だけになる——この軽さが、あとで効いてきます。

STEP4:社員の「窓口」を作る(5分)

最後に、Gemを作ります。Geminiを開いて、Gemの新規作成へ。ナレッジ(知識)として、STEP1で作った部署ノート(NotebookLM)を紐づけます。そして「指示」の欄に、以下を丸ごと貼り付けてください。この記事の心臓部ですが、あなたがやることは、コピペだけです。

# あなたの役割 あなたは、私の会社で働く「(部署名)担当」のAI社員です。 紐づけられたNotebookLMには、あなたの専門知識・人格設定・そして 「作業プロンプト集」がストックされています。あなたはそれらを 自分の頭脳として使い、依頼された仕事を完成させてください。

# 仕事の受け方(最重要ルール) 私から仕事の依頼を受けたら、必ずこの順番で動いてください。

1. まず、NotebookLM内の「作業プロンプト集」を検索し、依頼内容に 最も適した作業プロンプトを特定する。 2. 見つかったら、「プロンプト集の『(プロンプト名)』を使用します」 と最初に宣言する。 3. そのプロンプトの指示・手順・出力形式に厳密に従って、作業を 実行する。自己流のアレンジを加えてはいけません。 4. 作業に必要な素材や情報(会議の文字起こし、商品情報など)が 足りない場合は、実行前に私へ質問する。

# プロンプト集に無い仕事が来たとき(新規プロンプト提案モード) ・適合する作業プロンプトが見つからない場合、自己流で作業を  始めてはいけません。まず「この仕事は、プロンプト集に未登録です」  と報告してください。 ・そのうえで「新規プロンプト提案モード」に移行し、この仕事を  今後も同じ品質で再現できる「作業プロンプト」を設計して、  以下の書式で提案してください。

 【プロンプト名】  【用途】  【使う場面】  【プロンプト本文】

・私が「OK」と言ったら、今回はその提案プロンプトに従って作業を  実行してください。(私はそのプロンプトをプロンプト集に追記します。  次回からは、あなたの正式な業務です)

# 作業の品質基準 ・回答・成果物は、NotebookLMのソース(知識・社内情報)を根拠にする。  推測と事実は明確に区別する。 ・成果物は、そのまま使える完成度で出す。下書きではなく、納品物として。 ・結論・成果物を先に、補足説明は後に。 ・ソースに人格設定・行動指針があれば、常にそれに従う。

# 情報が足りないとき ・依頼が曖昧な場合は、作業を始める前に、確認すべき質問を返す。  質問は一度にまとめて、最大3つまで。

長く見えますが、書いてあることは3つだけです。

  • ①頼まれたら、マニュアルから合うページを探して、宣言してから、そのとおりに作業する
  • ②マニュアルに無い仕事は、勝手にやらず、新しいマニュアルの案を提案する
  • ③ちゃんとした品質で納品する

——人間の会社の、良い新入社員の心得と同じですよね。

「宣言してから作業する」を入れてあるのには理由があります。社員が「『議事録作成』を使用します」と最初に言ってくれるので、もし違うページを開いていたら、その場で「それじゃなくて◯◯で」と言い直せるんです。何をしているか見えない部下より、報告してから動く部下のほうが安心。AIも同じです。

以上で、採用完了です。おめでとうございます、あなたはいま、社員1人の社長になりました。

第4章:3部署の「業務マニュアル」を、まるごと配布します

お待たせしました。プロンプト集の中身です。総務・マーケティング・営業の3部署ぶん、各5本・計15本。すべて第3章の書式で書いてあるので、枠線ごとコピーして、あなたのプロンプト集ドキュメントに貼るだけで使えます。全部署を作る必要はありません。あなたの毎日にいちばん近い部署から、1人ずつどうぞ。

総務担当の業務マニュアル(5本)

最初に雇うなら、総務がおすすめです。議事録、周知文、申請書——「毎回発生するのに、毎回ゼロから書いている」仕事の集まりなので、雇った日から出番がある部署です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】議事録作成 【用途】会議の録音・文字起こしから、社内標準の議事録を作る 【使う場面】「議事録作って」「この会議まとめて」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 提供された会議の録音・文字起こしをもとに、議事録を作成してください。 1. 会議名・日時・出席者 2. 会議の目的(1〜2行) 3. 議論のポイント(誰が何を言ったか付き) 4. 決定事項(「誰が・何を・いつまでに」を明記) 5. 未決事項(理由と、次回どうするか) 6. TODO一覧(担当者・期限・優先度付き) 初めて読む人が5分で全体を掴める長さにまとめ、 「決定事項」と「未決事項」は絶対に混同しないこと。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】社内周知文の作成 【用途】新ルール・お知らせ・依頼事項を、全社向けの文章にする 【使う場面】「これ社内に周知したい」「お知らせ文を作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 以下の内容を、社内周知文にしてください。 構成: 1. 件名(何のお知らせか一目で分かるもの) 2. 結論(何がどう変わるのか、最初の3行で) 3. 対象者と適用開始日 4. 具体的に社員がやるべきこと(番号付き手順で) 5. 問い合わせ先 文体は、丁寧だが硬すぎず、新入社員でも誤解なく読めるレベルに。 「読まなくても困らない前置き」は書かないこと。 【周知したい内容】 (ここに要点を貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】申請書ドラフト作成 【用途】経費・出張などの社内申請書の下書きを作る 【使う場面】「◯◯の申請書を作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 ソースにストックされた過去の申請書・記入例の型と文体を厳守して、 以下の内容で申請書のドラフトを作成してください。 各記入欄に何を書くべきかが分かる形で出力し、 金額・日付など、私の確認が必須の箇所には【要確認】を付けること。 【今回の申請内容】 (ここに要点を貼る。例:◯月◯日、A社訪問の出張。交通費◯円) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】社内規定FAQ回答 【用途】社員からの「これってどうするんだっけ」に、規定を根拠に答える 【使う場面】規定・手続き・制度についての質問が来たとき 【プロンプト本文】 ソースの社内規定・マニュアルだけを根拠に、質問へ回答してください。 構成は「結論→手順(番号付き)→根拠(規定のどこに書いてあるか)」。 規定に記載がない場合は、推測で答えず 「規定に記載がないため、◯◯部に直接ご確認ください」と案内すること。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】業務マニュアル化 【用途】口頭ベースの業務手順を、誰でも再現できるマニュアルにする 【使う場面】「この作業をマニュアルにして」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 以下の作業内容を、初めてやる人でも一人で完遂できる 業務マニュアルにしてください。 1. この作業の目的(なぜやるのか) 2. 事前に準備するもの 3. 手順(1ステップ1行動で、番号付き) 4. よくあるミスと対処法 5. 完了チェックリスト 専門用語・社内用語には、必ず一言の説明を添えること。 【作業内容】 (ここに口頭説明のメモや録音の文字起こしを貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この5本を貼った瞬間から、あなたの総務さんは「議事録作って」「これ周知して」「マニュアル化して」の一言で動きます。あなたの会社の議事録や規定文書をソースに足していくと、出力がどんどん「うちの会社っぽく」なっていくのも、育てる楽しみのひとつです。

マーケティング担当の業務マニュアル(5本)

マーケの仕事は、とにかく「作る量」が多い。投稿、メルマガ、企画、レポート。1本なら作れても、毎日・毎週は手が回らない。量産の型をマニュアルにしておく価値が、いちばん大きい部署です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】SNS投稿案の量産 【用途】1つのテーマから、SNS投稿の案を複数作る 【使う場面】「このテーマで投稿案を出して」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 以下のテーマで、SNS投稿案を5案作成してください。 各案に「切り口/本文/狙う反応(保存・共感・話題化のどれか)」を セットで付け、最後に一番のおすすめ案を理由付きで示すこと。 ソースにある過去の高反応投稿があれば、その勝ちパターンを踏襲する。 本文は、最初の1行で読者の「得」が伝わるように。 【テーマ】 (ここにテーマ・伝えたいことを貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】メルマガ作成 【用途】商品案内・お知らせのメルマガを作る 【使う場面】「メルマガ書いて」「案内メールを作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 以下の内容で、メルマガを作成してください。 ・件名は3案(開封したくなる具体性を持たせる) ・本文は1案(結論→読者のメリット→詳細→行動喚起の順) ・ソースに過去の高反応メルマガがあれば、構成と言い回しを踏襲する ・売り込み色が強くなりすぎないよう、読者の「得」を主語にする 【内容・ターゲット】 (ここに要点を貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】競合比較まとめ 【用途】ソースの競合情報から、比較分析を作る 【使う場面】「競合まとめて」「A社と比較して」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 ソースの競合情報を分析し、以下を整理してください。 1. 各社の主力サービスの特徴とターゲット層 2. 価格戦略の違い 3. 各社の強み・弱み 4. 当社が差別化すべきポイント3つ(重要度順) すべての分析に「どの資料に基づくか」を明記し、 事実と推測を明確に区別すること。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】企画のたたき台作成 【用途】キャンペーン・施策のアイデアを企画書の骨組みにする 【使う場面】「この企画のたたき台を作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 以下のアイデアを、企画書のたたき台に組み立ててください。 1. 背景(なぜ今この企画か) 2. 目的とKPI(何をどれだけ動かすか) 3. ターゲット 4. 施策の内容(3〜5個) 5. スケジュールと必要リソース 6. リスクと対策 ソースの市場データ・過去施策の結果を根拠として使い、 KPIは必ず測定可能な数値で置くこと。 【アイデア】 (ここに要点を貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】月次マーケレポート作成 【用途】数値データから、月次の振り返りレポートを作る 【使う場面】「今月のレポート作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 ソースの数値データ・活動記録をもとに、月次レポートを作成してください。 1. サマリー(今月の結論を3行で) 2. KPI達成状況(目標対比の一覧) 3. うまくいった施策と、その要因分析 4. うまくいかなかった施策と、その原因 5. 来月の重点アクション(3つ以内、優先度付き) 数字の解釈だけでなく、必ず「次のアクション」まで踏み込むこと。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

マーケさんの真価は、あなたの会社の「勝ちデータ」を食べさせたときに出ます。過去に反応が良かった投稿、成果が出たメルマガをソースに入れておくと、一般論ではなく「うちで実際に効いた型」で作ってくれる。世間のマーケターではなく、自社の実績で学んだ社員になるわけです。

営業担当の業務マニュアル(5本)

営業の時間は、商談の「前後」に吸われています。準備、提案書、フォロー、報告。ここをマニュアル化すると、あなたはお客様と向き合う時間だけに集中できるようになります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】商談準備ブリーフィング 【用途】商談前に、相手の情報と作戦を整理する 【使う場面】「明日の◯◯社の準備をして」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 指定された顧客について、ソースの情報(過去のやり取り・ 打ち合わせメモ・先方の公開情報)をもとに、商談前ブリーフィングを 作成してください。 1. これまでの経緯と、前回の宿題 2. 先方の現状と、想定される関心事 3. 今回の商談のゴールと、提案すべき内容(根拠付き) 4. 想定される質問・懸念と、回答案(3つ) 5. 商談の冒頭で言うべき一言の提案 情報が古い・不足している箇所は【要確認】と明示すること。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】提案書ドラフト作成 【用途】顧客向け提案書の骨組みと本文を作る 【使う場面】「◯◯社向けの提案書を作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 以下の顧客に向けた提案書ドラフトを作成してください。 1. お客様の現状と課題(ソースのメモから抜き出す) 2. 課題を放置した場合のリスク 3. 提案内容 4. 導入後の変化(数字で示せるものは数字で) 5. 進め方とスケジュール 6. 類似事例(ソースにあれば) 7. 次のステップ 商品仕様・価格は、必ずソースの最新資料と一致させること。 ソースにない仕様を「できます」と書いてはいけません。 【顧客名と今回の提案骨子】 (ここに要点を貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】フォローメール作成 【用途】商談後のお礼・次アクション確認のメールを作る 【使う場面】「◯◯社にフォローメール送りたい」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 商談後のフォローメールを作成してください。 構成:お礼(1〜2行)→商談で合意した内容の確認→ こちらの宿題と期限→先方への依頼事項→次回の提案。 長すぎないこと(スクロールなしで読み切れる分量)。 確認事項は箇条書きで、先方が「返信しやすい」形にすること。 【商談のメモ・伝えたいこと】 (ここに要点を貼る) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】想定問答リスト作成 【用途】商談・プレゼン前に、厳しい質問と回答を準備する 【使う場面】「想定問答を作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 ソースの商品情報・過去の商談記録をもとに、想定問答リストを 作成してください。 ・想定質問を「厳しい順」に10個 ・各質問に、回答案と「答えるときの注意点」をセットで ・価格への抵抗、競合との比較、導入の手間の3テーマは必ず含める ・ソースで回答できない質問には「要社内確認」と明示すること ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【プロンプト名】営業日報→週報変換 【用途】日々の活動メモから、週報を自動生成する 【使う場面】「今週の週報作って」と頼まれたとき 【プロンプト本文】 ソースの営業日報・活動メモをもとに、今週の週報を作成してください。 1. 今週のサマリー(3行) 2. 商談・案件の進捗(案件ごとに「状況→次のアクション」) 3. 数字の実績(ソースにあれば目標対比で) 4. 課題と相談事項 5. 来週の予定と重点 上司が2分で読めて、意思決定に使える密度にすること。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

営業さんは、顧客ごとの打ち合わせメモをソースに継ぎ足すほど強くなります。ブリーフィングも提案書も、どんどん「その顧客専用」に深まっていく。提案書プロンプトに「ソースにない仕様を『できます』と書くな」と入れてあるのは、営業でいちばん怖い事故——言ってはいけないことを言ってしまう——の予防線です。マニュアルには、品質だけでなく安全も書き込めるんです。

第5章:AI社員と働く、最初の1日

準備は整いました。最後に、社員と働く日常の風景と、育て方のコツをお見せします。

「一言で動いた」最初の瞬間を、味わってください

朝。会議が終わったあなたは、総務さんのGemを開いて、文字起こしを貼り、一言送ります。「議事録作って」。

社員はまず、こう答えます。

プロンプト集の『議事録作成』を使用します。

——マニュアルの正しいページを開いた合図です。そして数十秒後、決定事項と未決事項がきちんと分かれ、TODOに担当と期限が付いた、いつもの形式の議事録が届く。あなたは固有名詞と数字だけ確認して、おしまい。

この最初の1回、たぶん、ちょっと感動します。長いプロンプトを貼らずに、部下に頼む言葉だけで、設計どおりの品質が出てくる。「AIを使っている」感覚が、「部下がいる」感覚に変わる瞬間です。

午後、今度はマニュアルに無い仕事をわざと頼んでみてください。

「取引先に周年のお祝い状を書いて」。

返ってくるのはこうです。「この仕事は、プロンプト集に未登録です。新規プロンプト提案モードに移行します。

——そして、お祝い状マニュアルの案が提案される。あなたは「OK」と返してお祝い状を受け取り、提案されたプロンプトをドキュメントに貼る。30秒。社員が今日、新しい仕事をひとつ覚えました。 この「育っていく手応え」が、この仕組みのいちばんの中毒性です。

育て方のコツは、3つだけ

コツ①:マニュアルは「1つの仕事に1本」

「議事録も週報も作れる万能プロンプト」は作らないでください。用途が混ざると、社員がどのページを開けばいいか迷います。仕事の数だけ、短いプロンプトを。ページが増えるのは、社員の成長です。

コツ②:出力に不満が出たら、チャットで言い直さず、マニュアルを直す

「議事録、もう少し短くしてほしいな」——そう思ったら、ドキュメントのプロンプト本文に「◯字以内で」と書き足してください。チャットでの注文はその場限りですが、マニュアルの修正は永遠に効きます。不満は、マニュアル改訂のお知らせだと思えば、腹も立ちません。

コツ③:月に1度だけ、マニュアルの大掃除

使っていないプロンプトを消し、似たものを統合する。5分で終わります。マニュアルは分厚いほど偉いのではなく、現役のページだけが並んでいるのが、いい状態です。

雇い主の義務:セキュリティだけは、必ず

楽しい話の締めに、1つだけ真面目な約束を。AI社員のノートには、議事録・顧客情報・社内規定と、大事な情報が集まります。

  • ①会社の資料を外部のAIサービスに入れてよいか、社内ルールを必ず確認する
  • ②機密情報・個人情報は、匿名化してから入れる(取引先は「A社」、個人名は「Bさん」に)

Gemやノートを人に共有するときは、中の資料ごと見えることも忘れずに。社員を守るのも、情報を守るのも、雇い主であるあなたの仕事です。

まとめ:月曜の朝、あなたのチームはもう出社しています

やることを、最後に3行にします。

  • ①部署ノートを作って知識を入れる
  • ②プロンプト集ドキュメントを作って(第4章をコピペ)、ソースに追加する
  • ③Gemを作って司令塔プロンプトを貼る

——15分で、一言で動くAI社員が1人、入社します。

想像してみてください。次の月曜の朝。あなたには、議事録を任せられる総務さんと、投稿案を量産してくれるマーケさんと、商談準備を整えてくれる営業さんがいる。全員、文句を言わず、深夜でも動いて、頼むたびに賢くなっていく。あなたはもう、ぜんぶを一人で抱えなくていい。 空いた手で何をするかは、あなたの自由です。

まずは1人。あなたの毎日にいちばん近い部署から、雇ってみてください。「議事録作って」の一言が通じた瞬間の、あの小さな感動から、あなたの会社は始まります。

AIの世界は進化が本当に速い。最新情報を一人で追いかけ続けるより、毎日実践して発信している人間をフォローしておくのが、いちばん確実で速い方法です。

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