「線画まではよかったのに、色を塗ると急に初心者っぽくなる」
「色が合っていないのはわかる。でも、どう直せばいいのかわからない」
「色を塗れば塗るほど、最初の良さが消えていく」
そんなふうに、多くの絵描きを悩ませる「色塗り」
線画は描いているうちに少しずつ上手くなってる気がするのに、色塗りだけは何枚描いてもなかなか上手くならない。
そう感じている人も、かなり多いんじゃないでしょうか。
かくいう私もかつては、
「なんかわからないけど、なんとなくうまくいった気がする!!!」
と、なんとなく塗れてる気がするけど、まったく再現性がない半分バクチみたいな状態で色塗りをしていました。
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**また、実際には線画も、ただ描いているだけで勝手に上手くなるわけではありませんが、線画は形のズレや違和感が比較的見つけやすい分、練習をしていく中で
**・顔のバランス
・ポーズ
・体の傾き方
・服のシワ
・髪の毛の流れ**
など
「どこを直せばいいか」
を見つけやすく、どこに違和感を感じるかがはっきりしてくるので、繰り返し描く中で少しずつ
「自分の弱みはここだな」「次はこうしよう」
と軌道修正していくことができます。
その一方で色塗りは、違和感の原因がかなり見えにくいです。
「なんか色が変」
「なんか濁って見える」
「なんか光って見えない」
と感じても、その原因がひとつとは限りません。
線画のズレは、「ここがおかしい」と場所で見つけやすいですが、色のズレは複数の要素が重なって起きていることが多いです。
だから色塗りは、自分でも「合っていない」ことはわかるのに、どこを直せばよくなるのかが見えにくい。
そして、その見えにくさの原因になっているのが、色塗りに対するよくある勘違いです。
これを知らずに色を塗り進めていくと色が濁って見えたり、光の印象が出にくくなったりします。
この記事では、色塗りが苦手な人がつまずきやすいことを、3つに絞って紹介してみます。
1. 色選びは「センス」で決まると思っている
色塗りが苦手な人がよくいうセリフ。
「自分には色彩センスがない」
これ。
言ったことある人も多いんじゃないでしょうか。
たしかに、色使いがうまい人はポンポンポンと自由自在に色を置き、確かにそれが気持ちよく調和してるように見える。
なので「やっぱりセンスなのかな・・・」と思ってしまいます。
でも実際には、なんとなく好きな色を置いているのではなく、いろんなことを見ながら判断していることが多いです。
その色は明るいのか、暗いのか
鮮やかなのか、鈍いのか
光が当たっている場所なのか、影の中なのか
周りの色と比べて、強いのか、弱いのか
そういうものを見たうえで、「このくらいの色かな」と選んでいます。
つまり、色選びはセンスだけで決まるものではありません。
どちらかというと、何を見て、どの順番で判断しているかの差が大きいです。
色が苦手だと思っている人は、色彩センスがないというより、まだ「色を選ぶときに何を見ればいいか」が整理できていないだけかもしれません。





