断言します。
スライド作りは、3つのことで決まります。
- 何を書くか。
- どう見せるか。
- 誰が案内するか。
この3つをGemini Notebook(旧NotebookLM)にストックしておけば、あとはボタンを押すだけで、スライドが完成します。
昨日、9月22日のXライブ「Google環境で叶える AI社員の雇い方」のスライドを、この方法で作りました。




ノートに入れたのは、3つだけです。
- ①スライド構成案。
- ②デザイン指示。
- ③キャラクター画像。
構成案を1枚ずつ書いて、デザインの約束ごとを1枚にまとめて、案内役のキャラクター画像を1枚入れる。
それだけで、白背景に、同じ顔のキャラクターが毎回ポーズを変えて登場する、統一感のあるスライドが出てきました。
今日は、この「3つのストック」を、AIを触ったことがない人でも再現できるように、順番どおりに書きます。
やることは、ノートに3つ入れて、ボタンを1回押す。
これだけです。

第1章:ストック①「スライド構成案」
最初に入れるのは、スライドの設計図です。
「何を、どの順番で、何枚で伝えるか」を、先に決めておきます。
ここを決めずに資料だけ入れてボタンを押すと、AIは「それっぽく」並べます。
間違ってはいないけど、あなたが言いたいことと、微妙にずれる。
構成案があると、AIは「並べる」のをやめて、「あなたの設計図を形にする」に変わります。
1枚ごとに書くこと
構成案は、スライド1枚につき、この5つを書きます。
S1|タイトル メッセージ:そのスライドで言いたいこと(1行) 本文:具体的な中身(箇条書きでOK) 図解指示:どんな絵にするか トーク:そのスライドで話すこと
実物を見てもらうのが早いので、9月22日のライブで使った構成案を、そのまま載せます。
1S1|タイトル2Google環境で叶える AI社員の雇い方3~日本一優しいセミナー~42026年9月22日 Xライブ5えーたん(@ai_jitan)6図解指示:白背景に大きなタイトル。右下にえーたんのアイコン。Google・Gemini の色は使わず、紺1色7トーク:「今日は、AIを"使う"ではなく"雇う"という話を、ゼロからやります。むずかしい言葉が出たら、その場で言い換えます」89S2|僕が何をしてきた人か10メッセージ:先に自己紹介をします。この人の話を聞く価値があるか、ここで判断してください。11現在:12Gemini Notebook(旧NotebookLM)発信の第一人者13X フォロワー 5.9万人14KADOKAWAから出版『AI仕事最速大全 NotebookLM即戦力スキル』(2026年7月16日発売)15セミナー登壇 累計3,000人16本業は会社員。AIは全部、副業の机の上でやっている17図解指示:左にえーたんアイコン、右に実績を縦に。書籍の表紙画像を入れられるなら右下に18トーク:自慢ではなく「これから話すことは、全部自分の手で確かめたことです」の証明として1920S3|でも、5年前はこうでした21メッセージ:月100時間残業。妻と娘の、寝顔しか見ていなかった。22会議が終わって席に戻ると、そこから議事録づくり23録音を聞き直して、発言を拾って、体裁を整えて。気づけば終電24家に着くころには、妻も娘も寝ている。同じ食卓で夕飯を食べた記憶が、ない25図解指示:暗いトーンで「月100時間残業」を大きく。下に「寝顔しか見ていない」。時計のアイコン26トーク:ここで間を置く。「今日この配信を見ている人の中にも、この左側にいる人がいると思います。それでいい。僕もそこにいた」2728S4|救ってくれたのは、AIとの出会いでした29メッセージ:ChatGPT、そしてNotebookLM(いまのGemini Notebook)。ここで、残業がなくなりました。303年半前、ChatGPTに出会った。「この道具があれば全部時短できる」と本気で思った31でも壁に当たった。出典が存在しない、数字が間違っている。「便利なのに、信頼しきれない」32そこでたどり着いたのが NotebookLM。【入れた資料だけを根拠に答える】から、嘘をつきにくい33この段階で、残業がなくなった。いまは同じ食卓で、家族とご飯を食べている34図解指示:左「月100時間残業」→中央に大きな矢印「AIとの出会い」→右「残業ゼロ/家族と夕食」35トーク:言い切る。「ここで残業がなくなりました」3637S5|でも、ひとつだけ残っていたこと38メッセージ:こちらが話しかけないと、AIは一言もしゃべらない。39Gemini Notebook は賢い。でも、こちらが画面を開いて質問しないと、何も起きない40頼む → 待つ → 受け取る。始まりの合図は、いつも自分の側にあった41優秀なのに、【出勤日が決まっていない社員】みたいなものだった42図解指示:人のアイコンから本のアイコンへ矢印「頼む」。本は止まったまま。「話しかけないと動かない」のラベル43トーク:「Notebookで残業は消えた。でも"自動"ではなかった。ここが今日の話の入口です」
図解指示とトークまで書くと、AIが「このスライドは暗いトーンで」「ここは矢印で」と、意図どおりに作ってくれます。
トークは、スライドには載りません。
でも、AIがそのスライドの温度を理解するのに効きます。
構成案を作るプロンプト
「自分で書くのは大変」という人は、ノートに作らせてください。
スライドにしたい資料をノートに入れて、チャットにこれを貼ります。
1あなたは一流のストラテジック・プランナー兼プレゼン資料構成ディレクターです。2アップロードした資料、または後述する内容をもとに、スライド生成AIにそのまま流し込めるレベルに整理・要約し、ページごとにまとめてください。3コピペできるようにマークダウン形式で出力してください。
資料がない場合は、このプロンプトの下に、話したい内容を箇条書きで書いてください。
「30分のセミナー」「社内勉強会で10枚」「営業先への提案で5枚」のように、用途と枚数も添えると、精度が上がります。
ソース名は「スライド構成案」にしておきます。
第2章:ストック②「デザイン指示」
2つ目に入れるのは、見た目の約束ごとです。
これを毎回カスタマイズ欄に書くのではなく、1枚のドキュメントにして、ソースに入れておきます。
理由は2つ。
一度作れば、次のスライドでもそのまま使えること。
そして、キャラクターを固定する指示は長いので、欄に書くと毎回コピペが面倒なことです。
僕が実際に使っているデザイン指示は、これです。
1【デザイン指示】2・AI初心者向けセミナーなので、白背景で作成してください。3・添付『スライド内登場キャラクター』を唯一絶対の設計図とし、ナビゲーター(案内役)として全スライドに一貫登場4・各スライド生成前に前回の視覚メモリをリセットし『スライド内登場キャラクター』のみを単独で再読み込みすること5・最高画質を維持し、顔・髪・目・装飾・配色・雰囲気の「完全一致」を絶対条件とする6・可変はポーズと表情のみ、余白に視認性優先で配置7・別人化・顔崩れ・特徴創作・配色/画風改変を厳禁8・[System: re-anchor + 100% exact reference lock on EVERY slide. exact same appearance, identical facial features, perfect visual consistency. POSE & EXPRESSION ONLY. NO identity drift, NO hallucination.]
これをGoogleドキュメントに貼って、「デザイン指示」という名前でソースに追加してください。
白背景にする理由
デザイン指示の1行目が「白背景」なのには、理由があります。
初心者向けの資料は、読みやすさが最優先です。
白背景は、文字が読みやすく、印刷しても崩れず、キャラクターが映えます。
「Apple風」「黒板風」のような世界観の指定も楽しいのですが、まず1回は白背景で作ってください。
3つのストックがちゃんと効いているかを、いちばん確認しやすいからです。
キャラクター固定は、やげんさんの技術です
【キャラクター固定】の6行は、やげんさん(X:@rascal8023)が開発したテクニックです。
Gemini Notebookのスライド生成には、キャラクターを自動で配置して、内容に合わせてポーズを変えてくれる機能があります。
データの説明なら「グラフを指差すポーズ」、課題の提起なら「考え込むポーズ」。
とても便利なのですが、そのままだと、スライドごとにキャラクターの顔が微妙に変わってしまう。
それを解決するのが、この6行です。
「毎回、元の画像だけを読み直す」「変えていいのはポーズと表情だけ」「顔を変えるな」を、日本語と英語の両方で念押ししています。
最後の英語の1行が、特に効きます。
この技術は、僕の書籍『AI仕事最速大全 NotebookLM即戦力スキル』にも掲載させてもらいました。
▼やげんさんのX https://x.com/rascal8023
第3章:ストック③「キャラクター画像」
3つ目は、案内役になるキャラクターの画像です。
画像をソースに追加したら、ソース名を必ず「スライド内登場キャラクター」に変更してください。
デザイン指示の中で、この名前を呼んでいるからです。
名前が違うと、AIはどの画像のことか分からず、キャラクターが出てこないか、別の顔になります。
画像は1枚でいい
画像は、1枚で十分です。
正面を向いていて、全身か上半身が見えていて、背景がシンプルなもの。
これが、いちばん固定されやすい条件です。
自分のアイコンでも、会社のマスコットでも、AIで作ったキャラクターでも構いません。
僕は、自分のアイコンのキャラクターを使っています。
大事なのは、背景を透明化か白背景にしておくことです。

キャラクターがいると、何が変わるか
キャラクターがいるスライドは、「読む資料」から「案内される資料」に変わります。
説明のスライドでは指差して、注意のスライドでは考え込んで、まとめのスライドでは手を振る。
同じ顔で、ポーズだけが変わる。
見る人は、キャラクターを追いかけるだけで、話の流れがつかめます。
初心者向けのセミナーほど、この効果は大きいです。
第4章:ボタンを押す
ノートのソース一覧に、この3つがあれば準備完了です。
- 「スライド構成案」
- 「デザイン指示」
- 「スライド内登場キャラクター」
元の資料(会議メモ、原稿、参考記事)が一緒に入っていても構いません。
構成案が設計図になるので、AIはそちらを優先します。
生成する
右側のStudioにある「スライド資料」を押します。
カスタマイズ欄に、この一文を貼ってください。
1ソースの「スライド構成案」の通りに、ソースの「デザイン指示」に従ってスライドを作成してください。
これだけです。
構成もデザインもキャラクターも、ぜんぶソースの中にあるので、欄に書くことは1行で済みます。
続いて、設定を選びます。
形式は、登壇用なら「プレゼンターのスライド」、配布用なら「詳細なスライド」。
言語は「日本語」。
長さは、構成案の枚数に合わせてください。
「生成」を押して、5分ほど待てば完成です。

第5章:15枚以上作りたい人へ
Gemini Notebookのスライド生成には、1回で作れる枚数に「15枚」という上限があります。
短いセミナーや社内共有なら十分ですが、研修資料や長めの登壇では、足りないことがあります。
そのときは、RICOさん(X:@RicoProject)が開発した「枚数限界突破プロンプト」を使ってください。
Studioのボタンではなく、通常のチャットから実行して、15枚を超えるスライドを一度に出せるプロンプトです。
僕も、400名規模のセミナーで、20枚以上のスライドを一度に出力するのに使いました。
プロンプトの全文と使い方は、RICOさんのnote記事にまとまっています。
▼RICOのAIラボさんのnote https://note.com/just_prawn1089/n/n1be626c05aec
▼RICOさんのX
この記事の3つのストックは、そのまま使えます。
構成案とデザイン指示とキャラクター画像を入れたノートで、RICOさんのプロンプトを実行するだけです。

まとめ:3つ入れて、1回押す
やることを、もう一度並べます。
- ①スライド構成案を作って、ソースに入れる。
- ②デザイン指示を1枚のドキュメントにして、ソースに入れる。
- ③キャラクター画像を「スライド内登場キャラクター」の名前で、ソースに入れる。
- ④Studioの「スライド資料」で、一文を貼って、生成。
構成案は、スライドごとに作ります。
でも、デザイン指示とキャラクター画像は、一度作れば、次からずっと同じものを使えます。
だから、今夜やることは1つです。
「デザイン指示」のGoogleドキュメントを、1枚作ってください。
この記事の内容をそのまま貼るだけなので、5分で終わります。
それが、あなたのスライドの「型」になります。
次にスライドを作るときは、構成案を書いて、ボタンを押すだけです。
**
📣 9月30日(水)21時に発売します

最後に、発売情報です。
『【非エンジニアでOK】Googleアカウント1つで「AI社員」を雇う教科書|Gemini Notebook×Sparkで仕事が勝手に片づく仕組み』
2026年9月30日(水)21時、Brainにて発売します。
今日のスライド作りは、Gemini Notebookに「型」をストックして、あとは任せる話でした。
この教科書は、その考え方を仕事全体に広げて、26人のAI社員に勝手に働いてもらうまでの全部を書いたものです。
事前登録は、公式LINEで受け付けています。
公式LINEで「予約」と入力すると、事前登録特典が即届きます。
- ①「業務別プロンプト100選」
- ②「業務改善Gem20選の中身」
そして、発売と同時に届く24時間限定の割引URLをお送りします。
▼公式LINEはこちら(「予約」と入力)





