いじめられにくい子どもを育てるための 2 つの重要な戦略

@shimodamisaki
日本語2026年8月18日
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TL;DR

エッセイストの下田美咲氏が、いじめの予防には「理不尽なことに黙って耐えない」という教えと、社会生活を生き抜くための明るくユーモアのある性格作りが不可欠であると説きます。

いじめられてからじゃ遅い、と思うんだよね。

子育てにおける"いじめ対策"って。

下田美咲@エッセイスト - inline image

どうもこんにちは、下田美咲です

「もしも我が子が、学校等でいじめを受けていることが分かったら、美咲ちゃんならどうしますか?」と聞かれることがある。

そんな時に私はまず、いじめられてからじゃ遅い、と思う。

それは「もう間に合わない、もうどうしようもない」ってことではなくて、もちろんそこでどう対応するかも運命の分かれ道になる重大なことだけど、ただ、いじめられた日々は取り消せないし、その時に苦痛を感じた事実は一生残るし、心に傷が付いたとしたら、それはずっと残る。

その時点ですでに、人生の一定期間が台無しになってしまっている。

という意味で、親が気づくような段階までいじめられまくってからの対応って、完全に出遅れていて、いじめ対策として遅いよね、っていう。

私は男女のセックスレス問題について「すでにレスになってから解決しようと動くのだと遅い」と常日頃から伝えているけど(※打てる手はあるけど、やらかした過去は消せないから、場合によっては取り返しがつかないケースがある)、それと同じで、子どものいじめ問題についても、そうなる前から本気で用心をして手を打ちまくっておくべきだし、そうならないように手配しまくっておくべきだ、というのが私の考え。

いじめられてることに親が気づくほど、いじめをこじらせてからの対応じゃ、すでに間に合ってない。だって、親が気づくのって一般的に結構あとの段階だから。一生気付かないパターンも少なくないだろうし。

それって恐ろしいことだし、我が子には1秒だって、いじめられている時間なんて過ごして欲しくないよね。

という風に考えている私としては、「もしもいじめられたら、どう対応すべきか?」よりも、【そもそもいじめられないような子に育てるには?】と考えて工夫することの方が、断然重要だと思っている。

いかにして、いじめられづらい性質に育てていくか。いじめられづらさを伸ばしていくか。そう思いながら、私は毎日息子と接している。

いじめられやすい子どもの条件

いじめられやすさってある、と思っていて。

いじめられる側にも問題があるのか・ないのか、っていうのとはまた別の領域の話として、例えば、ひょんなことからいじめのターゲットに据えられるってこと自体は、誰にでも起こり得るけど、そのいじめが盛り上がっていくかどうかは、いじめられた時にその人がどう対応するかで随分変わっていくように思う。

私はあまり群れをなして生きてこなかったタイプだから、一対一で同級生と戦うことはあっても、仲間を作って集団で攻撃をするみたいな、いわゆるザ・いじめには携わったことがなくて、いじめられたこともないから(※学校等の集団生活の中では!親族は意地悪だったけど!)、いわゆる「いじめ」の実態には疎いかもしれないのだけど。

それでも、この歳まで生きてきて、いじめにまつわる色々を見かけてきた感覚で思うのは、いじめられる人の共通項として「やられっぱなしの人」ということがある。

つまり、ただ耐えちゃってる人。

言い返さない、反撃しない、やり返さない、やめさせるために動き出さない。そういう人は、いじめられ始めた時にどんどんそのいじめが盛り上がってしまうイメージ。継続されるし、悪化する。

逆に言うと、いじめた時に面倒くさいことになるヤツとか、むしろ返り討ちにあったり、速攻で大人を呼んできて騒ぎ立てる人は、全然いじめられているイメージがない。

ちょっとした嫌がらせなんてのは、集団生活を幼稚園〜高校まで15年くらい送っていたら、誰しもが何度かは受ける機会があると思うんだよね。

そのレベルなら私もあるし。

とくに、芸能界に入って目立つ活動をしていた中学時代は、いくつかの印象的な嫌がらせを受けたけど、全力でやり返したから、むしろ相手はすごく後悔していたように思う。こんなヤバい奴に変なことをしなきゃ良かった、と。

自分の親に大恥をかかせる事態に発展して、相手は子ども心に辛かっただろうし、そのあと親からひどく叱られもしただろう。

だから当然に、同じ人から1回以上の嫌がらせが繰り返されたことはない。

いじめられづらい人に育てるために伝えていること

私は、いじめの実態にはさほど詳しくないけど、15年間ごく普通の環境で集団生活をしてきて、「ああ、この子、いじめられそうだなー」「ああ、この人、いじめてそうだなー」と思う機会は沢山あった。

その経験に基づき、「では、我が子がいじめられないように、どう対策を打つべきか」と考えると、この辺りを徹底するのが有効に思える。

やり返す・言い返す・反撃しまくることを習慣として根付かせ、「やらっれぱなしは良くない」「大声を出したり泣いて騒ぐのは大正解!」と教え、すぐに言いつける文化を仕込み、ちょっとでも嫌だったら大騒ぎをして相手にとって面倒くさい展開に発展させるのが賢い身の振り方であって、断固として「絶対に耐えてはいけない」と教える。

私はこの方針に基づき、この9年間、子育てをしてきた。

幸い(?)我が家では、夫が息子にちょっかいを出すため、親子ゲンカが毎日のように勃発する。

そんな中で、息子が耐えることを選ばず、ちゃんと反撃に出た時、私は褒めて褒めて褒めまくっている。

息子は、シンプルに夫が顔を近づけただけでも嫌がるから、「顔が近い!!やめてよ!💢」と攻撃をする、みたいなこともよくあるけど、そういう時も私は息子を肯定し、応援している。

「嫌だったんだもんね!今のは、嫌がることをしたパパが悪いよね!!」と。

そして、夫の方を叱る。

「嫌がらせっていうのは、悪意を持った行動だけを指すんじゃないんだよ。あなたがどんなつもりでも、この子が嫌だと感じたら、それは嫌がらせなの!自分が先に嫌がらせをしたんだから、ぶっ叩かれて当たり前よ」と。

嫌な気持ちをきちんと表明した息子を、全面的に支持する。

(なお、前提として、明らかな嫌がらせを除いては、過去に1回以上、その件について「嫌だ」と明確に伝えたことがあるかどうかは重要。いくら顔を近づけられて不快でも、いきなり殴るのはダメ。でも、ちゃんと嫌だと伝えた歴史があるのにそれでも繰り返されたなら、それはもうやっつけていい。しつこい方が悪い!)

やり返すことを悪とする教育は、いじめられっ子を育てにいってる

一般的に、とにもかくにも「暴力を振るってはいけません」「攻撃をしてはいけません」「とにかく正しく振る舞いなさい」という風に教育をしている家庭が多いように思う。

言い回しは色々とあるとして、「争ってはいけない」という方向性で教えている。やられてやり返すのはバカがやることだ、同じレベルに成り下がってどうするんだ、みたいな。

だけど私は、それは、やられっぱなしのいじめられっ子を育てることに繋がっていると思う。

もちろん暴力は良くないし、他人を攻撃するべきではない。というのは大前提として教えるけど、やられたらやり返すっていうのは、子ども社会で無事に生き抜くための護身術として絶対的に必要なスキルだ。

だって、子ども社会は、多くの大人が思うよりも、かなりひどくトチ狂っているから。

なぜトチ狂っているかといえば、いろんな不遇に晒され不満を抱えた子どもが、世の中にはたっっくさんいるから。

子ども社会は治安が悪い

知的レベルが低くて本当にできないのに、「やる気がないからだ」「やればできるから、しっかりやれ」などと気持ちを疑われて、お尻を叩かれ続けている子どもや、虐待されている子、ネグレクトされている子、いつもお腹を空かせている子、親の貧困の巻き添えとなっている子、明らかに矛盾した理屈で叱られている子など、日々不遇な思いをしている子どもが学校には沢山いる。

(私立の場合はまた傾向が変わるだろうけど、そこにはそこ特有の問題があるだろう)

子どもの世界には、ひどい親による理不尽が溢れまくっている。

だから、そのストレスでグレたり荒れたりして色々とこじらせまくった結果として、クラスメイト等に攻撃をするっていう子どもはゴロゴロいる。

子どもは大人たちに虐げられると、自分より弱そうな生き物をターゲットにしてお門違いなウサ晴らしに走ることがよくある。

子ども社会というのは、狂った大人の数にしっかり比例して崩壊していて、多くの親たちが考えるような筋の通った世界では全然ない。

自分が正しく生きていれば平和に暮らせる。

他人を攻撃しなければ自分も被害に遭わない。

なんて、そんな綺麗事がまかり通る世界ではない。

家庭に特別な問題がなくても、子どもは子どもってだけで、身勝手で不安定な生き物でもあるし。成長期だからね!

子どもは天然で攻撃的

それに子どもは、とくに荒れてなくて悪意がない場合でも、天然で攻撃的だったりする。建前を持っていない(本音が垂れ流し)という点でも、事故的ないじめを起こしやすい。

例えば「ブスだな」と思ったら「ブスだね」と言っちゃうし、口が達者だったりすると「よくそんな顔で生きてられるね。整形しないの?」って素朴な疑問として言い出す可能性があるし、カエル顔なら「カエル」と呼び、豚っ鼻なら「豚」と呼び、太ってる人のことはもちろん「デブ」と呼び、みたいな、悪気とも違う天然の攻撃を、一般的な子どもが何の気なしに繰り出しまくる。

そんな子どもたちに囲まれて生活を送るからには、相手に悪意があろうとなかろうと人に何かをされて嫌だと感じた時は【耐えずに、嫌な気持ちをしっかり表明する】っていう習慣を当たり前に持っていないと、いじめられるだろうし、いじめられなくても傷つき続けるだろう。

超ハッキリと「嫌だ!やめてくれ!」って言わないと、「え、そんなに嫌だったんだ!?知らなかった!」って本気で言うような生き物だから、子どもって。

チクる習慣を定着させる声がけ

息子たちには常日頃から、「嫌なことがあった時にはママに伝えてね!ママが全力で励まして・なぐさめて・元気付けるから!!」「痛いところがある時はママに教えてね、ママがどうにかするから!!」と伝えている。

そう育てられている息子は、何かあると、すぐに私のところに走ってきて「うわああああ、オレ、いま可哀想なのーーーー!!!」という調子で、

すごく分かりやすい自己紹介をしてくれるから、何があったのかすぐに聞き出せて把握できるし、対応できる。ささくれ一個でも「ママァ!!」と報告をしてくれる。素晴らしい。

こういうコミュニケーションが親子間でしっかり取れていると、まず幼児期のいじめに関しては、早めに発見できる可能性がだいぶ高まると思う。

思春期が近づくにつれ、またバージョンが変わるところもあるだろうけど。ひとまず小学生くらいまでのフェーズにおいては、何か嫌だった時にその場でワーワー喚き散らす力や、親や周りの大人をすぐに頼るメンタルは肝心。

それがしっかりある子どもはいじめられづらいし、たまにちょっかいを出されたとしても、1回で相手が懲りるから継続されづらい。

っていうのが、まずザックリと1つ目のポイントなんだけど、いじめられづらい子どもに育てる上で、もう1つすごく重要視してることがあって。

それが、陽気な子に育てること。

陽気な子に育てるために

冗談が言える、その場に笑いを生み出せる、ひょうきん、おどける勇気がある、みたいな部分がある人の方が、いじめられづらい気がしている。

陽気さに関しては、もちろん本人のポテンシャルもあるだろうし、生まれ持った性格を尊重することは大前提なんだけど、ただ、実際に子育てをしていて思うのは、親の対応次第で、子どもの陽気さって無限に伸ばせるし、逆に、潰してダメにしてしまうことも簡単だろうな、って。

息子たちはかなり陽気な方の子どもで、もちろんそれは性格もあるだろうけど、「あの時やあの時に、もしも私がシラけた対応をしたり、怒鳴りつけたり、後回しにしたり、面倒くさそうにあしらったりしてたら、この子の陽気さは失われていただろう」っていう心当たりは無限にある。

陽気さ0で生まれてくる子どもって、あまりいないと思うんだ。

冗談というのは、ウケるであろう見込みがないと言えないし。おどけるというのは、そこに笑ってくれる人がいるからこそやれることで。

もちろんある程度の年齢になってきたら、実力で周りを笑わせられないと話にならないんだけど、乳幼児時代に親のリアクションが悪いと、**子どもは陽気に振る舞う勇気を失うと思うんだよね。

**

そして勇気を失ってしまったら、センス以前の問題で笑いは生み出せなくなる。

子ども時代のいじめ対策に限らず、大人になった先の人生でも、人を笑わせる力や、笑い話に変えるスキルやセンスっていうのは、持ってた方が絶対に有利で生きやすくなるから、私は我が子のソレを最大限に伸ばす親でありたいと思っている。

もちろんポテンシャルによって、最大に伸ばしても5の場合もあれば、100の人もいるだろうから、親の対応次第で誰もがお笑い芸人になれます!みたいな話では全然ないんだけど。

ただ、親次第で子どものソレを、その子なりに伸ばすことはできるし、100にならなくとも、0と5も大違いだと思うんだ。

なお、そのために大切にしていることは、大きく3つ!

**感度のいい親であること。

リアクションのいい親であること。

[子どもを萎縮させないような対応](https://note.mu/shimodamisaki/m/mc2914147aa67)を積み重ねていくこと。**

笑いを生み出せるって、わりと最強だから。

小学生くらいからは、やり返すだけではなく、陽気さで場を明るくしたり、笑いに変える力もあった方が強いし、何よりその方が絶対にイケてる。

ということで私は、我が子をいじめられづらい子どもにするべく、冗談が言いやすい家庭環境&親子関係を徹底して!陽気にふるまう勇気を与えることを大事にしながら!子育てをしているよ。

📕まだまだある!下田美咲の「いじめ論📘毒親にならないためのマイルール**

**子どもを潰さないために気をつけていること10選。

📗神親になるためのマイルール**

**我が子には、"幸せな子ども時代"を過ごして、"楽しく生きていける大人"になってほしい!そんな私の育て方のハイライト10選。

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