新川崎駅にある「川崎駅まで6キロ離れてます」の表記、見た方はきっと誰しもがどうやって行けば6キロになるか分からず、首を傾げたことがあるに違いないだろう。

まず素直に看板通りに武蔵小杉駅で乗り換えた場合は10.2キロになる。あれ6キロよりもだいぶ遠い。

「または」の方で横浜駅で乗り換えた場合はなんと22.8キロになる。
だがこれでも乗り換え含め僅か21分で済むし、なんと倍の距離あるのに武蔵小杉で乗り換えた場合よりも早く着くのである。
東海道線と横須賀線の速さ、恐るべし。
では出来るだけ遠回りせずに行くにはどうすれば良いか。その場合は一旦料金を精算して改札を出てから、近くにある鹿島田駅から南武線に乗ると良い。
看板に書かれてないのは、料金を精算して追加でお金を出させないための優しさなのだろう。

だが今度は4.1キロと短すぎる。新川崎ー鹿島田の徒歩も3-400m程度しかなく、合わせても6キロには届かない。
では改札を出て直接歩こうと思ったらどうなるか

最短距離で歩いても3.7キロと、6キロとは全然違う数字になる。
歩くには遠すぎて大変という意見が多いようだが、6キロもある訳ではない。また便利な現代であればLuupやハローサイクリングという移動方法も考えられるだろう。
ではどうやったら6キロになるのか。
答えは「線路の上を歩いた場合」だった

新川崎からそのまま線路の上を歩き、鶴見の手前の東海道線と合流するポイントで東海道線の方に渡って川崎駅へ歩くと仮定して距離を計測する。
すると、ちょうど6キロになったではないか!
とはいえ線路の上を歩くのは実際にはあらゆる危険が伴うため現実的な移動手段ではない…

ただ線路の上を歩くのは無理でも、このように新川崎ー川崎の間には概ね「線路沿い」に道があるため、線路を目印に道を伝って歩くことは可能である。
携帯電話も無い時代で地図も持ち合わせてなかった際に、線路を伝って電車の来た道を辿りながら、川崎駅へと向かおうとした猛者が、もしかすると昔は居たのかもしれない。





