「呪われた読者」という手法と、あなたに幸福をもたらすかもしれない怖い話について

@MAMAAAAU
日本語2026年8月18日
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TL;DR

ホラー作家が、読者の関心を引くための手法としての「呪われた読者」というトロープを解説。その後、夢の中で超自然的な報酬を得るための、複雑なルールに基づいた儀式を紹介します。

きのうの怪談エッセイがけっこう評判良かったので。つづきみたいなものを書いてみますね。

僕も怪談が好きですから、よく読むわけですけど。

ネットで怪談を見てるとよく目につくコメントがあるんですよね。

それが「読んだ人が呪われる系の話はもうたくさん」みたいなコメントです。これね、自分にも刺さるんですよ。だって書いたことあるからね。

読んだ人が呪われる系の話、自分はけっこう好きではあるんで……。

そのタイプの話で僕の原体験にあるのは「そうしなはのこ」系の子供向け怪談ですね。昭和末期の生まれですが、僕が子供のころ「学校の怪談シリーズ」の本がすごく流行ったんですよ。子供向け怪談本って感じです。

少し話はそれますけど、あれも一種のオカルトブームだったんですかね? 自分が中学校の頃までそんな感じはあったと思います。子供向けの本でも心霊写真集とか、あとUFOとかね。子供向けギャグマンガも心霊回とか定番でした。

そのころはテレビも心霊写真特集だとか、霊能者を呼んできてだとか、超能力とか、ノストラダムスの予言とか、ふつうにやってたんです。あの頃の小学生ってすごく神秘の世界にいたんですよ。

今となっては大人の事情も分かりますが、いろんなコンテンツを扱うメディアとかではたぶんオカルトネタって便利なんですよ。いつでも出せて、出すと一定ウケるみたいなのあるんで。つなぎにいいわけだ。

まあその後、例のオウム事件があって、オカルト氷河期に入るわけですが。

話がさらにずれますけど、食べ物でいうと、それってカレーでしょうね。カレーって献立をローテするなかで「とりあえずカレーでも」って使いやすいですよね。いろいろ具も入るし、和食みたいに複数品おかず作らないとみたいなのがないですから。

さらに話はずれますけど、純和食って、複数品のおかずを用意しないと献立がいい感じにならないじゃないですか。ほうれんそうのお浸しだけでご飯食べたくないし。んで、複数品作ったら作ったで、食う方は食べたいもんばっか食うしさあ。ぜったい減りが均等ではないわけですよ。人のご飯作ってる人なら分かってくれると思うんですけど……。

そぼろとひじきをもっと食えよ。とか、なんかちょっとだけおかずを残すなタッパーが洗えないだろ。とか、そうだね。パンでいいね。君はパンでいいだろうね。とか、そうだね、スーパーのからあげがこの中でいちばんおいしいだろうね。とか、いろいろ思うじゃん。

それで気づいたんだけど、けっきょく昭和とかの和食でいろんなおかずを用意するスタイルって、大家族向けのスタイルですよね。大家族で家事専業者がいないとこんなの続けられないですよ。二人や三人の家庭でやるものじゃそもそもないんだよ。時代に合わないところがあるんですよ。

だから「カレーって本当に助かるな」みたいなのあるんですよ。

すいません話が本当にそれましたね。

あっ、いま深読みしましたね? このカレーの話は何かこの話に関わる匂わせがあるのか? って、思いましたよね。

でもそれ、悪いクセですよ。すぐメタに見るの。これはエッセイですから。

で、話を戻しますけど、読んだ人が呪われる系の話について。

もう書き手側からの目線でぶっちゃけると、これ便利なんですよ。すごく便利。カレーぐらい便利です。というかカレーです。カレーだと思ってください。

だから、そればっかり読まされると「またカレーかよ」ってなるのわかります。それ自体は正当というか、もっともな話だと思います。

どう便利か、どうカレーか、説明しますね。

これを説明するにあたって、前置きとして、物書きとしてのテクニックの根幹みたいなものを説明しないといけません。正直、これ物書きとしては言いたくないんですよ。すごく書きたくない。だって、テクニック流出させたくないもん。流出した技術ってぜったい陳腐化するもん。ただでさえAIの台頭で、物書きの基礎技術ってもう陳腐化しまくってるのにさ。

何かって言うと「人はふつう、自分に関係ないと感じる文章は読まない」ってことです。……何を当たり前のことを、って思うひとも多いと思います。でもね、重要な技術って割とそうなんですよ。めちゃくちゃ当たり前すぎて、逆に見失うやつなんです。とにかく、鉄則なんです。

なので書き手は、読み手に「この文章は自分と関係ある」って思わせるために、大小ふくめたあらゆるテクニックを使います。読み手から見えるものも見えないものもあります。

このエッセイを例にあげると、最初のほうで「読むと呪われる系の話多いよね」って話をしました。これで、これに共感してくれる人は「関係ある」って思ってくれる可能性がある。次に怪談ブームの話をしました。これも、同世代の人は接点を感じてくれるかもって。次にカレーの話したのも、怪談というややピーキーな話題を、一般的な話題につなげて接点を増やそうとしたわけです。

つまり、読み手との接点をできるだけ増やすというのが重要なわけですが、怪談もこの特性を持ちます。というのも「他人事の怪談」より「自分と関係ある怪談」のほうが怖いじゃないですか?

自分と関りある地域の怪談のほうが、無関係な地域の怪談より怖いでしょ? 怪談話が、しばしば話の本筋と関係ないのに「これは○○地域での話です」とかへん書くでしょ? あれもリアリティを増しつつ、接点をふやそうって話なんですよね。

それで言うと「読む人が呪われる」って話が、どう便利かおわかりでしょう。あれは要するに読者との接点を「無理やり作る」わけです。だから読者は少なくとも「この文章自分と全然関係なかったな」は割けられるわけです。

みんなが飽きるほど多用するってのは、単に便利なんですよね。わたしも書いたことありますし。もちろん、書き手の都合だろってなるのはすごくわかるし、正当なんですけど。同時に「このギミック使いたい」って時はすごくあるんですよ。

ちなみに、それで何か怪異が起こるなんてことはまずありませんよ。

読むだけの縁で変なことが起こるんだったら苦労しないですよ。たとえどんな文章であったとしても、読むだけなら絶対大丈夫です。具体的な何かをしないかぎりぜったい大丈夫です。何かをしたならしりませんけど。

さて、前と同じ展開ですが、批評めいたことばかり書いてもあれなんで、怖い話をひとつ。

しかし今回はただの怖い話ではありません。なんと「読むといいことがあるかもしれない怖い話」です。読んだ人が祝福されるということです。

どうです。いいでしょう。

すでに書きました通り、読み手が呪われる系の話は、いい気分にならない人もいるわけだ。飽きたという人もいるわけだ。しかし書き手としては、これをやりたいという時は大いにある。

そこで、読むといいことがある話ですよ。これで「三方よし」というわけです。読者によし、書き手によし、彼らによしです。

この話は、とあるお手軽な儀式についての話です。

成功すれば、少しいいことがあります。

残念ながら、何も起きないこともかなり多いはずです。本気度とか相性とか、いろんな要素があります。たぶん、これを読んだ人の99%は以下の内容をやらないでしょうし、やった人でも「なにか持って帰れる」のは一割ぐらいじゃないですかね?

だから、成功率で言うと、ソシャゲで1キャラだけ引けるガチャチケットで、狙ったレアキャラ出すみたいな話です。あまり期待しないでください。ただ、無料チケットではあります。ネットの記事ではこれが限界です。

あと、前述のとおり、読むだけなら何も起きません。何かをしないかぎりこれは絶対に大丈夫です。安心していらっしゃい。何もしないのに彼らがあなたを見つけることはありません。

さて、手順は簡単です。基本的には家で寝るだけです。

可能なら、なるべく寝る前には身を清めて、部屋を片付け、刺激物は避けて、耳栓とかアイマスクとかよく寝られるようにした方がいいです。ただそんなにきびしくはありません。

寝る前に、あることを唱えます。これは口に出すのが一番いいが、心のなかで唱えてもいい。スマホを見ながらで構いません。細かい部分も、大筋があってれば違っていいです。みなさんが思うほど魔術は形式主義ではない。

「ごばんめのあるこん おりのおうじよ あなたのばしょにわたしをいれてください おうじたちのたからを わたしはとりにいきます きんいろのとりはとりかごにはいることができ そこからじゆうにでることができる なぜならきんいろのとりのいるとことには いつだってなにもいないから きんいろのとりが おうじたちのたからをくわえ かごからとびたつことを あなたはゆるす おりのおうじのなにおいて わたしをそこにいれてください」

これを気が済むまで唱えます。気が済むまでというのは「もういいかな」というか「なにかがもういいと感じさせるまで」です。感じ方はひとそれぞれです。頭の中のスイッチが入った感じがすれば一番いいです。

すぐにうまくいくとは限りません。なにもなければ、次の日の寝る前に、おなじことをやります。それも、何も起きないかも。これはドアのようなものです。ドアをノックしたからといって扉がすぐ開くとはかぎらないですよね。でもあなたには、何度もドアをノックする権利はあります。これはそういうものです。

扉が開いたら、あなたはある夢を見ます。

夢の中では、ふつうの夢よりは多少自覚的に動けると思います。舞台は町の中かもしれないし、学校の中かもしれないし、遊園地かも。とにかくそれは人によります。これ自体はなんでもいいんです。

向こうでは、表層はあまり意味がありません。重要なのは象徴です。意味があるのは強いシンボルだけです。あなたは夢の中で、その象徴を探すことになります。

あなたは夢の中を自由に動き回って、象徴を探します。いくつかの夢の間を飛び回るかもしれない。ゲームみたいでしょう。これはゲームなんです。見つからないで目が覚めるかもしれないが、同じことをすれば再チャレンジできるかもしれない。気軽に構えてください。

幸いなことに、あなたが夢の中で見つけるべきものは、比較的はっきりしています。それは檻のシンボルです。囚人を入れるあの檻です。それは彼を示すものです。

夢ではよくあることですが、檻のシンボルは変化して現れます。必ずしも檻らしい檻ではありません。それは多くの場合、格子・金網・水槽・鳥籠・肉のない頭蓋骨のいずれかの姿で現れます。

檻や格子や金網を見つけたら、あなたはその中になんとかして入ろうとしてください。そこは彼の場所です。入れば宝に近づきます。

水槽か鳥籠、あるいは小動物の檻を見つけたら、あなたはそれをあなたのものにしてください。それはガイドです。宝にとても近づきます。ここで注意点ですが、水槽や鳥籠の中に小動物などがいたら、それを檻から出し、できるかぎり躊躇なく殺してください。気にすることはありません。それは何でもありません。檻は空でなくてはなりません。

もし、その小動物が何か言ったとしても、それをけして真剣に聞いたり信じてはいけません。これは禁忌です。通常それらの言うことは無意味で、しばしば極めて有害です。それらが非常に嘘つきであることをよく覚えておいてください。王子たちやその使いは、必ずしもあなたが宝を得ることを喜びません。

鳥籠や水槽が空であれば、それらはとても役に立ちます。常に持ってください。

頭蓋骨を見つけたら、それを抱きかかえてください。それもとても役に立ちます。ただしそれが何を言っても、先ほどと同じように、すべて無視してください。そうしている限り、それはあなたを害しません。

注意点ですが、もし頭蓋骨が白骨ではなく、肉がついているばあい、あなたはその肉をとりのぞいてください。もし、どうしても肉が取り除けない場合、あなたはそれをもとあった場所に戻し、立ち去ってください。それは彼のものではありません。別のシンボルです。

さて、禁忌とさっき言いました。このゲームにはルールがあります。ほかのルールも書きますから、絶対に守ってください。

夢の中のルールを守っている限り、このゲームは安全です。夢の世界は絶対にあなたに害をおよぼしません。何も得られなくても、単に普段の夢と同じく忘れられるだけで、プラマイゼロということです。

逆に禁忌を破らないなら、あなたは夢の中で何をしても問題ありません。何を殺しても壊しても夢の中だから大丈夫です。夢の中のほとんどのものはただのあなたの内面が映った鏡の中の像で、実体はないからです。それはあなたの中から出たものだから好きにしてください。

では、禁忌について説明します。

・先ほども言いましたが、ゲーム中、しゃべるものはすべて無視してください。それは単に「敵キャラ」だと思ってください。それも、ものすごく嘘つきの敵キャラです。彼らが何を言うとしても、たとえ、それがどんなにもっともらしくあなたのためであるように聞こえるとしても、けっしていう通りにしてはいけません。それはあなたを害します。

・夢の中のあらゆる登場人物は意味がありません。彼らはけっしてあなたを導きません。一人で行動してください。このゲームのプレイヤーは一人です。このゲームの間あなたは常に一人です。ガイドするものは人間の形であることはありません。無視している限り平気ですし、殺してもなにもありません。

・いくつもの中から選ぶことがあります。つまりいくつかある選択肢の中から選ぶということです。たとえば壁にカギがかけてあって、どれか持っていくだとか、扉が並んでいて、どれか開けるなどです。これはちょっと複雑なので、項目を分けます。

この場合、まず注目するべきは選択肢の数です。重要なのは数字です。意味がある数字は3・4・12・13です。それ以外の数を持つ選択肢はミスリードです。あなたはどれも選ばず立ち去るのが正解です。

3つの中から選ぶ場合:

あなたは「中位のもの」を選んでください。大中小があれば中のもの、豪華・普通・みずぼらしいがあれば普通のものです。あなたの相手は中間に属するものです。それがあなたを彼に近づけます。絶対に、上位のものは選ばないでください。申し訳ないがちょっとどうなるかわかりません。

4つの中から選ぶ場合:

あなたは「火を思わせるもの」を選んでください。赤い・熱い・光っている・火が近くにあるものです。あなたの相手は火に属するものです。それがあなたを彼に近づけます。水・土・風を思わせるものは選ばないでください。別の相手に近づくことになります。それはあなたのゲームではありません。

12の中から選ぶ場合:

あなたは「5番目のもの」を選んでください。あなたの相手は第五の存在です。これは序列ではなく単に彼の生まれた順番だということは知っておいてください。ほかの数字を選ばないでください。別の相手に近づくことになります。それはあなたのゲームではありません。それと、とくに、1から4は選んではいけません。

数字がない場合は、先の基準に従い「中位で火を思わせるもの」を取ってください。

13の中から選ぶ場合:

まず13番目のものをものをとってください。それはあなたの味方になります。あなたに近いものです。番号がない場合、それはおそらくもっとも地味で、ほかの12とは違うものです。

それから、先の「12の中から選ぶ場合」に従ってもうひとつ選んでください。

選択肢については以上です。

・あなたの相手は「神様みたいなもの」です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが「みたいなもの」です。これを肝に銘じてください。決して彼らを「神様」だと思ってはいけません。とても強くそう思えるとしてもです。その関係性は非常に危険です。

だからといって決して「まがい物」だとか「偽物」だとか「作りもの」だとか、そういう風に思ってはいけません。あなた方がそうであるように、彼らも侮辱は嫌いです。非礼は避けてください。ゲストはホストに常に敬意を持つべきです。

どうとらえるべきかという点を少し補足するなら、抽象的な表現として彼らは「王子」です。王ではありませんが、王から引き継いだものを多分に持ち、しかるべき対応をすべきですが、王と思うのは筋違いということです。

・避けるべきシンボルがあります。初めのほうで檻を探すという話をしましたが、逆に見つけるべきではないシンボルです。それらを見つけたら、たんに立ち去り離れてください。それは、そこがこのゲームのフィールドでないことを示します。間違って入ってしまったわけです。

以下にその「間違った夢の中のサイン」を列挙します。

王冠・星・火柱・光柱 / 竜・地図・多量の貴金属や宝石・ヒトの脳 / 心臓・時計・振り子・海・月 / 肺・煙・竜巻

/ 天秤・砂時計・両手・合わせ鏡・蝶・双子・ロールシャッハテスト / 肉塊・腫瘍・不定形の生物・頭足類・奇形の貝殻

大量の文字や記述物・シギル・印章・ルーン・辞書 / 蜜蝋や脂身や脂肪のかたまり・菌類のコロニー・大きなチーズ・大量の貨幣・大量の泥や粘土 / 大量の血液・大量の薬びんか酒瓶・光る液体・吸血する生物 / 動物の標本かはく製や毛皮・星のない夜空・昆虫標本・古い白紙の束・大量の煤や黒いもの・何らかのコレクション

最後にゲームの終わりと宝の持ち帰り、報酬について説明します。

正しく王子の痕跡をたどり目的地に近づいたなら、あなたはおそらく自然にそれと分かります。そこに何があるかはわかりません。宝がどんな表象をしているかはどちらかというとあなたの精神の問題だからです。ただ、あなたはそれが「宝」であり「ゲームの目的物」で「持ち帰るべきもの」だとわかります。

だから以下は例です。たとえばの話です。たとえばこういうものが見つかるということです。あなたは正しく目的地にたどり着きました。その場所には、大きな黒いバスタブのようなものがありました。バスタブには液体が満たされ、木製のマネキン人形が液体の中に横たえられています。

あなたは自然とそれが「宝」だとわかります。あなたにはゲームの報酬を得る権利があります。直感的にすべきことはわかります。バスタブの近くの棚に、大ぶりなカッターナイフが置かれていました。あなたはそれを手に取り、マネキン人形の木製の肉体をそぎ落とします。

マネキン人形は悲鳴をあげ、苦痛を訴えます。しかし動くことはできないようです。マネキン人形はあなたにやめるように懇願します。そしてあなたのしているゲームについていろいろなことを言います。

ゲームのルールに従い、あなたはマネキンの言うことを完全に無視し、その肉体をそぎ落としつづけます。液体でしめった、厚切りのかつおぶしのような木片の山が手に入ります。あなたは手に入れた「マネキン人形の肉」を手に、部屋を出ます。そして目をさまします。報酬はあなたのものです。

さて、報酬ですが、これも不定形で形のないものです。

先ほども言いましたように、このゲームが失敗した場合、あなたは単に目を覚まします。普通の夢と同じです。これまでの朝と同じく、あなたは昨日のあなたと同じものとして目を覚まします。

報酬を得た場合、そこが少し違います。あなたは昨日のあなたとまったく同じではなく、昨日のあなたに何かがつけ加わったものとして目を覚ますことになります。つまり、あなたではなかったものが、あなたの中にあなたの一部として入りこんだ状態で目を覚ますことができます。その部分が報酬です。

その部分は、あなたの精神にとって追加された「アプリ」のようなものです。それがどんなものか、内容は保証できません。内容を決めるのは私ではありませんから。ただ。たぶん役には立つでしょう。

それは多くの場合「限定的な才能」もしくは「限定的な権利」の形で現れます。

たとえば、以下のようなものが期待できます。

・嘘に関する何らかの才覚、たとえば嘘をつくこと、または見抜くことについての何らかの知識や勘の才能。

・望むままにスイッチを入れられる何らかの性格的才能。たとえば、必要な時にひどく冷酷になったり、逆に強く感動したりできるようになる。いわば自分の性格を好きにチューンできる心の回路の才能。

・何らかの現実対応物を持つ護符についての権利。あなたは近日中に何らかの「護符になるもの」を手に入れることができる。それは世間で売られるような品とは一線を画す効力を示す。

・檻の中に入った小動物を所有することについての特別な権利。たとえば、あなたの身に災厄が降りかかるとき、あなたの所有する小動物が死ぬことで、その災厄を免れることに関する特別な権利。

・ある種の魔術的な儀式のプロセスについての知識。満たすべき条件や方法、必要になるものや補助になるもの、行為中の禁忌、およびその成果についての総体的な知識。

以上です。

なんにせよ。読むだけなら無害ですから。

安心していらっしゃい。

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