かつては失敗ばかりだった私が、認知の歪みを理解し、10 分間の朝の習慣で人生を変えた話

@tsumugi_utatabi
日本語2026年8月15日
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TL;DR

著者は、認知の歪みを理解することが、いかにして絶え間ない自己嫌悪を止める助けになったかを解説しています。モーニングページを実践することで、思考を批判するのではなく好奇心を持って観察することを学び、より穏やかな人生を送れるようになりました。

正直、歪みなんて、ないに越したことはない。

20代の頃、職場で何かミスをしたり、上司に指摘されたりすると、私はとにかく「自分は弱い」と評価していた。

どうして出来ないのだろう。

なぜ、いつもつまずいてしまうのだろう。

そう考えることはあっても、「じゃあ、どうしたらいいのか」と具体的に向き合うことは少なかった。結局のところ、私にできるのは力を込めて踏ん張ることだけで、「頑張りが足りないのだ」と思い込んでいた。

ただ頑張っても、どこか上手くいかなかった。同じところでつまずいて、同じように自分を責めて、また頑張る。そんなループを繰り返していた。

転機は、「認知の歪み」という思考の癖を知ったことだった。

認知の歪みとは、物事を正確に捉えられず、受け取り方や解釈が偏ってしまう心のクセのことだ。その結果、本当はそこまで悪くない状況でも、自分だけが責められているように感じたり、必要以上に苦しくなってしまったりする。

この傾向は、誰にでもあるものだが、偏見や不合理、非現実的な思い込みなどに縛られると、強いストレスや、人間関係でのトラブルにつながることもある。

認知の歪みには大きく分けて10パターンあるので、よければ、ざっと目を通してみてほしい。

**①全か無か思考 **

物事を白か黒か、完璧か失敗かの両極端でしか捉えられない。例:「100点取れなかったから、完全な失敗だ」

②過度の一般化

一度や二度の出来事から、それが永遠に続くと決めつける。例:「今回失敗したから、私はいつも失敗する」

③心のフィルター

ネガティブな一面だけに注目し、ポジティブな面を無視する。例:プレゼンで9割は成功したのに、1つのミスだけを気にする

④マイナス化思考

良い出来事を何らかの理由で「ノーカウント」にしてしまう。例:「褒められたけど、お世辞に決まってる」

⑤結論への飛躍

根拠なく悲観的な結論を出す。「心の読みすぎ」(相手が悪く思っていると決めつける)や「先読みの誤り」(悪い結果になると予測する)を含む

⑥拡大解釈と過小評価

自分の失敗や他人の成功を大げさに考え、自分の成功や他人の失敗を過小評価する

⑦感情的決めつけ

自分の感情を根拠に現実を判断する。例:「不安だから、自分の人生には価値がないと考える」

⑧すべき思考

「〜すべき」「〜ねばならない」と自分や他人に厳しいルールを課す。達成できないと罪悪感や怒りを感じる

⑨レッテル貼り

一つの出来事から自分や他人に否定的なレッテルを貼る。例:ミスをしただけで「私は駄目な人間だ」

**⑩個人化 **

自分に責任がないことまで自分のせいだと考える。例:「チームが失敗したのは私のせいだ」(実際は様々な要因がある場合でも)

この10パターンを知ったとき、私は思った。

「ああ、私がやっていたのはこれだ」と。

特に心当たりがあったのは、①全か無か思考と⑩個人化だった。一つのミスで「全部駄目だ」と思い込み、チームの問題まで自分一人の責任だと感じていた。

けれども、知っただけでは何も変わらなかった。頭では認知の歪みがどういうものか知っていても、気づいたときにはもう落ち込んでいる。のみ込まれる前に自分の思考を捉えることが、どうしてもできなかった。

そこで始めたのが、朝10分のモーニングページだった。

https://x.com/tsumugi_utatabi/status/2011762151623704610

詩旅 紡 - inline image
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朝、目が覚めたら10分だけ、思いついた言葉を思いついたまま書く。

モーニングページの効果として、頭の中の思考や感情の整理、精神的なデトックス、いわば脳の排水を促して、ストレス軽減や自己肯定感向上、創造性や集中力の向上などが期待できるらしい。

ただ実践していく中で、私なりに二つ利点を見つけた。

一つ目は、朝が一番、自分の気持ちに正直になれるということ。夜は疲れて思考が歪むし、昼間は理性で取り繕ってしまう。ただ朝、まだ誰とも話していない時間に書く言葉はとても素直だった。

社会的な顔をつける前、誰かの期待に応える前の、生の感情がそこにある。

それを先に認識しておける。すると不思議なもので、1日の中でどれだけ周りに合わせても、「でも朝の私はこう感じていた」という芯が残る。流されても、完全には失われない自分がいる。それが掬いになった。

二つ目は、自分に対して「興味深い」という気持ちが湧いてきたということ。

書いていると、「あ、私、今こんなこと考えてるんだ」「こういうとき、いつもこのパターンだな」と、自分を観察する視点が生まれてくる。責めるのでも、否定するのでもなく、ただ「へえ」と眺める感覚。

特に、この「興味深い」という距離感が、私にとって大きな掬いとなった。

→【続きはnote記事】認知の歪みは「直す」ものではなく、「〇〇」もの

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