日記を利用した「デバッグ」はやらない理由がありません。
ぶっちゃけてしまえば、頭いい人の習慣は「日記」です。
日記を単なる記録で終わらせるのは、宝の持ち腐れだとぼくは思っています。
多くの人は「今日はどこへ行った」「何を食べた」と事実だけを書き残します。
しかしながら、それだけでは本当の意味で思考は深まりません。
もちろん、数行だけの日記にも大いに意義はありますし、以前「3行日記」というテーマで記事を書いたことがありますが、 日記の本質は、誰にも邪魔されない自分だけの世界で、自分と静かに向き合うことにあるのです。
ある心理療法の書籍で「書くことは思考を外に出す行為(外在化)です。」という一節がありました。
「思考を深める」という文脈ではなかったものの、 この「外在化」という発想は大いに"使える"と感じました。
すなわち、出来事を書き留めるのではなく、思考そのものを書き出すこと。外在化すること。思考をメタ的に見れるようにすること…
その違いを意識してから、ぼくも日記の使い方がガラッと変わりました。
地頭を鍛えるための日記とは、単なる「出来事の記録」ではなく、日常で起きたトラブルの裏側にある「設計図」を読み解く作業…
つまり「デバッグ」の作業だと思ってます。
何かがうまくいかなかったとき、多くの人は「疲れた」「相手が悪い」といった一時的な感情(解釈)だけで終わらせてしまいます。
しかし、知性のある人は、その背後にある因果関係を冷静に書き出します。
例えば、いつも会議の準備でバタバタしてしまうなら、単に「時間がなかった」で済ませません。
「資料の締め切りを前日に設定していない→当日朝に修正が発生する→直前にパニックになる」という背景構造を「→」でつないで可視化するなどします。
こうして書き出すことで、自分の意志の弱さではなく、スケジュールの組み方という「システムの不備」が浮き彫りになるでしょう。
これは構造把握術の一例でして、日記を通じて「事実」と「感情」を切り分ける習慣があれば、次に試すべき具体的な一手(仮説)が自然と見えてきます。
書くことで構造を掴む。
それだけで問題の9割は解決したも同然です。
日記の積み重ねが、どんな状況でもブレない知性を作ります。
【参考記事】
・日記の習慣で1%ずつ「思考深化」していく方法
https://note.com/yumaevo/n/n69cd56fe9c93?sub_rt=share_b
・思考と人生を変える「日記」の技法





