パワハラじみたこと言います。上司は部下に対してこう思ってます。
「いいから早くやろうぜ」
遅いんです、作業スピードが。
上司から何か依頼されたとします。 例えば、広告のバナーを考えてくれと。
まず説明を受けますよね。
その時点で、上司の頭の中には仮説も最終アウトプットのイメージも、7割くらいの精度でもうあります。自分でやれば1時間で終わる。でも、それを部下に任せる。育ってほしいから。
一方、部下は「分かりました、ちょっと考えてみますね」と。
ん?ある程度のもの、こっちの頭にはできてるけどな。今説明したけどな。 しかも「ちょっと」ってなんだよ、仕事だぞ。
そして1週間後。
「少し考えてみたので、方向合ってるか見てみてほしいです」
え?……まあ、見てみるか。
で、全然変なものが出てくる。
精度どころか、方向が違う。 何から言えばいいものか。
もっと酷いケースもあります。 1週間経っても音沙汰なく、こっちから聞くパターン。
「あれ、どうなった?」
「あ、他の業務があってまだやれてなくて……」
ええ……1時間程度のやつなんだけどな……。というかほかに業務ってなにがあったっけ。。
そこから上司の期待値に添えていないことに気がついて、挽回したくて、うんうん考える。あれこれ調べる。 上司に小出しで方向性を探ってみる。
やめてくれ。
できてないの、知ってるから。 変に挽回しようとしなくていい。はやく話そうよ。
できないことに怒ってなんかないし、頑張ろうとしてるのも知ってる。
だから、作業とかできそうなことに逃げないで。 話せばいいだけ。
能力の高低で怒ることも、落胆することもないよ。 打席に立たずに逃げようとする姿勢だけが、嫌なんです。
上司の本音、話します。
まず、上司はあなたの3倍の速度で仕事ができます。というか捌かないといけない量が3倍存在しているのです。
なので作業の時間軸が3倍は早いのです。
しかし、だからと言って業務のひとつひとつが「自信をもって完璧にできている」なんて思っていないです、やるしかないからやってるだけです。
そして勿論、いきなり部下がすごい精度でできるとも思っていない。 自分だってできないんだから。
だから、最初は自分の7掛けくらいでいい。 何回か一緒にやって100%になればいい。 そしていつか、自分でもできないレベルに成長してくれたらいいな、と思ってます。その分野で旗を立ててくれたらいいな、と。
でも、さっきのままだと何が起きるか。
「こいつに渡しても1週間後にえらいことになるだけだ」
渡すのやめよう、となる。
とはいえ稼働を持て余せないので、とりあえず影響度の少ないものだけ渡す。勿論やりがいなんてない。 そして部下はぐちぐち言い出す。
「もっとやりがいのある仕事がしたいです」
いや、それ自分で閉じたんだよ、という話なんです。
じゃあどうすればいいか。
上司に言われたら、1時間ですぐ持ってくんです。
「考えました」と。
精度は低くていい。方向だけ合わせに行く。
そこで修正を受けたら、さらにその日のうちにもう一回持っていく。
次の午前にまた持っていく。
昼には、上司の期待くらいのものができている。
それでようやく上司の期待感のスピードです。
これが「できる人」と「そうでない人」の差分
スキルじゃないんです。 センスでもない。
最初の1時間で持っていくかどうか。上司の時間軸を知っているか。
ただ、それだけの差です。
でも、この差が積み重なると、渡される仕事の質が変わり、成長の角度が変わり、1年後には全く違う景色を見ている。
上司は別にあなたを苦しめたいわけじゃない。 「早くやろうぜ」は、できる人への一歩目です。
受け取りにいきましょう。すぐに打席に立ちましょう。激流のなかで一緒に動きましょう。
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