偉大なる Smagu

@misoshiru110
日本語2026年8月18日
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TL;DR

Misoshiru が語る、数ヶ月にわたる名前の勘違いと、Smaug を探し求めた結果ボードワイプで幕を閉じた、手に汗握るコマンダー戦のコミカルなエピソード。

私は「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」初心者のみそしる。

いわゆる、コマンダー新規勢である。

ひょんなことから「書かれざる者、ウレニ(Ureni of the Unwritten)」と出会い、今では世界中のドラゴンと友達になることを夢見ている。

1. 私とスマグウ

ここ1、2ヶ月、何の気なしにX(旧Twitter)を眺めていると、必ず流れてくる広告があった。

かのTCG、マジック:ザ・ギャザリングと『ホビット』のコラボ広告である。

そして、その広告には決まって一匹のドラゴンがいた。

黄金に囲まれながらグウグウ眠っている。

あまりにも、可愛いのだ。

どうやら「スマグウ」という名前らしい。

しかもなかなかに強いらしいのだ。

私は『ロード・オブ・ザ・リング』はおよそ2まで見たはずだ。

指輪を探す物語であることだけは知っているのだ。

だが、そんなことは些細な問題なのだ。

私も今や、プレインズウォーカーの端くれ。

そして「書かれざる者、ウレニ」と共に戦うドラゴン使いである。

「ドラゴン」と名のつくものを欲してしまうのも必然。

もはや欲望ではなく宿命なのだ。

欲しい。

絶対に欲しいのだ。

スマグウちゃんをウレニと友達にしてあげるのだ。

2.スマグウってさ、

時は満ちた。

広告を見過ぎて既に知り合いくらいの関係値ではありそうだが、ついにスマグウと友達になるのだ。

この1、2ヶ月、幾度となく目に焼き付けてきた、あの愛らしき寝顔。

ついに我が手中へ収める時が来たのである。

胸躍る気持ちを抑えながら、晴れる屋さんのページを開き、検索窓にその名を刻む。

「スマグウ」

検索。

ないのだ。

スマグウが、いないのだ。

どういうことなのだ?

時空の歪み、あるいは私だけが異なる次元に取り残されているのだろうか。

私は真相を突き止めるべく、この世の賢者と名高いGoogleに問いかけた。

「スマグウ 発売日」

そして、無慈悲なる神託が下ったのだ。

次の検索結果を表示します。

「スマウグ 発売日」

スマウグ。

スマグウではなく、スマウグだったのだ。

私はこの1ヶ月、いろんな人とスマグウの話をしてきた。

「スマグウ欲しい」

「スマグウ絶対ウレニに入れる」

恥ずかしいのだ。

ちなみに私は『ソードアート・オンライン』のアニメも映画もすべて見ているが、

ユージオのことを長らく裕次郎だと思っていた。

3.ウレニの真髄

スマウグを仲間に迎えての初戦。

本日使うデッキはもちろん

「書かれざる者、ウレニ」デッキ。

序盤。

対面の人の盤面が、やたらと進む。

辺りを見渡すと、みんななんか強そうなのだ。

だがしかし。

この一戦、私もまた尋常ではなく調子が良かった。

今こそ、ウレニの力を魅せつけるのだ!

「パンハモニコン」!

アーティファクトやクリーチャーである1つが戦場に出たことによりあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力1つが誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。

これでウレニの誘発が2回発動するのだ!

行くぞ!仲間を迎えに!

スマウグと、空へ!

ウレニ、飛べ!!!

最初の8枚を確認。

「歩哨竜、ミーリム」

飛行、護法2

トークンでもこれでもないドラゴン1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのドラゴンが伝説であっても伝説でないことを除き、それのコピーであるクリーチャー・トークン1体を生成する。

パンハモニコン誘発による8枚を確認。

「霜のモーリット」

多相(このカードはすべてのクリーチャー・タイプである。)

あなたは霜のモーリットを、これの他のタイプに加えて伝説であり氷雪であることと、これがクリーチャーであるなら+1/+1カウンター2個が追加で置かれた状態で戦場に出て多相を持つことを除き、あなたがコントロールしているパーマネント1つのコピーとして戦場に出してもよい。

これでウレニのコピーになったらどうなる・・・?

私は確信した。

これは偶然ではない。

ウレニでスマウグを呼べという、神の思し召しなのだ。

1、2ヶ月。

募らせ続けた愛。

想い。

執念。

そのすべてがカードに。

ウレニに。

そして我が愛しきドラゴンたちに

伝わっているのだ!!!

行け!モーリット! ウレニとなって降りてこい!

ウレニは死ぬ。

だが、構わぬ!!!

新たな仲間のための犠牲となれ、ウレニ!!!

ミーリムとパンハモニコンが誘発!

探せ!スマウグにたどり着くまで・・・!

来い!「洞窟に宝蓄えしドラゴン」!

速攻で更なるお宝を生み出す!

その出したお宝で統率者領域に戻ったウレニを再び空へ羽ばたかせるのだ!

デッキが凄まじい勢いで掘り進められていく。

もはや山札に逃げ場などない。

スマウグよ、どこに隠れていようとも無駄なのだ。

必ず見つけ出す。

絶対君に辿り着く。

この1、2ヶ月、恋焦がれ続けたあのドラゴンに。

仲間になった、最初の一戦。

これが運命。

これが絆。

これが、愛。

私は自分のカードを愛している。

ウレニを、そしてドラゴンたちを愛している。

そしてついに

もう何度目か数えていない。

運命の8枚。

一枚。

また一枚と確認していく。

そして

いた。

・・・いた。

ついに、いた。

私の可愛いスマウグちゃん!!!!

赤色のカード。

愛らしいドラゴン。

間違いない。

ついに巡り会えたのだ。

幾度もの数えきれないウレニ誘発。

その果てに、我々は出会った。

これが愛の力。

運命は今、私に微笑んでいる。

さあ来い、我が戦場へ。

共にこの世界を蹂躙しようではないか。

そして私はその名を呼んだ。

「マラング川の執政」

これにより、プレイヤーの土地以外のパーマネントを手札に2枚戻させる。

パンハモニコンが誘発、さらに2枚。

ミーリムが誘発し、コピーが出現、さらに2枚。

パンハモニコンが誘発さらに2枚。

ミーリムの能力によりパンハモニコンが誘発し、もう一体コピーが出てさらに2枚。

そのコピーが出たことでパンハモニコンが誘発。さらに2枚。

この世の全てが、消えていく。

対戦相手たちが築き上げた結晶が、一枚、また一枚と還っていく。

私は全員の盤面にあったカードを、文字通り手札へ叩き返した。

世界にはもう、私とドラゴンしかいない。

これが私の想い描く、ドラゴンだけの理想郷。

スマウグは、山札の一番下に無作為の順番で送られた。

おわり。

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