私は Claude Code、Codex、Cursor といった AI コーディングアシスタントをかなり長い間使ってきました。これらはすでにソフトウェア開発のやり方を変えてくれましたが、Grok Bot は別のものを変えました。それは「1日の働き方」そのものです。
最近、1日の大半をスマホから Grok Bot を使って過ごしました。終わってみると、デスクに座って作業したときに想定していた以上の成果が上がっていたのです。
しかも、AI に質問したりテキストを生成させたりしていただけではありません。実際のエンジニアリングプロジェクトを進めていたのです。
スマホがワークステーションになりつつある
https://x.com/melvindvivas/status/2108249363432788364
その日、私は EmbeddingGemma 2 と Liquid AI の D1 モデル向けの Google Colab ノートブックに取り組んでいました。さらに、Qwen3.5-4B と Gemma 4 E4B を使った意思決定モデルのファインチューニング実験も開始しました。
これらは普段ならパソコンの前に座り、ドキュメントを読み込み、環境を構築し、コーディングエージェントと連携しながら進めるようなタスクです。
それが今回は、スマホでの会話を通じて作業の多くを調整していました。
他にも、自分のウェブサイト用の Grok Bots ページを作成し、MiniMax H3 のフェイクスワップ動画を実験し、Windows ドライブの容量を圧迫している原因を調査しました。
その合間に、信頼できないコンテンツのレビューを支援するセキュリティボットを作り、定期更新を行う株式トレーダーボットとも連携して市場データの処理を進めました。
これらすべてが、移動中やちょっとした空き時間にスマホを確認しながら進められたのです。
デスクに縛られることなく、本格的な仕事をこなせていたのです。
「AI ツールを使う」から「仕事を任せる」へ
以前は、AI コーディングアシスタントを使っていても、ワークフローの大部分を管理するのは私自身でした。モデルを調べ、ドキュメントを集め、IDE を開き、コーディングエージェントに実装を依頼する——という流れです。
今では、それらの手順を Grok Bot にまとめて指示できます。
私にはそれぞれ異なる役割を持つ 29 のボットがいます。チーフ・オブ・スタッフである Emma がチーム全体を統括し、リサーチ用ボットが情報を集め、Coder がクラウド上のコーディングエージェントと連携し、コンテンツ用ボットが実験結果をチュートリアルや記事へと仕上げてくれます。
たとえば、新しいモデルを試したいときは、Emma にリサーチと実装の調整を頼むだけです。彼女はリサーチ用ボットから必要な情報を取得し、それを Coder に渡してくれます。
コードのレビュー、ノートブックのテスト、最終的な意思決定は今でも私が行います。しかし、すべての引き継ぎを手動で管理する必要はなくなりました。
さらに Grok Bot は iPhone、Mac、PC でシームレスに動くため、スマホで始めた作業をリモートデスクトップの設定なしに、別のデバイスからそのまま確認し続けられます。
仕事に対する考え方が変わり始めている
最大の変化は、必ずしも作業スピードが上がったことではありません。仕事への向き合い方そのものが変わったのです。
以前は「どのアプリを開くべきか」から考えていました。今は「何を達成したいのか」「どのボットに頼めばいいか」というところからスタートすることが多くなりました。
もちろん、コードのデバッグやモデルのテスト、複雑な作業が必要なときは、今でもデスクに向かう時間が十分にあります。
それでも、驚くほど多くのエンジニアリング業務がスマホから始められ、調整できることに気づきました。
そして、これは今でも信じられない気持ちです。
何年もソフトウェアエンジニアとして働いてきた私にとって、本格的な開発とはパソコンの前に座ってやるものでした。
それが今では、デスクから離れて Grok Bot にいくつかメッセージを送るだけで、リサーチやコーディングなどのタスクがどんどん進んでいくのです。
スマホがワークステーションに取って代わったわけではありません。しかし、そこで進む仕事を管理するための手段になりつつあります。
この仕組みはまだ試行錯誤の段階ですし、ボットたちも決して完璧ではありません。それでも、1日でこれだけのことがこなせると実感した今、これが私の働き方のずっと大きな部分を占めるようになると思っています。
Grok Bot の実験や AI エンジニアリングプロジェクト、チュートリアルについては、X や DonvitoCodes でもっと詳しく発信しています。





